CEL受講生の体験記

CEL受講生の体験記

<20011年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声迷える子羊が、CELで筋肉改造!しました

島岡 直子さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース

 

<CELに入学したきっかけ>

 私は2010年度に1回目の通訳ガイド試験受験をしました。その頃は、まだCELの事を知らずに勉強をしていましたが、全く自分の実力の伸びを感じないし、自信も持てない。まさに迷える子羊の状態で受験本番を迎えてしまいました。

 結果はもちろん不合格でしたが、2010年度の通訳ガイド試験受験日は、私にとってまさにEpoch-making な1日となりました。試験会場の並木道に、CELのチラシを配るスタッフの方々と並んで、ひときわオーラを放つ江口先生の姿を発見したのです。先生は、CELの受講生の激励にいらしていたのですが、NHKトラッドジャパンのファンだった私は、何も考えずに図々しくも「先生、握手してください!!」と握手をしていただきました。今から考えると恥ずかしい限りです。

 それまで、トラッドジャパンのテキストでCELの広告は目にはしていたものの、「テレビに出ている大物の先生に直接授業を受けるのは、難しいはず。」と勝手に思い込んでいました。CELのスタッフの方々にいろいろ質問をしていた私に、江口先生が「一度、相談に来るとよいですよ。」とおっしゃって下さったのです。

<充実度満点の江口先生の教材と授業内容>

  私は、日本事情コースVer.2 からCELにお世話になり、2011年度通訳ガイド試験合格に向けてパーフェクトプランの受講を開始しました。

  2010年度に日本歴史、日本地理、一般常識は合格していましたので、英語のコースさえ受講すればよかったのでは、と思われるかもしれないのですが、1次試験の英語では、背景知識の有無も英語の理解と英作文力に大きく影響すると感じていたことと、江口先生の歴史と地理の授業はただ単純に興味深かったこと、何より日本事情コースは絶対に受講したかったということから、パーフェクトプランを受講させていただきました。

 授業内容は、予想に違わずどれも「面白い!!」と思うものばかりでした。英語は、BASICコース→STANDARDコース→実践コースと徐々に筋肉をつけていけるものでした。

  BASICコースでは、単語や英作文をしっかり身につけられるようなカリキュラムで、まさに「手取り足とり」といった感じでとても有難く感じました。このコースなくしては、単語や英作文の知識の定着はできなかったでしょう。

  STANDARDコースは、英文和訳、総合問題、英作文と毎回まんべんなくトレーニングし、自分なりに欠点などの課題を見つけることによって、次週への目標が持てた事が良かったです。江口先生が教材に選んでくださったarticleは、日本の文化や歴史に関連したものが多く、とても興味深い内容でした。

  実践コースでは、テスト形式で時間をはかって予習し、緊張感の中、自分の英語力の分析をするのに、とても助けになりました。本番に近づく中でのこのコースは、正直なところ私の場合は、毎回落ち込むことの方が多かったのですが、残された時間をどう過ごすかというものが明確に見えてきた時期でもありました。

 日本事情コースVer.1、Ver.2 、私は、まさにこのコースが受けたかった!!「江口先生のこの授業が受けたくて、CELに来ました。」と言っても過言ではありません。 パーフェクトプランが開始する前の日本事情コースVer.2(前年度パーフェクトプランに含まれるコース)を単独で受講し、情報満載な教材と江口先生の中身の濃い授業が本当に毎回楽しかったです。実は、今も日本事情Ver.1コースを受講中です。

 日本地理、日本歴史、一般常識の授業は、半分が通学、半分をCDで受講しましたが、地理の授業ではとにかく「旅に出たくなる!」、日本史は「なるほど!!そういうことだったのか!!」と新たな理解があり、とても面白かったです。一般常識は、私の一番の不安要素でありましたが、ワークブックと解説授業でたくさんの情報を得ることができました。

  2011年度の本試験では、私は、日本地理、日本歴史、一般常識は免除だったので、CELの授業以外の事は全く勉強していませんでしたが、本試験問題を解いてみたら、3科目とも合格点はとれていましたので、CELのカリキュラムの信頼性を改めて確信しました。

