CEL受講生の体験記
2017年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ

CELで日本への関心が深まりました!
村田 由紀子さん (通訳ガイドコース受講)
<2020年東京オリンピックまでに>
思えば、2013年9月、2020年のオリンピック会場が”Tokyo”に決定というアナウンスが流れ、会場が湧き上がった中継を見た時が始まりでした。その場面に感動し、2020年東京オリンピックまでに、必ず英語を生かした資格を取りたいと目標を立てました。
「通訳案内士」という国家資格があることを知り、2014年の一次試験にチャレンジすることにしました。最初は独学でしたので、もちろん不合格。そして学校を探しているうちにCELのホームページにたどり着きました。
<親身のアドバイスをいただいたのがCELを選んだ理由>
実際にCELに出向き、授業見学させて頂いた時に、スタッフの方からとても親切に色々なアドバイスをいただけたことが、CELに入学することの大きな決め手となりました。
すべてをCELに任せようと思い、通訳ガイドパーフェクトプランを選択しました。固定した曜日で通学することが困難な状況のフルタイムの仕事をしていたため、CD受講を選びました。
<送られてくる教材をこなすのに四苦八苦>
最初は、英語も私にとってはハードルが高く、日本地理、日本歴史、一般常識と合わせて、立て続けに1週間に一度送られてくるCD教材をダウンロードし、聞いていく日々でした。それでも遅れをとる週もあり、ゴールデンウィークにまとめて行うなど、スキマ時間を探すのに四苦八苦しました。江口先生の「新・英語で語る日本事情」は、iPodに落として聴いていました。
<持ち運び便利なCELの教材>
毎週送られてくる教材はコンパクトなB5サイズの小冊子です。科目ごとに、予習教材と解答集が別冊になっています。小さくて軽いので、電車の中でも、出張に持参するのも容易でした。CDの音声は、PCにおとし、さらにスマートフォンにもダウンロードしておけば移動中にも聞けます。
<トリビア豊富な楽しい授業>
江口先生の日本歴史と日本地理の授業はトリビアも多く、何度聞いても楽しく学べました。テキストの「新・英語で語る日本事情」は、ボロボロになるまでマーカーを引いたり付箋を貼ったりして利用させていただきました。
田中亜由美先生の英語の授業では、先生の良い発音を真似ながら音読していきました。各語彙の根本的な意味を説明してくださり、また通訳案内士として知っておくと良いこと、先生の個人的体験談やエピソードも豊富に混ぜながら、軽快に進む飽きることのない授業でした。
曽根先生の一般常識は、範囲が無限大なので途方に暮れてしまいそうですが、教材は、内容を絞って重要ポイントに焦点を当てて構成されています。また同時に、論理的思考能力を使えば正解できる問題も少なからずある、というテクニックを教えていただきました。
すべての先生に共通して言えることは、通訳案内士として、何をおさえておくと良いのかを、トリビア豊富に教えていただいたことは、とてもプラスになりました。
<るるぶで、日本再発見!>
CELの授業を受けてみて最大の効果は、以前より格段、日本に興味を持つようになったことです。特に、今までほとんど知らなかった歌舞伎、文楽、能、狂言などの日本の伝統芸能を実際に観劇に行くなど、日本文化を深く勉強するようになりました。
伝統工芸品も大好きになり、デパートなどで催事があるごとに通って、日本の伝統工芸品の品々を眺めたり買ったりして、味わうようになりました。
時間を作っては、日本の世界遺産を見に行くようになりました。CELで勉強している間に、富岡製糸場、知床、長崎、京都、奈良などを訪れました。特に、神社や寺院では、御朱印帳に記帳してもらい、そのお寺や神社がどのような歴史があるのかを伺うのが楽しみになりました。また、歩いてその土地の歴史を実地で知ることの楽しさを覚えました。
「るるぶ」(食べる・見る・遊ぶ)を基本に、日本を旅し、日本文化を経験してみると、通訳ガイド試験勉強の面白みがどんどん増していきました。
2017年、着物というものを人生で初めて自分用に誂えました。着付けもしたことがないにもかかわらず、自己学習して着付ができるようになりました。二次試験は、その着物を着ていき、面接では存分に日本をアピールすることができました。
CELで勉強したおかげで、日本人として日本を誇りに思えるようにもなりました。
まさしく、通訳ガイドの仕事の根幹を身につけることができたと感じています。
<これから通訳案内士として活動するのが楽しみ>
現在はフルタイムの仕事をしているので、通訳案内士専業になることはできませんが、新人研修を受けながら、少しずつ通訳案内士の仕事に慣れていけたらと思っております。看護師である自分は、人と接することが大好きで、美味しいものも大好きなので、海外からのお客様に、日本の良さに加えて、美味しいものを味わっていただきたいと思います。