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CEL受講生の体験記

2019年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


困った時のCEL!

川手 啓介さん(通学受講)


<独学で挑戦するも、、、>

 2009年に通訳案内士試験に初挑戦したものの不合格。以来、試験からはしばらく遠ざかっていたものの、持ち前のチャレンジ精神が頭を再びもたげ、2018年に9年ぶりの再戦に挑みました。

  一次試験は、参考書と過去問のみを独学で準備しながら試験本番に臨みました。
結果的に一次試験では惜しくも一般常識が5点足りずに不合格の憂き目にあい、一年間の浪人を余儀なくされました。再度自学自習で勉強を続けましたが、試験が近づくにつれて不安が募るなかで出会ったのが、CELの夏期直前対策の一般常識のクラスでした。これに出席したことが縁で、結果的に二次試験対策まで大変お世話になることになりました。

 迎えた2019年の一次試験、無事、一般常識をパスして、二次試験へと駒を進めましたが、二次試験の準備対策に途方に暮れていた時に、CELの「二次試験対策セミナー」に参加。自分自身では趣味と実益を兼ねて、北は平泉の中尊寺から西は姫路城まで、時間の許す限り日本を歩き回ってみました。

<模擬面接クラスで頂いた貴重なアドバイスの数々>

 それでも二次試験に向けて自信が持てずに悶々としていた時に「困ったときのCEL」で、実戦さながらの模擬面接クラスに参加。模擬面接後には曽根先生から時に辛口なコメントも頂きながら、とても有効なアドバイスや批評を頂けたことは、二次試験に臨むにあたって大きな自信の糧となりました。

 二次試験本番では、2名の面接官が必要以上に受験者が緊張しないよう配慮していただけるような温かみのある方々でした。プレゼンは決してスマートで内容の濃いものではなく、通訳に至っては散々の出来栄えに、不合格を確信し半ば気持ちが折れたのですが、表情だけは笑顔と明るさで全く動揺を見せずに最後のシチュエーションパートを終えました。

 内容的にはお世辞にも良い出来栄えではありませんでしたが、入室から退出まで元気で溌溂した態度を終始貫き、面接試験自体は非常に和やかで明るい雰囲気に満ちていたのがせめてもの救いでした。英語の失点はかなり大きかったと思いますが、諦めることなく「伝えようとする姿勢」「出来が悪くても落ち込まない明るさ」といった印象点で、かなり失点をリカバリーできたのではないかと思います。二次試験に関して言えば、いくら流暢な英語を駆使しても、笑顔もなく無表情で念仏を唱えているような態度は絶対にNGです。勝因は、最後まで試合を投げることなく、ゼスチャーを交えたり、ユーモアを交えたりしながら明るい表情を崩すことなく、粘り強くベストを尽くしたことではないかと思います。

 曽根先生からは、テクニックも含めてかなり細かくアドバイスを頂いていましたから、本試験で大きく役に立ったと感謝しております。これから受験に臨む皆さんには、CELの模擬面接クラスはぜひ受けておくことを強くお薦めします。
 出来の悪い生徒でしたが、晴れて全国通訳案内士になることができました。いままで本当にありがとうございました。