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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生7

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

13:30-13:55 集合で大きな部屋に集合
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)

エレベータで6Fに行き受付後に大きな教室に移動し、番号順に着席。受付で首からぶら下げるケースに入った自分の番号を渡されます。これは受験番号とは別のもので、受験の部屋へ誘導するために管理されているもののように思いました。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電源を切り、カバンへしまう。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。 ガム・アメ等もNG。
携帯を持っていないことを確認されていました。(係りの人はどの番号の受験生がトイレに行くのか受験生が首からぶら下げている番号をメモしているようでした)
14:30頃 番号を呼ばれた人(6人ぐらいの単位)が更に4Fに移動。
小教室で着席して待つ。 6名のグループが4つだったように思います。1グループ(6名)が面接に向かい、10分強後に次のグループといった具合に進んだように思うので(私は3番目に呼ばれたグループでした)、面接の部屋はその階に6部屋あったのではないでしょうか。
暖房がとても暑かったです。私は通常、人より寒がりなのですがジャケットを脱いで待機していました。
14:55頃? グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
各部屋の前に椅子があり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
面接の部屋の中から日本人の女性がドアをあけ、廊下にいるスタッフの方へ「部屋が暑いのですが」とおっしゃっていました。この直後にいったんドアが閉まり、すぐに開き、部屋の中にくるよう誘導されました。前の受験生がこの部屋の中で面接中でこれから出てくるのかと思いこんでいましたが、廊下の椅子に着席して2分もしないうちに中へ誘導されました。
荷物を椅子に置いて、もう1つの椅子に座るように指示。椅子は全部で3つあり、残りの椅子にはペンとバインダーがありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代後半くらいの男性 笑顔で迎えてくれました。想定していたよりもお若かったので少し戸惑いました。
日本人:50代前半ぐらい?の女性。 とてもテキパキした雰囲気の方でした。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

名前と誕生日、住んでる場所を聞かれました。

(4) 通訳の日本文

道後温泉は愛媛県松山にある温泉施設です。万葉集にも登場し、夏目漱石の坊ちゃんの舞台ともなりました。といったような内容でした。

(5) 英語訳の再現 

万葉集がうまく言えませんでした。全体的に必死に何かをいったと思うのですが、覚えていません。最後まで訳しきれないうちに1分が経過され、途中で中断されて強制終了。日本語で「1分が過ぎましたので終了です」と言われたと思います。そのままプレゼンの説明が始まりました。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.寿司
2.大相撲
3.?(忘れました)

(7) 選択したトピック

大相撲

(8) プレゼンテーションの再現

Sumo is Japanese wrestling. There are big tournament 6 times in a year. It is held 3 times in Tokyo, Ryogoku.
もしもチケットを買えなくてもTVでバイリンガル放送があるから詳細がわかり楽しめます、両国には大画面で相撲中継をみれて土俵もあるレストランもあります、と代案を出したのですが、最初にチケットはどのように買って、料金はいくらでという説明をすっ飛ばしてしまいました。最初からチケットが買えない設定となってしまい、話ながらとても後悔しました。うまく話しを戻して挽回しようとも思いましが、この失敗を忘れて、相撲の起源は神道の儀式ですとか話を次に次に進めました。
通訳パートの時間切れの失敗が怖かったのでいつもの自分のペースよりは早めに切り上げました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

質問された内容:
・チケットはいくら? →マス席だと15,000円ぐらいだと思います。(もっとリーズナブルな椅子席もあると言えば良かったとさらに後悔・・)
・あなたに子供がいたとして、その子がsumo wrestlerになりたいといったらどう? →修行が厳しく大変なのでなってほしいとは思わないけど子供がなりたい!と言うならもちろん賛成します。(私は独身で子供もいないので想定外のこの質問に少し動揺してしまい?普通に答えてしてしまいました(泣)。本当に自分が情けないです。「国技だからもちろんお相撲さんになってくれたら嬉しい!」とでも言うべきでした。)
・相撲はよく見るの?→ 子供の頃は家族とよく見ていました。最近はほとんど見ませんが、見たときは行司さんの伝統的な着物に注目をしています。
・両国は相撲で有名なの?→国技館があり、相撲部屋もたくさんあります。ちゃんこ料理というお相撲さんが普段食べる鍋のレストランもたくさんあります。(a sumo stableのstableという単語がどうしても思い出せず、もうしょうがないのでsumo groups has a each place , roomとか言ったような気がします)
・お客さんはどのように相撲を観戦するの?叫んだりする?それとも静かに見ているの?→エキサイティングな試合だとマス席にある座布団を投げたりしますよと言いました。続けて、それは良い時に?それともクレームとして?と質問があり、両方の場合がありますと言いました。

