会員サービス
インターネット授業はこちら

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生32

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

試験会場は昭和女子大学80年館。12:50に到着し、手前のカフェのような場所で待機、トイレに行く。女子大なので、男子トイレが小さい。男性は特に、駅で用を済ませたほうが良いかも。大体は背広等のきちんとした格好だが、ノーネクタイの人、ややカジュアルな人もちらほら。着物の女性は全く見当たらず、着物の人はインパクトが大きいだろうなという感想を持つ。
13:00-13:25で1Fにて受付後、エレベーターで6Fに移動して受付。ここで、”○-1”と書かれた番号札を渡され、首からかけて、大教室に集合(最初の待合室)。(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。食べ物は不可(あめ、チョコも)。トイレに行くときは挙手して係員が同行。これは試験全体を通しての注意事項。
13:40 番号を呼ばれた人(10人ぐらいのグループ単位)が係の指示に従って、6Fの別の大教室(試験直前の待合室)に移動し、番号順に着席、待機。
13:55 私は”*-1”の最初のグループでしたが、この第一グループが呼ばれて席を立ち、面接部屋前の廊下に移動。各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。係の人から、「今、前の方が受験しているので、中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」と指示有り。
14:00 時間通りに、日本人面接官の方がドアを開けてくださり、入室。英語で説明(J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」)があり、2席のうち、向こうの席にかばんを置き、その横に着席。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人(N):50代くらいの大柄な男性。アクセントは特に気にならず、アメリカ or カナダの人かと思いました。声は聞き取りやすく、穏やかで丁寧な印象。
日本人(J):40代くらいの女性。最初から最後までとても優しく、こちらが話しているときも終始笑顔で聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name? + birth date + もう1点質問され、
I am________ and I was born on ________.と返答。最後の質問が聞き取れなかったので、What is your last question? と質問し、住所を聞かれたことが分かったので、I live in ________. と回答。他は聞かれず、通訳に移りました。誕生日は想定外の質問でしたが、何とか落ち着いて回答しました。

(4) 通訳の日本文

富山平野では戦前から稲作の裏作としてチューリップの球根栽培がおこなわれてきました。今日では、国内だけでなく、海外への輸出も多く行われています。富山県砺波市では、4月中旬から5月中旬の間チューリップフェスティバルが開かれています。300種類以上、700万本のチューリップが咲いています。
初旬/中旬/下旬や数字といったキーワードを、正確にはキャッチすることができませんでした。

(5) 英語訳の再現

In Toyama plain, growing tulip root (bulbは思いつかず) has been done as a second product of rice before World War II.
Today, it is produced not only for domestic but also for exporting to foreign countries.
In Tonami city in Toyama prefecture, tulip festival is held from mid of April to mid of May.
More than 300 kinds of tulip and 7 million tulip flower are bloomed there.
ただし、本番では、舞い上がってしまって、時制や数字、単数/複数といった文法項目がめちゃくちゃだったように思います。しかし、一通り言って、1分少し過ぎぐらいでした。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.日本の国立公園
2.高野山
3.(忘れてしまいました。全く話せないTopicで、選択から即座に外したため。)

(7) 選択したトピック

日本の国立公園。
残りの二つは話せそうもなかったので、これに決めました。何か2つのことを1分ずつ言おうと決めていたので、模擬面接練習で話したことがある富士山と日光のことを話そうと決めて、プレゼンをスタートしました。

(8) プレゼンテーションの再現

Let me talk about national parks in Japan.
First, I recommend you go to Mt. Fuji national park. Mt. Fuji is the highest mountain in Japan. It is registered as World Heritage. It is hard to climb Mt. Fuji, because it has 3000 m height. But once you reach to the top, you’ll have the spectacle views, beautiful scenery around 360 degree. You would be greatly impressed. It takes 2 hours by train or bus from Tokyo.
Secondly, I recommend you go to Nikko national park. It is also registered as World Heritage. There is a big shrine. It worship the first shogun in Edo period called Tokugawa Ieyasu. Nikko also has a big fall called Kegon no taki. You can also enjoy hiking around there.
といった内容を話したところで、2分が経過したので、Thank you. と言って、プレゼンテーションを終わらせました。
模擬練習で常に課題だった身振り手振りとアイコンタクトは、本番では意識してできたように思います。アドレナリンが出たからと思います。
一方、文法的な課題、時制や3人称単数、単数/複数といった項目は、通訳に引き続き、めちゃくちゃだったように思います。とにかく、元気と熱意だけで、思いついたことをひたすら話した2分間でした。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:別の国立公園は?
私:Oze national parkを説明。東京の北、福島県にあり、五色沼がとても美しい。
N:そこに山はあるか?
私:山はある。名前は忘れた。
N:そこでCampingできるか?
私:できる。ただし、場所は山小屋近くに限られている。
N:神奈川県のどこかでCampingできるか?
私:(バーベキューできる場所勝手に思い込んで)多摩川の川沿いでできる。
N:そこでfishingできるか?
私:(アユ釣りする人がいたなぁと思いながら) Yes, some people do.
(話が代わって)
N:あなたのHome townで観光できる場所はあるか?
私:(模擬面接練習で同じ問題があったなぁと思いながら) こどもの国がある。こどもと遊べるActivityがたくさんある。
N:(最後に) あなたが通訳ガイドになりたい理由は?
私:(やっぱり出たと思いながら) 私は山登りが好きで、日本には富士山や高尾山以外にもたくさん自然を楽しめる山がある。私はそのような山や自然を外国の人に紹介したいというのが理由です。
N: I like outdoor, too. (だからそういう質問が多かったのか、と納得。)
と笑顔で言われて、終了。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very much. ありがとうございました。
とお礼を言って出ました。

(13) 全体を通しての感想など

模擬練習ではアイコンタクトと身振り手振りが全然出せず、曽根先生に「苦行じゃないんですよ」とさんざん指摘されましたが、本番ではアドレナリンが出たからか、実力以上に、うまくコミュニケーションができたと思います。
これは、お題で「日本の国立公園」があり、Q&Aも含めて、私が話せる数少ないアウトドアネタで会話を終始おこなえたこと、ネイティブの方もアウトドア好きで会話ははずんだ(と私は感じた)ことも良い方向に働いたと思います。○-1番で待ち時間も少なく、緊張が高まる間もなく本番ができました。これらはとてもラッキーだったと思います。
(少し前に、気分転換と日本の宗教の復習を兼ねて、亀戸天神に行き、絵馬で合格祈願しました。神様が味方してくれたのかもしれません。)
話の中では、模擬練習で話した富士山、日光、Home townの観光スポットといったネタが本番でそのまま役立ちました。CELの模擬練習は、本当に役立ったと思います。模擬練習ではいつも凹んでいましたが、本番では反動で逆に開き直れたということもあるかもしれません。
反省点は、時制や数字、単数/複数といった文法項目がめちゃくちゃだっただろうということです。どれだけマイナスとなったかが気になりますが、今回合格できたかどうかは運を天にまかせるしかありません。やはり自分の英語力はまだまだということは再認識できたので、今後も地道にアウトプットの練習を意識してやりたいと思います。
CELの2次対策の通訳練習、プレゼン練習がアウトプットの練習に有効と思いますので、今後も意識して練習していきたいと思っています。
江口先生の日本事情の本、日本事情の授業テキストも繰り返し見返して、通訳の持ちネタを意識して増やしていきたいと思います。

ページトップに戻る

次の受講生のレポートを読む>>