会員サービス
インターネット授業はこちら

CEL受講生の体験記

2020年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


CELで教わった日本に関する幅広い知識は財産

徳田 喜弘さん(通学受講)


<まさかの合格!>

 通訳ガイド試験の最終結果発表のあった2月5日は、「どうせ駄目だ」と信じていたので朝からテニスをしていました。ふとネットを見ると、結果発表のサイトに自分の受験番号が載っていましたが、合格証が届くまで、合格したことがとても信じられませんでした。

<江口先生の教育への熱意を感じてCELに入学>

 私は技術屋でしたが、英語は好きだったので定年後には通訳ガイドをやろうと考えて、4~5年前から通訳ガイド試験に挑戦し始めました。ところが、一次試験がなかなか合格できません。試験会場で配られていたチラシを検討していた時、江口先生の写真を見て「トラッドジャパンの先生だ!」と気付き、通訳ガイドコースの無料説明会に参加しました。そこで、江口先生の教育への熱い熱意を感じて、CELへの入学を決めました。

<中身の濃いCELの教材と授業>

 英語・日本地理・日本歴史・一般常識の授業では、まずその内容・量の多さに圧倒されました。予習をして授業に臨むのが精一杯でした。また、英文法、日本地理、日本歴史の重要項目をまとめた小冊子の自習用ハンドブック教材は、繰り返し見直しました。

 田中亜由美先生の英語の授業では、「一番前の席は合格席!」と最初に言われたので、最後までその席をほぼ占有しました。外資系企業で働いてきたので、多少英語には自信がありましたが、亜由美先生の英語そのもののレベルの高さ、知識の広さと深さは素晴らしいと感じました。

 江口先生の日本地理・日本歴史の授業は、トリビアが散りばめられてとても面白く進んで行きました。特に、日本地理と日本歴史の相互関連の説明が参考になりました。一般常識では、曽根先生に、過去問を中心に試験に出るポイントを丁寧に教えて頂きました。

 今振り返ると、積まれたCELで使用したテキストの高さは優に30㎝を超えて、これを半年余りでこなした訳ですから、その密度たるや半端ないのも納得出来ました。当たり前ですが「通訳ガイドとして、海外から日本を訪れたお客様に日本のことをご説明する」という観点の内容が、テキストの随所に見られ、知らず知らずの内に通訳ガイドの気持ちに近づいたように感じます。根岸先生のボランティアガイド講座も受講し、実地研修では、清澄庭園や横浜などで実際のガイディングを経験できたのも、とても良い勉強になりました。

<2次試験対策で教わった笑顔とおもてなしの心の大切さ>

 2次試験対策の模擬面接クラスでは、”笑顔”と”おもてなしの態度”を繰り返し指摘されました。プロとして当たり前の事ですが、自分で”笑顔”だと思っていても「引きつっている」のは指摘されないと分からないので、とても助かりました。

 駄目だと思っていた2次試験に合格できたは、試験官がどういう表情であれ、こちらの笑顔は絶やさずに、試験官をお客様と思い、話に共感し、最後には感謝の気持ちを伝えることができたからかなと思います。

<CELでの学びをベースにこれからが勉強の本番>

 通訳ガイド試験にチャレンジしたのは、退職後の目標が欲しかった事もありましたが、CELで勉強する内に、日本について、自分が如何に何も知らなかったかを痛感しました。その結果”少しでも日本地理・日本歴史・一般常識を身につける事”がいつしか大切な目標に変わりました。花野先生のAdvancedコースや音読クラスでも、より一般的な英語の世界を見せて頂き、これも貴重な経験になっています。

 これからは、通訳ガイドの新人研修から始まって、それこそプロとして膨大な勉強が待っていると思います。CELで教わったことをベースに、前向きにチャレンジしていきたいと考えています。諸先生、ありがとうございました!