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CEL受講生の体験記

2016年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声 諦めずにCELで頑張って良かった!

入江 高宏さん (通訳ガイドコース英検1級コースCELAdvancedコース受講)

2020年東京オリンピックで役に立ちたい>
「2020年の東京オリンピック出場を目指して、毎日の練習頑張ります」。
漲る笑顔で決意を語る若いアスリート達の姿をテレビで見る度に、あと4年後に迫った東京オリンピックで自分も何か役に立てないだろうか、そう思ったのが通訳ガイド試験を目指したきっかけでした。

 一方、海外での生活経験がほとんどなく、これまで英語を使った仕事をしてきた経験もない自分が、本当にこの資格を取れるのだろうかと大きな不安を抱えていたのも事実でした。

<江口先生の熱い語りに背中を押されて>
しかし、CELの通訳ガイドコース説明会に参加して状況は一変しました。江口先生からこのコースに関する熱のこもった説明を聞き、説明会終了後には、この仕事に携わりたいとの強い思いの方が、不安よりも大きくなりました。

元々、英語や日本歴史、日本地理は学生時代から好きな科目だっただけに、通訳ガイド試験の受験科目を見て、これから楽しみながら勉強ができるのではないかというワクワク感も同時に感じました。

CELの授業・教材だけで十分!>
CELの授業は、どの授業もとても興味深く、充実した内容でした。教材も実際の試験範囲をほぼカバーしていました。仕事が終わったあとに平日の夜CELの授業に出ることと、CELの教材の予習・復習以外は何もしませんでした。

特に印象に残っているのは、日本事情コースの授業です。この授業では毎回マイクが生徒の間を回りますが、皆がスラスラと英語で発表しているのに、自分の番が来ると、緊張もあってスムーズに発表できないことが多く、正直落ち込みました。江口先生は自分には易しめの質問をしてくださったり、自分の発表内容をうまくフォローしてくださいましたが、次回は恥ずかしい思いをしなくて済むよう、滑らかな英語で答えられるように頑張ろうと毎回心に誓っていました。

また、二次試験対策セミナーの曽根先生の説明で、通訳と通訳ガイドの違いの説明が印象に残っています。「通訳は話し手の間に立って黒子に徹するけれども、通訳ガイドは主役でエンターテイナーです」との対比はわかりやすかったです。

2次試験直前の模擬面接クラスは、自分には予想以上にハードでした。特に最初のクラスでは、通訳パートもプレゼンテーションパートも英語が口から全く出てこなくて、完膚なきまでに打ち砕かれました。これではダメだと奮起して、曽根先生のアドバイスに従い「新・英語で語る日本事情」のCDを毎日通勤時間に聞いて、英語がスムーズに口から出るように練習しました。その甲斐もあって、模擬面接クラスを何度か経験することによってだいぶ慣れてきました。しかしながら、その後も講師からは、笑顔や身振り手振りが足りない、アイコンタクトがない、メモを手から離して横に置いてなど、ダメ出しの連続でした。

CEL講師陣は全員、信頼度抜群>
どの先生方も的確にポイントをついた教え方でした。
江口先生の日本文化、日本歴史、日本地理に関する造詣の深さは授業の度に感動していました。毎月テキストを買ってテレビで欠かさず見ていた、NHKの「トラッドジャパン」の内容を直接授業として受けられる幸せを感じました。

 曽根先生の一般常識の授業では、毎回楽しんで勉強するようにと叱咤激励してくださいました。また模擬面接クラスでは、厳しい質疑応答にタジタジでした。

 田中亜由美先生は、一次試験の英語はTOEICにより免除だったため、通訳ガイドコースでは授業を受けるチャンスはありませんでしたが、英検1級コースで大変お世話になりました。英検1級は未だに合格できていませんが、落ち着いたらまた挑戦しようと思います。

 花野先生には、試験前日の模擬面接クラスをご担当いただきました。二次試験前日で不安でしたが、「この調子でやれば、このクラス全員明日の試験は合格できますよ」と力強く背中を押していただいたことで、不安がとても和らぎました。

 このほかにも、試験前にはメールで有益な情報をお送りいただいたり、叱咤激励していただいたことも有難かったです。特に、試験直前の講師陣の寄せ書きメッセージには、おおいに励まされました。

<現役通訳ガイドのガイディングに感動>
この間、CEL卒業生で現役通訳ガイドの千田直子さんの講演を聞く機会がありました。実際のガイディングの様子を真近で拝見して、千田さんの包み込むような声と、優しく寄り添うような滑らかなガイディングに感動しました。特に、宿泊先に向かうバスの中で話されるという、竹取物語の解説には涙が浮かびました。いつか自分も千田さんのようになりたいとの思いを、このとき強く胸に抱きました。

<終始和やかに出来た本番の二次面接試験>
CELで鍛えられたお蔭で、二次試験当日は試験時間がとても短く感じました。通訳パートでは試験官の日本語を読み上げるスピードがゆっくりに感じました。またプレゼンテーションパートでも、余裕をもって笑顔とアイコンタクトを意識して臨むことができました。「時間を過ぎています」と試験官から言われましたが、これで終わりなのか、もっと長く話していたい、そう感じつつ、終始和やかな雰囲気で試験は終了しました。

<いつか訪れるチャンスのために>
ここまでご指導ありがとうございました。夜、仕事が終わってから地下鉄の階段を駆け上がり、CELの教室に時間ギリギリに滑り込むのは苦しい時もありましたが、いつか訪れるチャンスのために諦めずに努力してきて良かったと思います。「国家試験合格」という達成感を味わうことができ、CELの皆様には大変感謝しております。