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CEL受講生の体験記

2020年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


ペースメーカー・動機付けにピッタリのCEL

市村 雅之さん(通学受講)


<英語の勉強を極めたい>

 私のそもそもの通訳ガイド試験受験のきっかけは、英語の勉強の延長でした。40歳を過ぎて、「いつか勉強しよう」と思っていた英語がいまだに話せないことにある日愕然とし、このままでは死ぬまでに英語が喋れないままになってしまうと考えました。そのため英語を改めて勉強し始めましたが、適当に勉強していてもいつまでたっても上達の自覚がないまま数年が過ぎ、まずは目標として英検1級を目指すことにしました。2年ほどかけて英検1級に合格したとき、改めてまともに会話できていない自分に愕然としました。そのため、英検1級で免除の特典があり、旅行が大好きで訪日外国人観光客と話すのも好きで、かつ語学関係の唯一の国家資格であったことから、次の目標として通訳ガイド試験の受験を志しました。

<勘違いしていた通訳ガイド2次試験対策>

 2018年に英検1級に合格し、2019年に初めて通訳ガイド試験を受験することを決心しました。1次試験のうち免除科目である英語以外は受験することになるのですが、これについては市販の参考書と過去問をひたすら解きました。幸いなことに、私は旅行好きで国内にも結構行っていたこと、中学受験などの地理や歴史的知識が残っており、独学のみでラッキーにも残りの全科目合格することができました。

 ただ、私は英検1級受験の際にも、「出る単」以外過去問などは解かず、一般的な英語の勉強をして合格してしまったため、「通常の英語の勉強をいれば通訳ガイド2次試験も合格するだろう」と勘違いしていました。その結果2次試験は直前に過去問を見て慌てるもすでに時遅く、惨敗で終わり、2019年の2次試験は不合格でした。

<密度の濃いCELの授業と秀逸な教材>

 根本的に勉強方法を変えなくてはと、CELの授業を体験受講した上で、2月中旬からスタートした週2回/9か月の通訳ガイド2 次試験受験者プランに入学しました。内容は、江口先生の「日本事情コースVer2~4」と、ネイティブ講師と日本に関することを英語でDiscussionをするという少人数の「2次試験対策コース」です。

 CELの授業は、何もないと怠けてしまう私にはとても良いペースメーカーになりました。江口先生の講義は非常に試験に即した内容で、意識しないままに試験によく出る表現やテーマを繰り返し自然に勉強することができました。ネイティブの先生も、この試験にかなり造形が深いことがわかる誘導をしていただき、試験のコツや、江口先生の授業をさらに深堀りする印象で、大変良かったです。

 またCELの教材は秀逸で、二次試験直前までこれらの教材を繰り返し使用していました。教材はPDFですべてダウンロードできますので、これをiPadに入れて、通勤の際に繰り返し確認しました。具体的には教材の各テーマのみ確認後、自分なりに回答を頭で出してPDFの模範の英文を読んで比較するということをひたすら繰り返しました。この際、丸暗記は絶対に避け、自分の言葉で回答するように心がけました。ただ、繰り返した結果、模範解答に近い表現・内容が自然に自分の表現として出てくることを目標としました。こうしないと、実際の現場で予想外の問題が出た場合に応用が利かずに詰まると思ったからです。

<納得のいくCELのカリキュラム>

 二次試験で一番不安だった2分間スピーチでは、江口先生の日本事情コースVer4でカバーしていたテーマが出題され、幸運にも2020年に二次試験に合格することができました。

 仮にもう一度二次試験を受けろと言われても、私はCELで同じコースを受講すると思います。それほど、私にはペース、分量、内容の質、どれをとっても納得のいくものでした。商業的な予備校みたいなのは嫌いな私ですが、CELは通訳ガイド試験対策として大いにお勧めします。