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コース受講生の声

英検1級コース受講生の声

英検1級試験合格者の声

CELの授業が私の英語の世界を変えた

岩崎 豪さん(通学受講)


 私は独学により英検1級を過去3回受験し失敗の後、CELの英検1級コースを受講しました。CELの優れた指導とテキストのおかげで、受講してからは一発で合格することができました。

<語彙力強化のテクニック>

 言うまでもありませんが、語彙力は英語の総合力の原点です。CEL受講後、すぐに効果が現れ始めたのが、語彙力の向上です。

 まず、講師の田中亜由美先生は英検1級でよく出る単語を知り尽くしています。毎回の授業では、パス単から出題される小テストをやり、解説時には、noteと呼ばれる一つ一つの単語の類義語、対義語や使い方などをまとめた解答集をみながら、覚え方を伝授してくれます。しかもこのnoteに書かれる類義語や対義語自体も英検1級でよく出るものですので、効率的に語彙力を増やすことができます。私はこのnoteの内容を全てパス単に赤ペンで書き込み、何度も見直すことをひたすら続けました。そのおかげで、一度覚えた単語のリテンション力が高まり、本試験の第1問は、語彙セクションが20/21点、イディオム2/4点、合計22/25点を取ることができました。

<ライティングのテクニック~語彙力をライティング力に反映>

 先述したように、単語の意味を類義語で覚えることはエッセイを書く際のパラフレーズ力にもつながります。私は時には英英辞典を引き、類義語をパス単に書き込むなど地道に語彙力を増やすとともにライティング力もつけていきました。

 田中先生がよく言われていたのが、単語だけ、読解だけ、あるいはリスニングだけなど個別のパート毎に勉強するのはよくないというものです。したがって、私はパス単や読解、リスニングで得た語彙も、自作の「エッセイで使えそうな語句リスト」を常に更新し、ライティングに反映させるような勉強を心がけました。これにより、エッセイの総点数は26/32であったものの、そのうち語彙の得点は8/8点でした。

 前項に加え、エッセイの対策について触れます。まず、田中先生は、英検1級受験者では知らない人はおそらくいない「英検1級英作文(旺文社)」の執筆者です。この時点ですでにすごいのですが、ライティングを書くコツを明確に教えてくれます。たとえば、3つのポイントを考えてから自分の立場を決め、導入部では一般論+自分の意見を書き、あまりだらだら書かないようにするという簡潔明瞭な指導をしてくれます。また、添削はネイティブの先生から受けられ、接続詞や助動詞をもっと使うべきなど、ネイティブの視点からの指導及び評価がもらえます。

 巷では、英検1級のエッセイの素晴らしい模範解答がたくさんありますが、これらを単に覚えるのではなく、田中先生やネイティブの先生の指導に沿って自分なりに解答をアレンジして書くなどして、ライティングの勉強の際は、常に鉛筆を走らせるようにしました。

 また、大切にしたいのは、書く練習をする際、時間を測って書いた自分のエッセイを見直す作業です。文法エラーのチェックだけでなく、同じ用語ばかり使用している場合別のパラフレーズができないか、また、接続詞を加えるべき箇所はないかなど、自分の答案をmodifyすることが、よい勉強法だと思います。逆に避けたい勉強法は、手を動かさずに模範解答を眺めることに時間を費やすことです。

<読解のテクニック>

 CELの読解の指導は非常にユニークです。授業の1週間前には課題が配られるのですが、まず、この課題の長文問題は英検の選択問題と違い、設問が記述式なのです。これは英文の内容をしっかり理解させるための助けになる設問で構成されているため、長文を正確に理解する力がつきます。そして、授業では、課題と全く同じ長文を解くのですが、こちらは英検1級同様選択肢問題にアレンジされています。選択問題だけを解くやり方だと、時にはまぐれ当たりとかありがちで真に理解する力が軽視される恐れがあります。ところが、事前に記述式の課題に取り組むことで、曖昧ではない確実な読解力を身に付けることができました。試験本番では、9/10点とることができました。読解はもともと苦手で、いままでは半分くらいしか取れてなかったため、ここでの飛躍的な向上が合格の決め手になったと思います。

<リスニングのテクニック>

 リスニングの勉強は最も苦労しました。なかなか効率の良い勉強法が思い付かなかったからです。そこで、私はCEL授業の復習を心がけました。

 授業のテキストは、スクリプトが穴埋め形式になっており、ディクテーションができるようになっています。これを家でも何度も鉛筆で書いては消しを繰り返しながら復習さ、聞き取る力を養いました。また、聞くときには、あまり小さな内容の把握にとらわれず、大きな内容(いつ、誰が(何が) 、どこで、何をしたか、その主な原因は何か、結論は何か 等)を理解することを心がけました。リーディングでも同じことが言えますが、詳しい内容が問われる設問はあまり出題されません。5W1Hを端的に把握することに集中して聞くことを大切にしました。ただ、本番では15/27点で調子が悪かったです。しかし、パート3は初の満点(5/5点)を取ることができました。

<スピーキング~模擬面接クラスを活用>

 一次試験合格の後、二次試験準備期間は3週間程度しかなかったため、独学では危ないと思い、Dan先生の模擬面接クラスを3回受けました。おかげで一発で合格できました。

 模擬面接クラスでの指導は、あまりextremeな例示は説得力を欠くので一般的な例を挙げるのがよいとか、世間でよく言われている内容をあまり一般化しすぎていうのはよくないなど、独学では決して気づかないポイントを教えていただくことができました。これに留意して、People can ~ではなく、some people might ~, many people might~のような表現を使うクセをつけました。また、スタッフの田中さんからアドバイスをいただいたのですが、質疑応答の際に反対意見が必ず聞かれるため、テーマにおいて、どちらかの意見だけを考えるのではなく、賛否両論をおさえておくのがポイントと言われたため、いろいろなテーマの賛成反対を考えるようにしました。

 実はこれは後述しますが、会話の継続に大きく役立つものでした。具体的な勉強法は、大きめのカードに、過去問や対策本のさまざまなテーマをもとに、表にはテーマや質問、裏には解答原稿を書き、何度もやり直し、口でいう練習をしました。これにより、自然にいろんなジャンルについて、最低限の意見を言えるようになりました。二次試験対策では、よく、ジャンルを絞って勉強する人がいると聞きますが、これは危険です。なぜなら、どのテーマが出題されるかわからないということもありますが、狭い知識では質疑応答の際に応用がきかなくなるからです。実際私は、本番では、政府の科学調査に関するテーマをスピーチに選んだのですが、質問時には、女性の科学分野での社会進出についてどう思うか、など、男女平等に関することが聞かれたりしました。しかし、私はたくさんのテーマの知識を蓄積していたため、落ち着いて答えることができました。また、幅広いテーマに関し賛否両論の意見を用意していたため、会話の継続がスムーズにでき、採点結果のうち、interaction(臨機応変に対応し、会話を継続する姿勢)は8/10点で、これが合格の決め手になりました。二次試験も一次試験のエッセイと同じで、あらゆるジャンルにおいていかに多くの知識があるかが得点に影響すると思います。

 最後になりましたが、田中亜由美先生、Dan先生、スタッフの田中さんに、憧れの英検1級に合格できたことの感謝を申し上げます。ありがとうございました。