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CEL受講生の体験記

2018年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


「合格に近道なし」のCELの姿勢に共感

吉田 拓弘さん (DVD通信受講、通学受講)


<気軽な気持ちで挑戦したものの、、、>
 2016年の秋頃、英語以外の言語(ポルトガル語)を勉強しようと思っていた時に、英検やTOEICのような資格試験のようなものは無いのかなあと思って、ある先生に聞いたところ、「通訳案内士試験がありますよ」と教えてくれた。ご当地検定のようなものなのかなと思って(作り話ではない)調べてみると、「めちゃくちゃちゃんとした国家試験だろ、これ!」ということが分かった。しかも、ちょっとの勉強で通るようなレベルの試験ではないことも分かった。試験要綱を見てみると、英語の試験に合格してしまえば、その他の言語はその言語の試験を受けるだけでよくなる。じゃあ、まず英語で合格しておいて、それからゆっくり他の言語に取り組めばいいな、と考えて、試験勉強を始めた。・・・そんなに甘くない、ということは、2017年度の試験に落ちることで自ら証明してしまった。

<堅実なイメージのCELに惹かれて>
 2017年度の1次試験を終えて会場の外に出た時に、たまたまCELのパンフレットを受け取ったのが、CELとの運命の出遭い。パンフレットを見ると、案外、奇をてらったような記載も無く、なんとなく堅実なイメージを受けた(この点は非常に大事なポイントだと思う)。それに、試験の半分は情報戦なわけだから、こういう専門集団の情報をおろそかにするのは得策ではないと考えた。多少お金がかかろうが、効率的に勉強できるに越したことは無いと考え、2次試験に向けたセミナーや教材等を申し込んだ。
 
 2018年度は、「通訳案内の実務」が試験に加わったため、過去問が無いという特殊な状況での受験となった。ここでもCELの情報が欠かせないと判断した。要するに、他のCELの受講生(=本気で試験に受かろうと思っている人達)が知っていることは自分も知っていないとまずいと考えた。取りこぼしを防ぐ意味で、「通訳案内の実務」に関するセミナーは漏らさず受講を申し込み、DVD通信で受講したCELの授業は、相当な安心材料になった。

<CELの教材と授業を徹底活用>
 まず2017年度は、曽根先生と田中先生による「プレ模擬面接クラス」に参加した。通訳パートは田中先生の担当。6人くらいの少人数クラスで、緊張する必要は全く無いはずなのに緊張した。田中先生には「自信が無さそうに見える」という御指摘を受けた。このアドバイスが後々どれほど役に立ったかは計り知れない。この歳になるとこのようなことをストレートに指摘してくれる人は少なくなってくる。自分の欠点は自分には見えづらい。これが自分の今見たままの姿なのだと肝に銘じて、その後頑張った。

 プレゼンパートは曽根先生の担当。「漆器」に関してプレゼンしたが、「あー、うー」ばかりで、あっという間にtimeupとなった。その時点での実力を思い知らされる結果になったが、もちろんこれも目が覚めるきっかけになった。曽根先生には2次対策セミナーの通信受講でもお世話になった。先生のおっしゃる「服装、挨拶、笑顔」は印象的で、その通りだなと思った(でも笑顔は分かっていてもなかなか難しかった)。

 また、江口先生の著書「英語で語る日本事情2020」と、「英語で伝えたい日本紹介きほんフレーズ2100」の2冊を徹底的に使用した。何度も聴き、読み、声に出す練習をした。試験が近くなってからは日本文を全部ボイスレコーダーに録音しておいて、英文を見ずに訳す練習を加えた。この積み重ねが絶対に生きると信じて徹底的に繰り返した。結果、合格できたので、やってきたことは間違っていなかったと感じた。

<今後の人生に必ず役立つと確信>
 CELの良いところは、前述の通り、堅実なところであると思う。学校の方針にしても、「近道などというものは無いんだよ」ということを、直接そう言わなくても、受講生にははっきりと伝わってくる。  実際に通訳案内士として働く機会は、もしかしたら今後ずっと無いかもしれないが、今回の通訳ガイド試験受験の経験は、今後に必ず役立つと確信している。