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CEL受講生の体験記

2013年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声これからの人生の1ページを開いてくれた通訳案内士試験合格!

春木 優子さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース

<日本文化を海外に伝えたい!>

 私が通訳案内士になりたいと思ったきっかけは二つあります。一つは30年以上続けている茶道の素晴らしさや日本の伝統文化を海外の人々に伝えたい!と思ったことです。海外に旅行に出かけるときには、茶道のお道具(茶碗、茶筅、茶杓、抹茶、袱紗など)を必ずスーツケースに入れ、ホームステイ先などでお抹茶を点てて差し上げました。誰もが興味を持ち、日本文化の素晴らしさを褒めてくれました。“日本を訪れる外国の方々に茶道を通じて日本の伝統文化を知って貰えたら!”と思うようになりました。 

 もう一つは、一人娘も嫁ぎ、私自身、夢中になれるこれからの人生を有意義に過ごせる何かを探し始めました。英語が大好きで、どちらかというと世話好きな私には通訳案内士が性格的には適していると思いました。

<3度目の正直で合格>

  CELはNHK「トラッドジャパン」の番組を通じて知り、通訳ガイドコースでは、番組に出演されている江口先生ご本人から教えて頂けるとあって、楽しみにCELのコース説明会へでかけました。江口先生は、期待していた以上に、わかりすく丁寧に試験内容などを説明して下さいましたので、ためらうことなくCELに入学しました。

 1年目の1次試験は、日本地理、日本歴史、一般常識は合格しましたが、英語は不合格でした。2年目の1次試験は英語だけなので必死に頑張りましたが、やはり力不足で不合格。 振り出しに戻った3年目は開き直り、“私の人生のライフワークにしよう!”と言い聞かせ、何年かかっても合格するまでは勉強し続けよう、と覚悟を決めました。その3年目に合格出来たことは本当に夢のようです。

<手強い江口先生手作りの英語教材>

  江口先生手作りの英語課題集は、内容がよく練られて作成されていました。毎回しっかり予習して授業に臨みましたが、実力不足の私にとってはとても難しいものでした。「江口先生はいつも難しい問題ばかり出す!」なんて、内心うらめしく思ったこともありました。でも、それは本番の試験を見据えた先生の愛のムチ!だったのです。授業は、江口先生の懇切丁寧な説明と詳しい解説集のおかげで、良く理解出来ました。どんな質問をしても、江口先生は分かるまで説明してくれました。並び替え問題、長文読解そして和文英訳など、最初は歯が立たなかった問題も、徐々にですが、出来るようになり始めた時は嬉しかったのを覚えています。

 夏期直前コースの予想問題では、時間を測り、本番を意識して予習に取り組んだことがとても為になりました。3年目の本番前の約1ヶ月間は課題集の総復習を行いました。ひたすら課題集の単語や長文読解、和文英訳を復習しました。「新・英語で語る日本事情」も繰り返し読みました。CELの教材の勉強だけで精一杯で、他の教材を勉強する余裕はありませんでした。「これだけで十分だ!」と自分に言い聞かせました。

<効率的に勉強できた日本地理、日本歴史、一般常識>

  日本地理、日本歴史、一般常識に関しても、CELの教材は、重要な点が明確かつ的確だったので、とても効率よく勉強することができました。江口先生の歴史や地理における深い知識や興味を引き出してくれる授業は、試験対策抜きでも楽しかったです。範囲が無限にある一般常識については、曽根先生が過去問題を徹底的に復習して下さり、“ここは今年出るよ!”と強調して下さったりしたので、迷うことなく安心して受講出来ました。本当にありがとうございました。

<笑顔で乗り切った二次面接試験>

  一次試験合格の喜びもつかの間、私にとって厳しい二次面接試験の練習が始まりました。模擬面接クラスで先生方から頂いた評価表のほとんどのコメントは、毎回ひどいものでした。通訳がなかなか上手く出来ず、友人や主人に手伝って貰って、日本文をボイスレコーダーに録音してもらい、繰り返し通訳練習を一生懸命行いました。それでも、本番まで自信が持てることは全くありませんでした。

 本番の日、曽根先生から「”笑顔”が大切だよ!」と何度も何度も言われ、「そうだ!唯一私の褒められたコメントは笑顔だった!」と思い出し、廊下で順番を待っている間、「にこやかに、にこやかに!」と心に言い聞かせていました。面接室に入った時に、試験官のお二人に微笑む事が出来てホッとしました。お二人も、終始にこやかに私の話を聞いて下さって、落ち着いて答える事が出来ました。2月7日合格発表の日、官報に私の名前を見つけた時は、思わず目頭が熱くなりました。

<CELで出会った先生方、スタッフのみなさま、友人達に感謝>

  今振り返ってみて、通訳ガイド試験合格までたどり着いたのは、CELの先生方の教育への熱意であり、スタッフの方々の励ましだったと、この場をお借りまして心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 最後に、CELでかけがえのない友人達と知り合えたことは幸せでした。授業や模擬試験が終わった時など、折に触れては飲み会を開き、色んな話をしながら気分転換をしたものです。同じ目標を持って、励まし合える素敵な仲間に出会えたのもCELのおかげです。
今やっとスタートラインにつきました。これからはもっともっと勉強して、日本文化の神髄をしっかりと外国の方々に伝えることのできる通訳案内士を目指したいと思います。