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CEL受講生の体験記

2015年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声綿密に計算し尽くされたCELのカリキュラム

矢神 純章さん (通訳ガイドコース受講)

 

<2年前には、通訳案内士制度も知らなかった!>

 私は、5年前に60歳で会社を定年退職しました。その後、通訳案内士制度の存在も知らず、漫然と外国人向けツアーガイドの仕事をハローワーク等で探していましたが、当然ながら目的の求人を見つけることができませんでした。そんな中、通訳案内士という国家資格がないと、職業として外国人向け観光ガイドができないことを、一昨年の5月に知りました。そして、ぜひ、プロの通訳案内士として新しい人生をスタートさせたいと思い、すぐ受験申し込みをしました。

<1回目の挑戦~自信のあった英語で失敗>

 一昨年8月の一次試験まで3か月しか準備期間がなくて、日本地理・日本歴史・一般常識3科目に重点を置き、中高の教科書を中心にみっちり勉強しました。半面、英語については、過去問で何とか70%の得点ができると思い込んだことと、定年退職直後にイギリスに1年間の語学留学をした経験もあり、何とかなると思って、ほとんど勉強しませんでした。結果は、英語で大失敗し不合格となりました。

<CELで徹底的に英語力強化>

 2015年度の試験を再度受験することにして、今度は、英語は一から勉強しようと決意し、最も教え方が洗練されていて、受講者の系統立てた理解を重視していると感じたCELを選びました。

1. 英語の一次試験対策コース

 私は、昨年春、英語の一次試験対策コースから受講を始めました。事前の予習と事後の復習の仕方を含めて、カリキュラムは綿密に計算されており、気が抜けませんでしたが、充実感がありました。教材は、実際の試験問題の形式に沿って、毎回のテーマが設定されており、とりわけ、長文読解問題においては、難解な中にも興味が持てる、厳選された文章を繰り返し学ぶことによって、実際の筆記試験では、長文をスムーズに読み進めることができました。これは、決して受講生を生半可な理解で終わらせない、田中亜由美先生の指導のおかげだと感謝しております。

2. 二次試験対策の日本事情コース

 筆記試験対策受講の後、二次試験準備のために、江口裕之先生の日本事情コースを受講しました。日本事情コースでは、江口先生とDan先生の著書「新・英語で語る日本事情」をベースに、日本の地理や歴史・文化など、より深い英語表現につながるテキストが用意されていました。授業では、先生の幅広く、なおかつ深い日本事情の理解とともに、その英語での豊かなアウトプットに感銘しつつ、そこに少しでも近づきたいという思いで勉強しました。それが良い結果につながったと自負しています。

3. 二次模擬面接クラス

 二次試験の期日が近づいて、模擬面接クラスが始まりました。これは、通訳、プレゼンテーション、質疑応答を、本番とまったく同じ様に行うクラスでした。出題内容が洗練されていて、多岐にわたっていたので非常に参考になりましたが、それ以上にDan先生を始めとする試験官役のネイティブの先生たちの、歯に衣着せぬアドバイスが適切で、向上心へとつながり、本番でリラックスできました。


<とても役立った、二次面接試験への心構えメール>

 いよいよ二次試験が目前に迫った頃、曽根宏先生から激励のメールが届くようになりました。10回以上にわたったメールは、面接試験に臨む心構えを説くものであり、それを改めて自覚する上でとても有効でした。特に鮮明に覚えているのが、「外国人旅行者役の試験官を楽しませるという姿勢が大切で、そのためには自分自身が楽しむ意識が必要」というものでした。本番で、それができたようで、プレゼンで選んだテーマが「アイドル」だったこともあると思いますが、終わった時の試験官の笑顔が印象的でした。

 受講生の立場に立った、その時々の先生方の的を射た助言、本当にありがとうございました。