<20011年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>![]() 山本 早苗さん(通学受講)
<英検1級、そして通訳ガイド試験に合格> 一昨年CELのBuildupコース、英検1級1次模擬試験コース、英検1級2次模擬面接コースを受講し、英検1級に無事合格することができました。
(編注:山本さんの英検1級合格メッセージは、こちらに掲載されております。) <「いつかは」と思っていた通訳ガイド資格> 通訳ガイド試験のことは10年以上前から知っており、通訳ガイドの仕事に興味があり、いつかは国家資格を取得したいと考えていました。しかしこれまできちんと勉強したことがなく、いつかは、と思っているだけでした。 一昨年の英検1級合格により、1次英語筆記試験が免除されるため、試しに通訳ガイド試験を受けてみようと思い立ちました。日本地理は以前取得していた一般旅行業務取扱主任者資格のため免除になるので、日本歴史・一般常識の過去問を解くなどして準備しました。 1次試験が終わった後の感触は、特に一般常識があまりよくなかったため微妙でしたが、合格発表まで何もしないにはかなりの日数があること、また1次試験の結果がわかってから2次試験までは1カ月もないため、発表を待たずに2次試験の準備を始めようと思いました。特に、英語で日本事情をわかりやすく伝えるための知識が不十分であると感じていました。 <CELの2次試験対策をフルに活用> 2次試験対策の最初として、まずCELの2次試験対策セミナーを通信受講しました。曽根先生のお話から、「どういった試験なのか、どういう点に気をつける必要があるのか」等を自分なりに理解できました。また、CEL卒業生で現役通訳ガイドの千田直子さんの体験談やご自分が受験された時の様子と勉強法などの詳しいお話も大変参考になり、このセミナーのおかげで方向性が見えてきました。 9月の終わりころからはCELの2次試験対策コースの通学を始めました。普段英語を読む・聴く機会はあっても、話す機会はほとんどなかったため、強制力のあるアウトプットの機会を持つことが必須と思ったためです。 このコースは、実際は大いにインプットの場にもなりました。Dan先生の授業はとてもテンポがよく、扱うトピックもPolitics and Diplomacy, Economy, Tourism and Travel, Family issues, etc.と多岐に亘り、それぞれのトピックに対する外国人の視点からのお話など、非常に興味深いものでした。授業についていくため、こういったトピックを英語でどう説明し、外国人が日本に対して持つ興味・疑問について理解し、自分の考えをどう伝えるか、常に考えるようになりました。また、年齢も人生経験も様々な6名程のクラスメートの考え方、日本事情に関する知識、上手な説明の仕方などから学ぶものが多く、クラスに出席して視野が広がるように感じられることがとても楽しみでした。 普段の勉強では、江口先生とDan先生の著書「新・英語で語る日本事情」を読み、CDを聴いて、日本事情の知識や上手な表現の仕方などを1つでも多く身につけようと心掛けました。江口先生の「日本まるごと英単語帳」の本とCDでも、簡潔にまとめられた日本文化の表現を多く学びました。トラッドジャパンはもちろん毎週楽しく視聴し、使われている表現をノートにメモ書き留めたりしていました。 <緊張がMaxだった本番の2次試験> 2次試験当日は、会場の空気があまりにも張り詰めていて、自分の番が来るころには緊張がMaxに達した状態で面接を受けてしまいました。面接官と和やかに会話を続けるつもりでしたが、実際は質問に対して答えた後に追加の質問を受けることはほとんどなく、次の質問に移る、という感じで進んでいきました。面接官の反応からは、自分の回答に納得してもらえたのかどうかよくわかりませんでした。それでも、クラスで学んだことを出し切るつもりで、なんとか笑顔で返答するよう努めました。 2月10日に合格を知った時はほっとして、嬉しかったです。 <外国人に日本のことを好きになってもらいたい> 試験に合格したといっても、まだまだこれからです。日本人として日本について学ぶことは限りなくあります。日々の生活の中で興味や関心の幅を広げ、外国から日本を訪れる方々に日本のことをよく知って、好きになってもらえるような通訳ガイドができるよう、今後一層の努力を重ねていきたいと思っています。 お世話になった先生方、スタッフの方々、本当にどうもありがとうございました。
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