<鍛えていただいた2次試験対策>

  ネイティブの先生方による2次対策コースは、マイクを手に喋らなければならないことが、始めはただただ緊張するだけでした。それでも次第に、緊張しながらも、先生の反応を読もうとしたり、それによって何を言ったらよいかとか、どういう風に言おうかと、たくさん失敗しながら一所懸命になっていることに気付きました。そんな自分がとても滑稽ではありましたが、「コミュニケーションって、こういうこと?」と感じるようになりました。ネイティブの先生方のご指摘も、「日本人の目線とは違う角度」を意識しなければいけないことを感じさせてくださったので、海外に住んだことも、留学したこともない私にとっては、とても貴重な授業でした。

 2次試験直前の模擬面接Intensive Classは、とにかく多くの先生方の授業を受けさせて頂きました。「ありがたかった!」の一言です。ネイティブの先生方は、とてもとても優秀な方々で、しかも、日本の文化や社会に詳しくていらっしゃる。私の普段の生活では、出会えないような先生方にご指導いただけたのは、本当にありがたいことでした。

 本番と同じ面接形式の授業は、毎回とにかく緊張しましたが、英語で行う面接試験の心構え(ジェスチャア、アイコンタクト、thinking time など)や、英語での説明を簡潔かつ興味深く説明するにはどうしたらよいかなどのご指導をいただきました。この時の経験は、これから新人ガイド研修を受講していく中で、私の支えとなってくれるに違いありません。

<暗記から脱却できたCELでの学習効果>

  私は、海外に住んだ経験も、留学経験もありません。大学は英米文学科を卒業したものの、不勉強な生徒だった私が、英語の勉強を一生懸命にした記憶は、高校受験のための中学時代が最後です。

 通訳ガイド試験1回目の挑戦の時には、「暗記」ばかりする英語の勉強をしていたので、暗記した文章 はすらすら喋れても、自分の作った文章は間違っているのではないかという不安感ばかりが大きくなってしまい、かえって、暗記した文章以外は全く喋れなくなってしまっていました。 ところが、迷える子羊の私が、CELに来て江口先生に相談した時、「暗記したものを一回全て頭から捨ててしまった方がいい。」と言われました。その時、正直驚きました。1年かけてどれだけ必死に覚えたかわかりません。苦しかったです。それだけが支えになっていた私にとって「忘れてしまう」事は、ゼロに戻ることと同じでした。

  でも、「本物の英語」の指導をする江口先生がおっしゃることを、私は一心に信じる事にして、覚えた教材は、一切封印しました。英語の筋肉改造です。CELに来て、1次試験が終わるまで1度もその教材を開かず、江口先生の豊富なご経験から編み出されたmethodと充実した教材から、できるだけたくさんの、出来れば全部を吸収したいという気持ちで勉強してきました。

 2次対策の授業を受けていた頃に、一年ぶりに「暗記」していた教材を開いてみました。 すると、その教材に書いてある同じ内容を自分の言葉で英語で言うことが出来ましたし、「こういう説明の方が面白いかも」などと楽しく考えられるようにもなっていました。私にとっては、本当に大きな進歩です。

<CELのみなさんに感謝でいっぱいです!>

  CELの先生方に加えて、スタッフの方々にも本当にお世話になりました。何と言っても、スタッフの方々は、あっという間に受講生の名前を覚えてくださり、驚きました。そのおかげで、とても安心感と信頼感を持つことができ、迷ったり、悩んだりした時には快く相談に応じて下さり、とてもとても心強かったです。まさに「支えられている」感じでした。これこそが「ホスピタリティ」と言うことなのだと肌で感じております。本当に感謝でいっぱいです。

  私の合格は、CELの先生方、スタッフの方々の存在なくしてはあり得ませんでした。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

  今後の自分の事を考えると、今は不安の方が大きいですが、CELでの経験全てを生かして行けるよう頑張っていきたいと思っております。ほんとうにありがとうございました。