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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生31

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

15:30~15:55 集合(事前の文書に指示)
15:40 1階ラウンジから係の指示によりエレベータで6階の階段教室に移動。4列で受付。番号順に着席。「1-1」~「25-4」までの名札を首から下げる。この時間帯は4人×25班=100名。
通信機器使用禁止。蓋つきドリンクのみ可。トイレは一定時間ごとに呼び掛けがあり、演壇前に集められて係員が同行。 (トイレに行く人が見世物状態)各自席にて勉強などする。
16:20 20名ずつ呼ばれ、まとまって一列になり、5階に階段で移動。普通教室で着席し待つ。
16:44 4名ずつが呼ばれて席を立ち、面接教室前の椅子に移動。(ここだけ寒い)各部屋前に椅子が2脚、一人ずつ各部屋の前に座る。 前の受験者は既に退出済み。
16:45 日本人面接官がにこやかにドアを開けてくれて、私はGood afternoonと明るく入室。
外国人面接官がにこやかに着席を指示。(椅子が2つあって手前にバックやコートを置いた。)

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代~50代くらいの穏やかな男性(きっとアメリカ人。)
日本人:60代前半のベテランな感じの女性。笑顔。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

日本人:名前、生年月日、どこに住んでいるかを聞かれた~練習通り大きな声で回答。
(4) プレゼンテーションの3つのトピック
1.杉玉 2.賽銭箱 3.(忘れた)

(5) 選択したトピック

賽銭箱

(6) プレゼンテーションの再現

 賽銭箱は神社や寺のmain hall前にある。人は神様に感謝し、願い事をするときに賽銭箱にcoinを投げ入れる。神社での参拝方法をジェスチャー付きで詳しく説明。次に寺での参拝方法もジェスチャー付きで順次説明。ところで、神社は神道、寺は仏教の神々が祀られている。日本には二大宗教がある。神道は日本固有の宗教である。神々は自然や祖先などの霊である。仏教は6世紀に中国から伝来した。人々は年始や様々な機会に神社や寺にお参りする。(このあたりで2分経過)→お題の紙はちゃんと椅子の上に置いて、身振り手振り付きで楽しく説明した。
質疑応答(1つだけ):外国人面接官が神道と仏教の神々の違いを質問した。私は再度日本固有の神道について、とインドで生まれ、中国や韓国を経て日本に伝来した仏教を説明。(ブッダがfounderと言えばよかったのに!)だが、外国人面接官は次のセクションへと移行させた。

(7) 通訳の日本文

 浅草には浅草寺があります。浅草寺は大きな赤い提灯のある雷門が有名です。仲見世通りもたくさんの和菓子屋や土産物屋が立ち並び、いつも訪日外国人観光客でにぎわっています。
(8) 英語訳の再現
Asakusa has Sensoji temple. Sensoji is famous for kaminari-mon gate , the thunder gate. It has a large red lantern. In addition, Nakamise street has numerous souvenir shops such as Japanese sweets and other souvenirs. It is crowded every day.(今思うと、訪日外国人観光客を入れなかった気がする!!)

(9) 通訳実務

「お客様は浅草寺、スカイツリー、明治神宮、皇居を半日で回る、との指示がエージェントからあって客もそのつもりでいるが、半日では回り切れない。あなたはどう対処するか。」とA5の紙に印刷があり、外国人面接官がこちらまで出てきて渡してくれた。日本人面接官が「それを読んであなたが通訳案内の実際の現場にいたらどうするか英語で答えてください」と説明した。その説明を聞いていると紙が読めないし、一瞬困ったが、やはり紙を読むほうに集中した。
 初めに、「では近い二つ(浅草寺とスカイツリー)だけ回りましょう」と回答。すると、二人とも困った顔をするので、私はこれは違うか?と思い直し、しばし考えあぐねていたら、外国人面接官が救いの質問をしてくれた。「itinerary を話して!」と言う。なので、私は「浅草寺に1時間ほどかかり、スカイツリーは1時間半くらいかかるとして、その時点で時間がまだあるようなら明治神宮に行きましょう!」と回答すると、二人の面接官は満足したようだった。

(10) 試験終了後のやり取り 

特になし。

(11) 終了後、退出してから解散までの手順

「Thank you very much!ありがとうございました!」と笑顔で一礼した。面接官も笑顔だった。

(12) 全体を通しての感想など

二人の面接官が終始おだやかで笑顔だったので、私も落ち着いて面接を受けられて感謝しています。結果はどうなるかわからないが、とにかく落ち着いてできてよかったです。これは練習の一番の成果だと思う。でも、もっと歌舞伎とか浮世絵とか寿司とかのお題をたっぷり話したかったです。9月以降頑張ってきたので感慨深いものがあります。
CELでの勉強、とても楽しかったです。ありがとうございました。


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