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CEL受講生の体験記

2016年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声 合格したこれからが本当の勉強

河本 千春さん (通訳ガイドコース受講)

<憧れの通訳ガイド試験に挑戦>
 学生時代から通訳ガイド試験はいつか合格してみたい憧れの資格でした。しかし、一度受験してその難しさにすっかり諦めていました。英検1級に合格すれば一次の英語筆記試験は免除になりますが、英検1級の方も同様に難しい試験です。会社からTOEIC受験を推奨されていたこともあり、TOEICの方を受けていました。ただ、2020年東京オリンピックの開催が決まったことで、忘れていた昔の夢が再びよみがえり、何とか通訳ガイド試験に合格したいという強い思いを持ちました。TOEIC840点以上でも一次の英語筆記試験が免除されることになったのを機に、挑戦することにしました。

<江口先生のお話に励まされて>
 以前、江口先生がNHKの「トラッドジャパン」にご出演されていた際に番組を拝見しておりましたが、NHKテキストの広告を見てCELで教えていらっしゃることを知り、CELの日本事情コースVer2を通信受講することに決めました。2015年度の二次試験は、準備不足で歯がたちませんでした。次の年の受験を諦めかけていた時に、CELで江口先生のコース説明会に参加し、お話を伺って、何年かかっても合格したいと思うようになりました。体験授業を受けさせていただいた上で、日本地理と一般常識の受講を申し込みました。

<いつでも何回でも受講できるDVD受講のメリット>
 通学の時間が取れないため、DVD通信受講にしました。DVD受講の良いところは、わからないところを何度も見直せることでした。自分の都合のつく時間に受講できたことも助かりました。

 江口先生も曽根先生も、たくさんある学習内容からポイントを絞り、重要な点をわかりやすく楽しく教えてくださいました。特に、日本地理の授業は、バーチャルに日本中を旅行しているようで、本当に楽しかったです。

 8月の一次試験直前に父が亡くなり、追い込みをかけようと思っていたところ、雑事に追われてそれどころではなくなりました。ただ、DVD受講のメリットを最大限に活用して、ほんのわずかの時間でも繰り返し見直して、試験直前に徹底的に詰め込むことができました。スタッフの田中様にも、親身になって励ましていただきました。

<出遅れた二次試験対策>
 こうして受験した一次試験でしたが、自己採点をしたところ、一般常識の点が基準点に達しておらず、これは不合格だと思って、本来はすぐにも二次試験対策の勉強を開始しなければならないところ、何も準備しないでいました。一次試験合格後には模擬面接クラスのご案内をいただきましたが、とてもそのレベルではないと怯んでしまい、来年受験のために今年はとにかく二次試験を体験してみよう位に思っていました。

 試験直前には、曽根先生から二次試験対策のアドバイス満載の激励メールが届き、本番では諦めずに笑顔で頑張ろう、とそのことだけを心に強く言い聞かせて、二次試験に臨みました。内容はあまりできたという感触はありませんでしたが、とにかく試験官の方を海外からいらっしゃった大切なお客様だと思って、一生懸命説明しました。

<亡き父の努力の姿勢を見習って>
 亡くなった父は、70歳を過ぎてからフランス語の学習を始め、10年以上休まず勉強し、入院した時も最後までテキストで予習をしていた努力の人です。その父が亡くなる直前に「受けると決めたからには合格しなさい」と言い遺しました。父と違って努力をしない娘は、「そうだね、受かるといいね」とは言ったものの、無理だと思っていました。合格できたことを父に知らせられなかったのが残念ですが、天国で喜んでいてくれると思います。

 不勉強な私を合格に導いてくださった江口先生、曽根先生、田中様、本当に心よりお礼申し上げます。そして、まだ資格に実力が伴っておりませんので、これからもっと勉強が必要だと思います。今後ともご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。