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CEL受講生の体験記

2019年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


最期まで諦めなければ、必ず合格できる!

松浦 毅さん(通学受講)


<<英検1級合格後に見失った英語学習の目標>

 私が英検1級に合格したのは、2017年3月 (2016年度第3回試験) のことだった。ちょうどオバマが大統領になったころ「英語を本格的に身につけてみよう」と一念発起し、以来英検1級取得を一つの目標として勉強してきた。この間、私にとって英語の勉強は一種の趣味だった。

 しかしながら、10年近くもかけて英検1級合格の宿願を果たした直後、私は一種のエアポケットに陥ってしまった。合格する前は、一日の空いている時間の大部分を英語に注ぎ込むほどのめり込んでいたというのに、いったんそのゴールに到達したら、何だか栓を開けたまま一晩放置してすっかり気が抜けたビールのように完全に意欲が失せてしまった。英文なんか読みたくもないし、英会話なんて聞きたくもない。そうやって1ヶ月ほどグダグダしているうち、さすがに「これではいかん」という気持ちがわき起こってきた。「何か次の目標を立てなければ」と。そして、英語力を活かせる方法には何があるかといろいろ考えた末、全国通訳案内士試験に思い至った次第である。

<講師も教材も文句のつけようのないCELの通訳ガイドコース>

 観光は、今の日本で数少ない右肩上がりの産業と言っていい。訪日外国人客は年々増え続けているし、2020年にはオリンピックも控えている。この資格を手に入れれば、少なくとも損をすることはないだろう。そう確信し、挑戦することを決心した。CELを選んだのは、英検1級でたいへんお世話になったのだから当然の選択だった。
英検1級合格体験記

 英検1級コースでもそうだったが、CELの通訳ガイドコースの授業内容と教材は極めて充実していた。講師の方々も江口先生、曽根先生、根岸先生など経験豊富な人たちばかりで何一つ文句をつける点はなかったのだが、肝心の私自身に真剣味が足らなかったようだ。一年目は惨敗だった。もともと日本史オタクだったので歴史は楽勝だったが、他の科目は惨憺たる結果だった。二年目は、前の年にCELで使用した教材を徹底的に復習して、何とか1次試験は突破したが、2次面接試験でハネられた。そして、3年目は、CELの「全国通訳案内士試験英語二次口述パーフェクト対策」を自宅で「これでもか」というくらいに音読とシミュレーションを重ね、さらにCELの模擬面接クラスを4回、曽根先生の個人レッスンを2回受けて臨み、何とか最終合格を果たした。どうも私は昔から何の試験でも、1回目に落ちて2回目に受かるということをくり返してきた。最初は甘く見て痛い目に遭い、「くそーっ!」と思って奮起して次で合格する。大学入試も運転免許もそうだった。「なら最初から真剣にやれよ」という話なのだが、これが私の性分なのだから今さらどうしようもない。

 2019年度全国通訳案内士試験の英語合格率は8.5%だったという。ひょっとしたらオリンピックのフィーバーが過ぎたあと、試験が易化することは期待できないのかもしれない。でも私は、確信を持って訴えたい。
「最期まで諦めずに自信を持って取り組めば、必ず合格できる!」
と。