<20011年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>![]() 向井 雅恵さん(通学受講)
<CELでまず英検1級をクリア> CELに初めて通ったのは、2008年夏の英検一級一次模擬試験対策コース、Buildupコース、そして二次試験直前の模擬面接クラスでした。知り合いのライターの仕事をしている方から、英検一級の試験対策は、CELがいいといわれたからです。 CELでの試験対策は効果てきめん、その年10月の一次試験に合格することができました。二次面接試験は、一回では合格は難しいと思っていましたが、Dan先生の本番さながらの厳しいアドバイスのおかげで、自分でも驚くほど、すらすらスピーチができ、こちらも一回目の受験で合格できました。スピーチトピックは、「スポーツのもたらす教育的効果」を選択しました。当時小2だった息子がサッカーに夢中だったので、自分の経験を元に、自然にまとめられました。思わぬところで子どもに助けられた、とも思いました。 <短期集中で通訳ガイド試験めざして> その後、幕張メッセで食品博覧会の仕事をした時、もっと普通のことを、分かりやすく英語で即座に言えるようになりたいと思い、通訳ガイド試験を目指すことにし、再度CELで学ぶことにしました。 <おろそかになっていた2次試験対策> 2010年度の本試験、一次試験はなんとか3科目すべてに合格できましたが、今考えると、一次試験合格発表までの二次試験対策がおろそかになっていました。一次試験合格発表後、二次試験までの一ヶ月弱は、自分ではある程度準備できたような気もしたのですが、結果は不合格でした。 翌年の二次試験に向けて、しばらく、やる気が起きませんでしたが、一次試験免除は2011年限りなので、4月からまたCELの二次試験対策コースを、夏には日本事情Ver.2コースの授業をとりました。ここで分かったのは、自分は、やはり、質問に対する答えが不十分だったということでした。本番の面接で尋ねられた「日本のスキーリゾートはどこでどうやって行くか」「日本人が着物を着なくなったのはいつからか」などの質問に対して、CELでやっていたにもかかわらず、私は即答できなかったのです。 <江口先生とDan先生の教えに従って> 江口先生の日本事情Ver.2コースの授業では、日本文化を語ろうとするなら、数学、地学、化学などの関連知識や考え方も理解してないとだめなのだ、と痛感しました。江口先生は、そういった分野にも幅広い知識をお持ちなので感心します。また今回は、Dan先生が授業の中で指摘されたことを踏まえ、その授業で答えられなくても、しっかりと復習し、次回の授業までには自分の言葉で回答できるよう、心がけました。 <最後の最後まで諦めずに> 二次試験前日まで模擬面接クラスに出席しましたが、クラスメートはすらすら答えることができるのに、私は、途中でつっかえるし、歌舞伎と文楽の説明を逆に言ってしまうなど、直前になるまでぼろぼろでした。 それでも背水の陣で、危機感を覚え、本番前日の夜は一人、部屋にこもり、テキストの復習をしました。試験当日の朝は、試験会場に向かう電車の中でもテキストを読み返すなど、諦めませんでした。 そして迎えた、2回目の二次面接試験。出だしに日本の文字の種類について聞かれ、日本事情コースのテキストにあったように答えられ、良い滑り出しでした。途中、つっかえたり、日本の首都が京都から東京に移ったのはいつ、どうして、という質問の答えがスムーズに言えず、慌てそうになりましたが、平易な英語で、なんとか答えるようにしました。面接が終わった後、間違えたのではないかとか、変なこと言ったのではないかと思い、穴があったら入りたいような気持ちでした。ですが、最初の質問に対する答えには自信が持て、日本事情コースの授業を取って、本当によかったと思いました。 <CELでの素晴らしい出会いに感謝> 今年は子供が受験なので、なかなか自分のために、新人ガイド研修や勉強会には参加できないかもしれません。二次試験不合格と合格を1回ずつ経験した今、自分から吸収しようと勉強しないとだめだ、としみじみ思いました。また、この通訳ガイド試験は、傾向と対策を系統的にやって行かないと合格できないと思いました。その点でも、CELに通ったことは正解でした。 CELで出会った素晴らしい方々と、また勉強会などでお会いするのが本当に楽しみであり、自分の支えでもあります。最後になりましたが、田中さんをはじめとする受付の方々もいつも親身に対応してくださり、有効なアドバイスも下さり、ありがたいと思っております。お蔭さまで、合格まで続けることができました。
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