会員サービス
インターネット授業はこちら

CEL受講生の体験記

2016年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声パーフェクトプランにして良かった!

木村 みどりさん (通訳ガイドコース受講)

<一生続けられる通訳ガイドの仕事を目指して>
 定年を見据えて、退職後はガイドを次のキャリアにするという人生設計を立てていました。在職中は国際交流に深くかかわり、学生を海外に引率したり、海外からの学生・教員の観光案内、講義の通訳、学生間の交流の指導などを行ってきましたので、通訳ガイドは自分にとってやりがいのある楽しい職業になるであろうと予想し、定年のないこの職業にチャレンジしたいと思いました。

<本腰据えてCELで勉強>
 前回の試験は独学で受験したのですが、「日本地理」が不合格となりました。本音を言えば「ぎりぎりでもよいから合格さえすれば」という気持ちでしたが、実際に受験してみて、このような問題に答えられるようになるには独学では無理だと強く感じました。どの学校に行くべきか考えていた時、知り合いからCELの江口先生の授業が素晴らしいとお聞きしました。次の試験はどうしても合格したかったので、友人の言葉を信じインターネットで授業内容を確認した後、CELの「通訳ガイドパーフェクトプラン」に申し込みました。不合格だった「日本地理」だけの単一コースでもよかったのですが、1年という時間的ゆとりができたので、じっくりと勉強してみたいと思ったからです。

<CELで学ぶ楽しさを満喫>
 各教科とも予想以上に内容が濃く毎回満足のいくもので、CELを選択したことは間違いではなかったと確信しました。学べば学ぶ程、自分の知識の乏しさを知り、ぎりぎりで合格していたとしたら、とてもよいガイドにはなれないだろうと反省しました。「人生万事塞翁が馬」で、不合格した事で学ぶチャンスが与えられたことに感謝したくらいです。久しぶりに学生になり、学ぶことの楽しさを味わいました。あとは、これだけの内容をどこまで自分のものにして行けるかだと思いました。
                 
<通訳ガイドの現場を見据えたCELの教材と授業>
 パーフェクトプランでは、最初に概略的な簡単な知識の整理から、徐々に詳細な内容に進み、最後は復習も兼ねながら大事な点を抑えていく、という大変良く練られた構成になっていました。時には、ここまで詳細な情報が合格に必要なのだろうかと思うこともありましたが、実際に通訳ガイドとして働くには、このようなことも知っておくと役に立つだろうと思いながら、一生懸命でした。気が付くと、自然な形で情報が増え、テレビの「旅番組」が授業の復習のように感じたり、知識が体系的に整理されたせいか、「歴史」の番組がとてもわかりやすくなりました。ニュースも以前より積極的に聞くようになり、自分の視野が広がっていく実感がありました。

<記憶に残る江口先生の授業>
 一番お世話になったのは江口先生ですが、その知識・情報量の多さに本当に敬服しました。ご自分の体験談も含めながら、わかりやすく、かつ、興味深い授業を展開してくださり、授業中に話してくださった様々なエピソードが記憶に残る授業でした。

 私が本番の2次試験のプレゼンテーションで選択したテーマは「高野山」でしたが、先生から授業中に聞いた空海と高野山に関するエピソード(神棒を投げて落ちた場所が高野山で、そこに本山を置いた。とか、空海が杖でたたいた場所に温泉が湧いた、など)を本番の面接試験の中でも使わせていただきました。面接官のネイティブの女性も「それは面白い話ですね」と相槌を打ってくださり、盛り上がりました。

<多士済々のCEL講師陣>
 2次試験対策のネイティブの先生方はそれぞれに個性的で、授業が楽しみでした。日本人の固定概念に反論されてこられると、「なるほど」と考えさせられたり、質問にも先生をどのように納得させられるかと力が入りました。

 試験直前の模擬面接クラスの先生やアシスタントのCEL卒業生通訳ガイドの方々からは、本当に実践的なアドバイスをいただき、とても良い練習になりました。直前に自信を付けることができ感謝しています。

<的確な指導とアドバイスに感謝>
 授業のための予習が大変だった分、自分で調べ学んだ事は頭の中に残っています。また、予習・復習の仕方までご指導くださったので、とにかくその指導方法を信じて実践したことは、1次試験のために多くの情報を整理し記憶するのに大変効果があったと思います。また、英語に関しては、実際に口に出して発表することが多かったので、限られた時間内でのポイントのまとめ方、わかりやすい話し方を工夫するための練習になりました。また、自分の弱点などもわかり、それをどのように克服するかに関して、毎回授業で先生から具体的なアドバイスがあり、少しずつ改善できたように努力しました。江口先生の授業での通訳には最後まで苦労しましたが、難易度の高い授業のおかげで、本番の通訳は簡単に感じました。

 面接試験に関しては、曽根先生から「通訳ガイドと通訳は全く違う」とか、「愛想よく、にこやかに」などと耳にタコができるほどお聞きしましたが、最初はそんなにうまい具合にはできないと思っていました。ところが、試験直前まで送られてきた曽根先生のメッセージを読んでいるうちに、先生の言葉を信じてみようという気になり、本番の面接試験の時は、不思議にそのアドバイス通りにできたのです。

 試験が近づくに連れて、曽根先生から何通もの励ましのメッセージが届き、落ち着いて試験に臨むことができました。細かいご配慮に感謝すると共に、大変勇気づけられました。

 私は一次試験は一科目(日本地理)のみの受験でしたが、パーフェクトプランにして大変良かったと思います。2次試験は、英語ができれば話せるというものではなく、日本地理や日本歴史、社会問題に関する情報が多ければ多いほど、ゆとりを持って臨むことができます。どんなトピックにも対応できる、という自信ができますし、面接試験での話す内容が豊かになるからです。免除科目の有無に関わらず、是非、パーフェクトプランを受講されることをお勧めします。

<楽しかった先生、受講生、卒業生との交流>
 また、定期的に開催された懇親会では、先生からの生のお声や、先輩方の体験談も大変役立ちました。クラスメートとお互いに励ましあうことも長い受験勉強を挫折せず楽しく乗り切るコツです。

 最後に、これまで支えてくださった先生方、事務の皆様に改めて心より感謝申し上げます。これから、日本の魅力を少しでも多くの外国人の方に伝えられるよう精進してまいります。