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CEL受講生の体験記

2019年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


CELで楽しく勉強できた幸せ

外山 典子さん(通学受講)


<この学校に通いたい!と思いCELに入学>

 勤めていた会社を退職することとなり、転職活動を行っている最中に出会ったのがCELでした。最初は転職のために、英語をもう一度勉強し直そうと考えており、その時はまだ、通訳案内士という国家資格があることを知りませんでした。

 ちょうど「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになり、この先の自分の人生を考えたとき、次の会社に勤めるよりも、これからの将来もずっと長く続けていける仕事をしたい、自分が好きと思えるようなことで仕事がしたい、と考えるようになったことが通訳案内士を目指すきっかけでした。

 そんな状態でしたので、まだ、通訳案内士のことが何もわからないまま、CELの通訳ガイド説明会に参加しました。説明会での江口先生のお話がとても楽しく、「この学校に通いたい。この先生から教わりたい」と思いました。CELに入学することを直感的に即決し、「通訳ガイドパーフェクトプラン」に申し込み、その後に、通訳案内士のことを詳しく調べ始めたという経緯です。

<楽しく学べるCELの授業>

 週2回CELに通学するようになりました。英語の授業も、今までのビジネスの世界で触れていた英語とは、少し違う英語でした。授業のテキストでは、英語そのものだけでなく、日本地理や日本歴史、日本人の考え方等、日本に関わることを学べるようになっています。

 予習、復習は欠かせないものでしたが、カリキュラムに沿って勉強していくと、自然と語彙力や読解力がつくようになっていました。田中亜由美先生は、常に生徒と向き合ってくれ、時としてユーモアをもって授業をしてくださるので、自分の中の英語の世界が広がっていく感じがしました。

 江口先生の日本の地理、歴史の授業は、話を聞いていること自体が楽しいのですが、地図帳や歴史の図録などヴィジュアル資料も交えながら、頭の中にきちんと記憶として残っていくように組み立てられています。日本歴史は、歴史上の人物の楽しいエピソードを交えながら、日本地理は地域の美味しい特産品やお酒の話も交えながらですので、いつもあっという間に2時間の授業時間が過ぎていってしまう感覚でした。

 CELの授業の良いところは、知識の詰込みや受験テクニックを教えるのではなく、生徒により深い興味を持たせるようにしていただけることです。授業を受けているうちに、日本の文化、歴史、地理について、もっともっと知りたいと思うようになります。英語の表現についても、もっと知りたくなります。普段の生活においても、自分の興味対象が広がり、視野が大きくなっていくような感じがしました。新聞記事でも、今までは目に入らなかったような記事にまで目を通すようになりました。街に出ると、寄り道ばかりするようになってしまいますが。英語、日本歴史、日本地理、一般常識、通訳案内の実務の授業で学んだひとつひとつの知識が、最後には全て線や面となって、繋がっていくようでした。

<貴重なアドバイスをいただけた模擬面接クラス>

 1次試験の後、2次試験までは、今思い返しても、あっという間の時間でした。
「日本事情コース」と「一問一答コース」の授業が始まりましたが、授業では、常にマイクが回って来て発言しなくてはいけないので、ビクビクしていたというのが本心です。予習をするのも精一杯でしたが、授業を受けた後は、しゃべれない自分に落ち込むことも多かったので、復習に時間をかけました。授業で言えなかった語彙や、他の生徒さんが使っていてカッコいいなと思った表現を、唱えながらインプットするように努めました。

 2次試験までの直前1か月は、模擬面接クラスに参加しました。この時点では、「2次試験突破なんて、とても無理」と思っていました。模擬面接クラスの授業では、生徒1人1人に合ったアドバイスを先生からいただけます。また、日本人試験官役の現役通訳ガイドのCEL卒業生の方々とお話ができたので、試験までの心の持ち方なども教えてくださって、とても有難かったです。

 本番の試験までは、授業のテキストで教わった表現を言えるように、口慣らしをしたり、自分の言える範囲の言葉で、プレゼン内容をまとめてみるような勉強を重ねました。

<CELの先生方とクラスメートとの出会いは宝物>

 振り返ると、とにかく勉強をした一年でした。CELで勉強をする楽しさと、勉強ができる幸せを感じた一年でもありました。CELの先生方は、常に温かく、私たちに手を差し伸べて、次の世界へひっぱっていってくれる存在です。先生方の圧倒されるほどの知識に触れ、自分の知的好奇心も広がっていきました。

 またCELのクラスで出会った受講生の方々は、よきライバルであり、情報交換ができるよき友となりました。そのようなお互いを高められる場所となったのは、先生方、スタッフの方々が作り上げてきた学校の雰囲気によるものが大きいと思います。CELの皆様に心より感謝いたします。

 今は国家試験に受かっただけで、自分の知識も英語力もまだまだ中途半端であることを痛感しています。これからも勉強を続けていきますので、ご指導いただけますようお願いします。