(10) 日本語での質疑応答の有無 

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り(もしあれば)

紙とペンは置いていってくださいと英語で日本人女性から指示があり、終了。外国人試験官はHave a nice dayとおっしゃってくださいましたが、ボードに挟んである自分が使った紙を手渡そうかせめてボードから外そうか考えてしまっており、「Thank you」と答えて「you, too!」と言いそびれてしまいました。言いそびれちゃった!と今から言おうか、、などと思いながら結局、言わず、用紙もボードに挟んだままとなりました。
コミニュケーションの試験ですので、これは不合格の決め手になってしまったのでは、、ととても後悔しています(それ以前の問題ももちろんあると思うのですが) 

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you for your time. ありがとうございました。
とお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、退出。 最後にお礼を言ったときには試験官はお二人とも次の作業(ボードの紙を取りに来たり、採点?!作業をしていたり?)に移られていてこちらを見てはいませんでした。

(13) 全体を通しての感想など

これまで勉強してきたことや模擬面接で教わったこと・大事なことがうまくだせないまま試験が終了してしまった気がします。笑顔だけは守ったつもりでしたが、実際は果たしてどうだったか。
緊張していたこともあると思いますが、部屋がとても暑く、話している最中に自分の額にかなり汗をかいているのがわかりました。
通訳パートについては、セルで受けた模擬面接では1を超える事はほとんどなく、たとえ1分を過ぎたとしても合図のベルがなりそこから10秒以内に自分で締めくくって終わりにするということをしていたと思うので、強制終了となってしまったことにとても絶望しました。「あ、そうか、強制終了されてしまうのか」と。過去の体験レポートで読んだことがありましたが、すっかり忘れていました。その絶望の中、さっさとプレゼンがスタート。
プレゼンは3つの中ではいちばん自分には話しやすいトピックの大相撲を選びましたが、ああ言えばよかった、こうすればよかったと悔やむことがいっぱいです。自分がまだ合格するに達するレベルではないことが明確となりました。
情けないです。この3年頑張ってきたのに、なんだあの面接は、、という感じです。英語のボキャブラリーの問題もありますが、自分の機転の利かなさが振り返れば振り返るほどあります。自分の今ある力をきちんと発揮できなかったのも力不足のうちだと思います。
試験終了後は、最後の人が終了して戻ってくるまで開放されず、通信機器も使えないままです。15:15には私は終了し部屋に戻っていたと思いますが、最後のグループが終わるまで待ち(トイレには挙手して行くことができます)、解放されたのが15:45過ぎでした。ほぼ通知書にあった時間通りです。
 
全体を通して:
私は2年前の2015年にパーフェクトコースを受講していました。2次面接に進めたのは今回が初めてです。2015, 2016年の2年間も1次試験が終わり次第合否がくるまで2次の勉強に取り組んでいましたが、必死さは今年とはやはり違いました。振り返ると、一生懸命やってはいたのですが、勉強する時間を作り出すことに・2次の勉強時間をとにかくつぎ込むことに燃えていたように思います。手ごたえのあった今年は模擬面接にも4-5回参加し、プレゼンと通訳パートを毎日5つずつを目標に、できる限り取り組みました。昨日の面接を振り返ると、とても悔しく情けなくなりますが、昨日のその面接も私が費やしてきた積み重ねの1つの結果だったと思います。
(昨年合格して今年免除だった一般常識と地理を)また来年1次試験から受けなおしか、、と思うと気が重くなるのですが、江口先生の地理の授業はとても楽しく何回でも聞きたいですし、一般常識も人として社会人として知っておくべき内容です。2次に関しても壁に向かって話す時間がまだまだ足りない!と江口先生がおっしゃっているように、また明日からたくさんたくさん壁に向かって練習していきたいと思います。すべてはこの先につながっていくと信じて、今回のことも1つの通過点にしてこれからも頑張っていきたいと思います。
お世話になった先生方、スタッフの方々、どうもありがとうございました。

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