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CEL受講生の体験記

2019年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


何度も叩こう、CELの門!

堀口 佐智子さん (Internet受講・通学受講


 <一生続けられる仕事を目指して>

 私が初めて通訳ガイド試験を受験したのは25年以上前になります。英語を使って定年後もずっと続けられる仕事として、ご年配の女性が活躍されている記事を読んだのがきっかけです。

 自分ではしっかり勉強したつもりで臨んだ試験でしたが惨敗で、通訳ガイドの道は諦めることとなりました。

<CELの門を叩く/1回目>

 その後15年以上経過し、2011年に息子の中学受験も一段落したので、今度は私が通訳ガイド試験の受験に再チャレンジしてみることにしました。NHKテレビ英語講座「トラッドジャパン」講師として活躍なさっていた江口先生の授業を受けたいと思い調べたところ、CELでご指導されていることを知り、初めてCELの門を叩きました。

 江口先生のクラスは人気で、いつも熱気で溢れていました。先生の授業は日本地理も日本歴史もとても興味深く、いつか行ってみたいな!と思わせていただける授業でした。江口先生の授業を受けて、当時、私の頭に焼き付いたのは、①那智の滝、②東大寺二月堂のお水取りで、その後、私の「いつか行ってみたい場所」のリストに追加されました。

 ただ、残念ながら2011年の試験は日本地理のみの合格。またもや惨敗で、CELを去ることとなりました。

<CELの門を叩く/2回目>

 そして2018年、子育ても一段落し、ちょうど人生の折り返し地点(と勝手に思っている)年齢に達した時、残りの人生何をしようかと考え、今まで達成できなかった通訳ガイド試験に、今度こそ合格を目指して頑張ろう!でもこれが最後!と決めて、3度目のチャレンジをしました。

 すでに2018年6月になっていたので、最終合格は2019年オリンピックの前年の合格を目指すことにしました。2018年はInternet受講で4月に遡って、日本地理、日本歴史、一般常識の授業を受講しました。そして夏には通訳案内の実務をInternet受講し、試験に臨みました。実質2カ月半の勉強期間でしたが、CELのInternet受講のみで、日本地理、日本歴史、通訳案内の実務に合格することができました。これもひとえに江口先生の魅力ある授業のおかげと感謝しております。また、一般常識は数点足らず不合格でしたが、曽根先生の過去問と予想問題の授業は全て受講しており、実はそこで得た知識が日本地理・日本歴史の得点につながっていた、と実感しています。

<大好きな教材>

 『旅に出たくなる地図』を使って行われる江口先生の授業は、実際に日本各地を旅した気分になり、先生の各所でのコメントがとても印象的で楽しく学ぶことができました。久しぶりに教材を開いてみると、色々な色の蛍光ペンで、学んだ箇所が色塗られています。

 また、山川出版の『詳説日本史図録』(歴史)も蛍光ペンとメモ書きで溢れています。この参考書の良いところは写真が豊富で、実際に本物を見てみたい、という気分にさせられるところです。2018年の本試験後、この日本史図録を持って一泊二日の京都の旅に行ってきました。

 私の日本地理・日本歴史の勉強時間はとても短期間だったのですが、これらの視覚から情報を入れる教材は記憶に残りやすく、江口先生の授業を通じて、集中して、また、楽しく勉強を進められました。過去問や予想問題で出てきた箇所についても、どんどん蛍光ペンやメモ書きをしていたので、これらが私の手作りノートのような存在になりました。

<2019年1次試験に向けて>

 まず、1次試験英語は、TOEICでの免除を目指して、藁をもつかむ思いで毎月受験しようと決めて、2月の試験でクリアしました。

 そして夏には、2018年に受講した曽根先生の一般常識過去問演習の教材を復習し、ボリュームある2019年一般常識夏期実践演習(予想問題演習)を試験直前にInternet受講しました。おかげさまで、1次試験は無事全科目合格となりました。

 2019年1次試験後は、2次試験の対策もかねて関西旅行に行きました。西国三十三所めぐりの御朱印も事前に購入して青岸渡寺と、あの念願の「那智の滝」に行ってきました。そして東大寺の二月堂にも行ってきました。江口先生の授業で学んだ「是非行ってみたい場所」のリストのトップに長年君臨していた2か所訪問をついに達成しました!

<2019年2次試験に向けて>

 9月からは、江口先生の2次試験対策の授業『日本事情コース』を受講しました。この授業だけはInternet受講ではなく、通学授業に切り替えました。授業に参加すると、一人一人マイクが回ってきて先生とのQ&Aが英語で行われます。きちんと予習をしていないと満足した応答ができなくなるのはとてもプレッシャーでしたが、それが良い刺激となり、毎回今まで以上に予習に力が入りました。授業の最後には、予習テキストに載っていない通訳問題も回ってくるので、毎回緊張の木曜日でした。でもこの授業を通して、日本文化の大事なポイントを体系的に学ぶことができたのはとても価値ある時間だったと感じています。「日本事情コース」は、2次試験対策としてはもちろん、日本に関するしっかりとした知識を積み重ねて、単なる暗記ではなく、長い意味で将来自分の英語で日本文化を語れるようになるという授業でもありました。

 2次試験本番での通訳問題が「相撲の歴史を説明する内容」だったのですが、これはまさに江口先生の「日本事情コース」のテキストで学んでいた箇所だったので、余裕を持って訳すことができました。まさにしっかりとした知識の積み重ねの成果だったのだと思います。

 模擬面接は、曽根先生のプレ模擬面接クラスと、ダン先生の模擬面接クラスを1回ずつ受講しました。試験本番1カ月以上前に受講したので、いただいたアドバイスを本番までにブラッシュアップするのに役立てました。

 2次試験が近づくにつれて、いくら勉強しても不安になっていく中、毎週届く曽根先生からの2次試験に向けてのアドバイス満載メールはとても励みになりました。また、CELのHPにある過去の受験生の2次面接試験レポートもとても参考になりました。2次試験のイメージ作りのため、全て読破しました。

<CELで出会った素晴らしい仲間>

 1次試験対策では、オンラインの授業を短期間で集中的に学ぶことができたのが良かったです。オンラインであれば自分のスケジュールに合わせて授業を進められるので、私のライフスタイルにはとても合っていたと思います。

 一方、2次試験対策の「日本事情コース」は通学に切り替えて受講しました。
クラスで知り合った仲間や先生方との飲み会に参加できたり、受講生のラインに参加させていただいたり、2次試験の応援をいただいたり、鎌倉散策ツアーなどにもご一緒できる仲間ができ、江口先生のライブにも一緒に行くことができたのはとても貴重な体験でした。同じ目標に向かう仲間は、今まで勉強してきたことをツーカーで話せる良き同志であり、その仲間との会話はとても楽しいものでした。

 今回3度目の正直(?)で合格できましたが、実はまだまだ知らないことだらけです。これからもCELの門を叩き、様々なセミナー、研修などに参加させていただき、実力をBrush upしていきたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。