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CEL受講生の体験記

2014年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声CELの授業だけで、一度目の受験で合格!

大谷 浩之さん (通訳ガイドコース受講)

 

<日本のことをしっかり説明したい>

 通訳ガイド資格について関心をもったきっかけは、アメリカ留学中の友人が何度か日本に遊びに来て、東京や京都を案内しているときのことでした。友人を案内していて痛感させられたことは、自分は日本人でありながら日本について知っているようで、知らないことでした。日本語でも説明できないことを、英語で説明できるはずがありません。
通訳ガイド試験の勉強をしてみたいという漠然とした考えが頭の片隅にありましたが、仕事に追われており、実行するチャンスがありませんでした。そんな時に、2014年度から通訳ガイド試験の英語の筆記試験がTOEIC840点以上保有していれば免除になるという話をきき、挑戦するなら今しかない、日本地理・日本歴史・一般常識であれば、仕事をしながらでも、週末勉強でなんとかなるかもしれないと思い、受験してみようと決心しました。

<CELで日本地理・日本歴史・一般常識を楽しく勉強>

 CELの授業は、定年退職された元上司の方に紹介してもらったことがきっかけで、2014年3月より受講を開始しました。平日は仕事で、実質、週末以外は殆ど勉強できなかったので、CELのテキスト以外は勉強していません。土曜日の午前中は大学の図書館に通い、テキストの予習をして、知っていること、知らないことを明確にして、夕方からCELの授業に来るという生活を送りました。江口先生の日本地理・日本歴史の授業は、大変、知的好奇心を刺激するものであり、楽しく勉強することができました。一般常識は、範囲が広く何を勉強すれば良いのか迷走しそうなのですが、曽根先生の一般常識の授業では、「これは正解すべき問題、これは難問なので正解できなくてもよい」とメリハリをつけて頂いたので、正解すべき問題に絞り込んで勉強できました。

<二次対策は、CELでインプットとアウトプットに集中>

  CELが作成した模範解答を基に自己採点した結果、一次試験は突破できそうな感じでしたが、8月の時点では二次試験については何も準備をしていませんでした。二次面接試験に向けて、まだまだ知識が不十分だと思いましたので、江口先生の日本事情コースVer.2を9月より受講しました。歴史、宗教、伝統芸能、工芸品、文化、生活習慣といった二次試験に必須のトピックについて、深い知識と経験に裏付けられた江口先生の解説は、英語での授業であったにもかかわらず、非常にわかりやすかったです。授業ではマイクが順番に回ってきて、英語での通訳をするのですが、受験英語の英作文のようになってしまい、今思えば、自分の英語力の範囲の言葉で通訳するようにすれば、もっと二次試験対策として良かったと思います。
 11月からは、週末に模擬面接クラスを計6回受講しました。最初の頃の1回、2回は、通訳もプレゼンも思うようなことが言えず、固まってしまいました。これは予想以上に大変だと思い、2014年度の合格は無理かなと挫折しかけたこともありました。曽根先生からは、「これは英語力の試験ではなく、コミュニケーション能力の試験です。笑顔で、身振り手振りを使って、大きな声で。中学生英語でもよいのです、関係代名詞など複雑な構文で話す必要はありません。」と明快かつ実践的なアドバイスを頂きました。難しく考え過ぎず、簡単な言い回しで通訳もプレゼンも組み立てることで、模擬面接クラスの最後の方では少し自信もついてきました。おかげで、二次試験当日は意外なほど落ち着いて、通訳もプレゼンもこなすことができ、合格を手にすることができました。

<CELの学友は貴重な財産>

  今すぐサラリーマンを辞めて、フルタイムの通訳ガイドとして仕事をするという訳にはいきませんが、資格は活用しなければ意味がありませんし、折角勉強したことも忘れてしまうので、週末にボランティアガイドとして、無理のない範囲で始めてみようと考えております。また、CELでは、普段のサラリーマン生活では会うことのできない、個性豊かな「学友」の方々と出会い、一緒に勉強できたことは、大変貴重な経験、財産となりました。最後に、曽根先生、江口先生、田中さんを始めCELのスタッフの皆様に、この場を借りまして改めて厚く御礼申し上げます。有難うございました。