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CEL受講生の体験記

2013年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声挫折知らずのパーフェクトプランで一気に合格!

沢野 敦子さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース

 

<国際交流を極めるために>

 ちょうど1年前、少しまとまった時間がとれるようになったのをきっかけに通訳案内士試験の受験を思い立ちました。高校時代から続けてきた国際交流活動の中で、日本や日本文化について質問をされた時に的を射た受け答えをすることができず、歯がゆさを感じることが度々ありました。通訳案内士試験の勉強を通して、日本や日本文化をきちんと学び、それを英語で表現し、伝えられるようになりたいと思い受験を決意しました。

 そこで、CELの説明会に参加し、江口先生の軽快で、熱意あふれる語り口にひかれ、1年後の合格を目標にCELに全てを託そうと、通訳ガイドパーフェクトプランを受講することにしました。

<ひたすらCEL漬けの1次試験対策>

  1次試験の英語筆記試験対策では、英文読解や英文和訳、和文英訳、日本事象の英訳など、試験に即した設問がバランスよく配置されたテキストを使用します。TOEIC930点あり、ビジネス英語にはそこそこ慣れていましたが、CELのテキストには第1回目から苦戦しました。日本事象を語るための語彙を知らなければならないという問題もありますが、CELのテキストには、単なる試験対策ということではなく、真の英語力を育成する、という先生の強い思いを随所に感じました。そのため、実際の試験の方が易しく感じられたほどです。

 日本地理、日本歴史、一般常識については、途中さまざまな誘惑がありましたが、曽根先生から「CELの教材だけで十分」というお言葉があり、とにかくCELの教材、過去問だけを利用して、特に、すべての授業が終わってからの7月~8月で集中的に仕上げました。ただし、日本史は苦手だったこともあり、モチベーションを上げ、また歴史観を養うためにNHKオンデマンドで「歴史ヒストリア」「BS歴史館」「その時歴史が動いた」などの歴史関連番組をよく観ました。一般常識は範囲が無限に広いですが、曽根先生は「これは解けなくてはいけない問題、これは皆が解けない問題」とポイントを絞り、優先度をつけて教えてくださったので肩の力を抜いて覚えることができました。また問題に取り組むうえで、できる問題かどうか見極める目をも養うことができました。おかげで、2月にゼロから始めた3科目も、日本地理と一般常識では8割を優に超える点数で、すべて合格することができました。

 1次試験対策の時期、何よりも重視したのは休まずに授業に出席することです。これまで英語はほぼ独学で勉強を続けてきたこともあり、プロの先生の授業を受けるのは、本当に学びが多く、毎回とても楽しいものでした。江口先生の授業を毎回逃さずに出席していれば必ず合格できる!と信じて、少ししんどいと感じた日も、何とか気合を入れてとにかくCELに通いました。

<アウトプットに燃えた2次試験対策>

 1次試験対策の授業で徹底的に日本事象に関する英語を頭に入れ込み、8月25日に1次試験がありました。そのすぐあと、9月7日には、アウトプットの練習として、日本事情コースVer.2が始まりました。2次試験対策はすべて英語による授業で、受講生も英語で回答します。日本事情コースVer.2では、2時間の授業で2~3回自分の番が回ってきます!本当に緊張するので、それをいいプレッシャーにして、予習は念を入れて勉強しました。毎回のテーマに応じて、『新・英語で語る日本事情』の該当箇所の語彙を確認、予習教材の英文をチェック、質問の回答を用意、と予習は毎回本当に大変でした。すべては、2時間の授業を最大限に充実したものにするため。大変でしたが、自分なりに万全な準備をしていると、自信がついて緊張しつつもマイクを手にした時に乗り越えられるような気がしました。どんな回答をしても、江口先生は絶妙な返しをしてくださいますし、次の質問を引き出してくださいます。また、他の受講生の方々の回答を伺うのも大変勉強になりました。江口先生手作りの教材は、本当に品格ある英語が使われた日本文化に関するもので、読みごたえがありました。

<鍛えられた2次直前模擬面接クラス>

  2次試験は、新たに通訳とプレゼンテーションが取り入れられるということで、その対策講座「模擬面接クラス」を試験直前に5回受講しました。通訳および2分のプレゼンテ―ションを少人数のクラスで行います。3~4人ぐらいの受講生がいる前なので適度な緊張感があります。本番さながらに時間的なプレッシャーを感じながら、通訳ではメモをどのようにとるか、文章をどのようにシンプルに組み立てるか、プレゼンテーションではどのように文章を構成するか、時間感覚をつかむか、笑顔や視線を保つかといったことを練習できました。第3回目ぐらいの時に、緊張と知識が乏しいトピックだったこともあり、パニックになり沈黙してしまったことがあったのですが、先生から「止まってはいけない。通訳ガイドをやっていると、時に言葉が出なくなることもあると思うが、そうなったら別の方向に話を持っていってなんとかつないでいくことが大事。」とおっしゃっていただき、トラブルからの回避方法も教えていただきました。また、普段は、話している自分の英語を客観的に観察する機会はあまりありませんが、発音、スピード、言い直し、時制、その他本人が気づかないクセを、先生が注意してくださるので大変有意義なクラスでした。

 また、モチベーションの向上と息抜きを兼ね、英語ガイド付きのはとバスツアーに参加しました。そこで外国人ツアー客の方々と一緒に楽しむということももちろんですが、後日無料のガイドを申し出て、何人かの方を明治神宮、原宿、上野、銀座などに案内させていただいたりしました。

<予定とおり1年後の合格を手にして>

 長いようであっという間のCELとともに歩んだ1年が終わり、本当にこんなに早く手にできるとは思わなかった通訳案内士登録証が今、手元にあります。先生方皆様、スタッフの皆様、先輩方、教えていただきましたこと、支えていただきましたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、共に机を並べて学ばせていただいたCEL受講生の方々は何よりもの財産です。このつながりを今後とも大切にさせていただけたらと思っております。
 重ねて、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。