通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生4
(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順
16:00-16:30 集合で大きな部屋に集合
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
16:40 係の指示に従って、エレベータで3F?の講堂のような大きな教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
携帯を持っていないことを確認されていました。
17:00 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に1フロアー上の階に移動。
小教室で着席して待つ。
グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
17:20 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
係の人から、「今、前の方が受験しているので、16:40になったら中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」と指示有り。
日本人のアシスタント?の方がドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。教室には
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」
のような英語でした。(2席あって、手前にかばんを、その横に座れ、と理解)
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。
(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍
外国人:60代くらいの男性
(おそらくアメリカ人。非常に疲れている感じで、半分目をつむっていました。)
日本人:30代くらいのカジュアルな感じの女性。威圧感ゼロで優しかったです。
(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り
J: What is your name? と言われ、I am________.と返答。誕生日とどこに住んでいるか。
試験官は機械的な感じでした。
(4) 通訳の日本文
日光東照宮の有名な陽明門は…、彫刻が素晴らしい? 日暮門とも呼ばれている。由来は、一日眺めていても観飽きないから。 聖人や賢人や….?などが彫られている。
(5) 英語訳の再現
なんとshrine をtemple と言い間違えました。すみません、メモを持ち帰れなかったので後は覚えていません。 わりと短かったです。
(6) プレゼンテーションの3つのトピック
- ?
- 七草
- 風呂敷
(7) 選択したトピック
風呂敷について
(8) プレゼンテーションの再現
まず風呂敷の英訳語がわからず、cotton cloth と言いました。なんか布巾みたいだなと思い、ジェスチャーで大きさを示し、silk and other garments as well とか、material が浮かばず変なことを口走りましたが、外国人試験官はうなずいてくれていました。
包むことやたためること、伝統柄など述べ、詰まらずには話せましたが、冒頭のコットンクロースと、ガーメンツが気になります。
少し短めだったので、sustainable、 reusable とか言えれば良かったのかも。
(9) Q&Aのやり取りの再現
N:風呂敷はギフトと共に上げてしまうのか?
私:「欲しいと言われたらあげるが、たたんで持って帰ることもある.」
N:風呂敷は高価か?どこで買えるか?
私:価格は様々。浅草寺仲見世で買える。安価なものも探せる。
(10) 日本語での質疑応答の有無
ありませんでした。
(11) 試験終了後のやり取り(もしあれば)
ありませんでした。
(12) 終了後、退出してから解散までの手順
Thank you so much for an interview. ありがとうございました。
とお礼を言って、出ました。
(13) 全体を通しての感想など
最後の時間帯で外は真っ暗、外国人試験官は冒頭から、本当に疲れていて早く終わらせたい、という雰囲気を漂わせていて、こちらも、あまり余計なことを言わず要点を簡潔に言おう、という気持ちになりました。浅草を少しクドクド説明して後悔。ジョークを言える雰囲気はゼロでした。
CELの模擬面接で笑顔を強調されたので、そこは頑張りました。最後のQ&Aでは試験官も多少柔らかい表情だった気がします。
拍子抜けするほど本当にあっという間に終わってしまいました。「新・英語で語る日本事情」で、風呂敷の訳語を確認し、ああ直前に読み返せばよかったと…、後悔先に立たず、です。
試験終了後は、最後の人が終了して戻ってくるまで帰れず、通信機器も使えないままで、解放されたのが18:00過ぎでした。
疲労していたのでもうちょっと早く返してくれるか、席順指定を解くとか、その辺の柔らかさがあったら、と思いました。
最後に服装のことで。会場は昭和女子大で、女性受験者は3~4割で少な目、そしてほとんどの方が黒のスーツでした。私は淡いグレーのツイードジャケットにしましたが、会場で一番色の薄い人でした。黒で統一とか、何か暗黙のルールがあったの?と不安になるほどでした。