CEL受講生の体験記

CEL受講生の体験記

<2012年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声丘の向こうの景色が見たくて頑張りました

今井 隆子さんさん(CD通信受講、通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース英検1級コース


<自分の本当にやりたいことを求めて>

  私が通訳ガイドという仕事を意識し始めたのは、今から5年程前でした。そもそも、私はずっと自分探しをしてきたちょっと変わった人間でした。大学英文科卒業後、商社に入社したものの、仕事にやりがいを感じられず、小さい頃から憧れていたデザイナーになりたくて、文化服装学院でニットデザインを学び、仕事を開始。ちょっと軌道に乗ってきたところで、出産、主人の海外駐在に同行したりと、そうなったら、もう自分のことは後回し。女の人生って所詮こんなものかしら、と思うものの、それでも往生際の悪い私は自分の道をあきらめきれず、子育てをしながら、時間が許す限り様々なことに挑戦し続けてきました。

 まず、子育て中は、子供の為に家で出来る仕事が一番と考え、翻訳の勉強を開始。これも、口で言うほど簡単なものではなく、勉強だけで5年位は軽くかかりましたが、今思えば、ここで学んだ翻訳技術は、通訳ガイド一次試験にはとても役に立ったと思います。が、翻訳を続けるうちに、なんとなく違和感を感じ始め、またもや自分が本当に望むものって何だろう?と考え始めました。本当に悪い癖です(笑)。

 英語は中学時代から好きでしたが、単純に英語って海外の人たちとのコミュニケーションを可能にしてくれるツールだから。でも、残念ながら翻訳ではその部分を満たしてくれない。この際だからもうちょっと頑張って通訳やってみたいなあ、と漠然と考えているところ、通訳ガイドという資格があることを知りました。外国人観光客に日本を紹介する通訳ガイドという仕事なら、私の興味のある文化、芸術にも通じ、自分の興味も全て満たしてくれる。残りの人生もそんなに時間は無限にあるわけでもないし、あれもこれも手当たり次第に飛びつくよりも、一つの仕事が色んな分野につながってる通訳ガイドは私にはうってつけかもと思い、勉強を開始しました。

<甘く見ていた1次英語筆記試験>

  結論から言えば、合格まで2年かかりました。1年目は日本地理・日本歴史・一般常識だけ合格し、自信のあった英語は不合格。苦手な日本地理・日本歴史・一般常識ばっかり気にかけて、一次筆記試験の英語を甘く見ていたのです。不合格になって、英語の一次試験に合格するためには、きちんとした対策を立てて勉強しなければいけない、と情報収集を始め、合格実績抜群のCELに通わせて頂くことにしました。

<CELに通って正解!>

  一次試験突破の為に必要なものが全てつまったCELの教材は、とても構成が素晴らしく、効率よく予習、復習ができるように作られています。時間をさほどかけなくても、毎回指示の通りに勉強を進めていけば確実に力がつくように工夫されており、とても助かりました。

 文法事項に関しても、ある程度は身に付いているつもりでいましたが、曖昧に覚えていた部分もかなりあることに気づきました。その部分を徹底して分析してわかりやすい言葉で説明して頂いたので、そのおかげで、さらに英文読解、英作文の完成度を上げることができました。

 授業の中で一番役に立ったと思うのは、自分の訳文が合格点を取れているかどうかが明確にわかる点でした。ひとりよがりだったり、冗長だったり、偏った訳文を上手く整理するコツを教えて頂きました。

<ここまで導いてくれたCELに感謝です!>

  このように、教材・授業内容についてはこれ以上のものはない、と満足しておりますが、やはりCELの魅力は江口先生の存在なくしては語れません。ミュージシャンであると同時に英語のスペシャリスト、というマルチな才能をお持ちの先生に、同じく英語以外にも色んな分野に興味のある私は、一方的に親近感を感じ、先生の生き方に共感しておりました。

 先生がご自身のCDに収録なさっているオリジナル曲「あの丘の向こうに」にも込められていたメッセージ、「一歩ずつ夢を持って登っていけば、丘の向こうの輝く海に必ず到達する」。この言葉に常に私は励まされ、いつの日か、丘の向こうの景色を見られる日が来ると信じ、頑張ってまいりました結果、通訳ガイド試験に合格し、ようやくそこに近づくことができました。

 ただ、通訳ガイド資格を手にしたとは言え、それは単にスタート地点に立ったというだけのこと。この資格をどのように生かしていくかは、今後の自分次第ですから、さらなる努力を続けていくつもりでおります。

 夢を単なる夢で終わらせない、必ず実現に導いてくれるCELに通わせて頂いて本当に良かったです。江口先生をはじめ、いつも親切に対応して頂きましたスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。