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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生21

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

15:30    受付開始。番号札を受け取り、首からさげる。番号順に待合室の座席に着席。注意事項の紙が座席の机の上にあり、全員そろってから読み上げられた。携帯電話の電源を切るよう指示あり。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
16:15頃 8人くらいの単位で、係員の先導で別の建物の部屋に移動し、番号順に着席。通信機器の使用不可。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
16:35頃 1組目(8人ぐらいの単位)が試験会場へ移動。
16:50頃 2組目で呼ばれて席を立ち、面接の部屋の前へ移動。各部屋の前に椅子が2席あり、一人ずつ各部屋の前の椅子に座って、中から案内されるまで待つよう指示される。
3分ほどしたら、日本人試験官の方がドアを開けてくださり、 部屋に入るよう指示される。「Good Afternoon!」と言って入室。
試験官の前に椅子が3つ並んで置いてあり、手前の椅子に荷物を置き、真ん中に座るよう日本語で指示される。奥の椅子にはメモとボールペン3本が置いてあった。
荷物を置いているときに着席してくださいと英語で指示されたので、「Thank you」と言って着席。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの女性。イギリス英語のようなアクセントがあったので、イギリス人かなと思いました。
日本人:40代くらいの女性。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

日本人試験官から、名前、誕生日、どこに住んでいるかをまとめて英語で質問される。名前、住んでいる場所、誕生日の順番になってしまったが、まとめて回答。
それ以上の質問はなく、すぐに通訳の試験に入りました。

(4) 通訳の日本文

大阪は瀬戸内と川?の交わる場所にあり、車や電車が無い時代から栄えていた。アジア中から商人や旅人が多く集まるところだった。というような内容でした。あまり覚えていなくて、すみません。

(5) 英語訳の再現

必死だったのでなんて言ったのかあまり覚えていません。とにかく諦めずに回答しなきゃ、という思いと、言い終わってから「Thank you」を言ったことは覚えています、

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.漆器
2.提灯
あと一つは覚えていません。

(7) 選択したトピック

漆器

(8) プレゼンテーションの再現

次のような内容を話しました。

日本には様々な漆器があり、石川県の輪島塗が特に有名です。
漆器に模様をつける技法も様々です。例えば、蒔絵という技法は漆で模様をつけて、金粉を振りかけて、綺麗な模様をつけます。
私も漆器をもっていますが、そんな綺麗な模様はついていません。
味噌汁飲むために自分専用の漆のお椀があり、家族全員それぞれ持っています。
そのお椀で味噌汁を飲むと気分がいいです。
漆器を買う機会があれば、お椀でも箸でもぜひ買ってみてください。

最後に、Thank youと言い始めたのと同時か直前くらいに、日本人試験官から「はい」と言われましたが、そのまま止まるのも唐突だったので「Thank you for listening」と言って終わりました。

蒔絵の話をしている時に自分のエピソードが言えていないと思い、やや無理やりでしたがなんとか自分の話を入れることができました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:漆器の作り方を教えてください。
A:(漆器とは何かに触れてなかったことに気づき)木の器や箸などに漆を塗ったものです。
N:漆ってなに?絵の具?みたいな感じのもの?
A:はい。ペインティングするようなものです。(と言って、ハケで塗る動作をしました。)
N: 一度塗り?それとも何度も重ね塗りするの?
A: 漆器の種類にもよりますが、ほとんどは重ね塗りです。重ね塗りすると美しくなり、また丈夫になります。
N: 漆器は焼くの?それとも乾かすの?専門的なことばかりで悪いけど、とても興味があるの。
A:(興味があると言ってくれて嬉しくなり)That's OK!焼かずに乾かします。木なので焼いたら燃えてしまいます。
N:そうよね。(試験官が当たり前のことを聞いてしまったと思ったようで、dumb
question だったわ、と言っていました。)漆器はお湯で洗っても大丈夫?
A:水のほうがいいですが、お湯でも大丈夫です。でも素早く洗ったほうがいいです。長くお湯につけると壊れます。
N:常識の範囲で使えばいいのね。家族全員がそれぞれ漆器を持っているのが面白いですね。日本では一般的なこと?
A:日本では普通です。
N:お椀以外に、陶器で同じように自分専用のものはあるの?
A:ご飯の茶碗も自分専用があります。
N:洋食器と和食器が混在して使われることに違和感はないの?
A:(なるほど確かに混在して使っているな、と思いながら)それが普通になっているので違和感はありませんが、和の陶器のものだと、より全体が調和します。
N:自分のお椀だとcomfortable と言っていましたが、それは手が?それとも気持ちが?両方?
A:両方です。自分のお椀なので、手に合うし、自分だけのもの!なので気持ちもcomfortable
です。(独り占めするように抱きかかえるような動作をしたら笑ってくれました。)
J:以上で試験終了です。
A:Thank you very much! I enjoyed the interview!
N:Me too.(のようなことを言っていただきました。)

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

荷物を持つ間に日本人試験官の方がドアを開けてくれていました。
ドアの所でもう一度「Thank you very much!ありがとうございました!」とお礼を言って、退出しました。

(13) 全体を通しての感想など

通訳は瀬戸内をそのまま日本語で言ってしまったり、ミスが多かったと思います。
またプレゼンも漆器の定義を飛ばしたり、模様を描く技法から自分の話へ無理やり持って行ったので、ややまとまりがなかったと反省。
Q&Aでは、そんなに質問を用意していたのか!とビックリするくらい次々漆器について聞かれましたが、話している時に外国人試験官の方が漆器に興味があるから知りたいのだ、と言ったので嬉しくなりました。また、自分専用の器がある点が面白い、と言ってくれたことも嬉しかったです。
最後に心から「Thank you very much! I enjoyed the interview!」と言えたくらいQ&Aは楽しめました。言ったあとに、外国人試験官の方から「私も」ということを言っていただいたことも嬉しかったです。
通訳やプレゼンの内容はよくなかったと思いますが、笑顔、楽しむこと、楽しい雰囲気にすることはできたと思います。

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