卒業生の通訳案内士就業レポート
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CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告

CELで学べば即戦力

CELで学んだ知識を駆使して、充実したセカンドキャリアをエンジョイしています!!

小林 秀樹さん(2016年度合格)

 

  30年務めた会社を早期退職し、2024年春に通訳ガイドとしてデビューしました。デビュー後はエキサイティングな日々が続いています。朝、笑顔でゲストを迎え、ツアーの最後にはハグをしてお別れ。別れ惜しい気持ちになる時もあります。また、ゲストがとてもフレンドリーで仕事中は友達と出かけているような感覚になることもあります。人生のセカンドステージで、本当に素晴らしい仕事に出会うことができました。

 デビューする前は、「自分の英語力でプロのガイドが務まるのだろうか?」という不安をもっていました。グローバル企業に勤めていたものの、海外赴任経験はなく、30年間日本での仕事に従事していました。そのため、会社でのキャリアではそれほど英語を必要としていませんでした。英語への苦手意識が海外赴任の経験を無意識に遠ざけていたようにも感じます。そしてそれは、プロガイドとして仕事をすることへの不安にも繋がっていました。「自分はゲストと良好な人間関係が築くことができるのであろうか?」と。

 

好天に恵まれた箱根ツアー
富士山もバッチリ!!
 しかし、勇気を出してガイドの仕事に飛び込んで感じていることは、「ゲストはネイティブスピーカーレベルの英語力を求めてはいない」ということです。彼らはローカルガイド(日本人)とのコミュニケーション(≒楽しい時間)を求めているのです。ガイドが日本人であることが重要なのです。ゲストとガイドは朝から夕方まで時間を共にします。事前に準備した観光地の説明はガイド時間の10%にも満たないでしょう。残りの時間はゲストのコミュニケーションタイムです。その間、日本について様々な質問を受けます。ガイドの現場ではゲストからの質問には、素早く、簡潔に答えることが大事です。長々と説明していたら飽きられてしまいます。また、答えに詰まってしまったらゲストをがっかりさせてしまいます。ガイドの現場で必要となる英語力はコミュニカティブなスキルであることに気付きました。

 

競馬のプロ(ゲスト)と競馬素人(ガイド)
のなんとも不思議な競馬観戦ツアー
 そこで役立っているのが、CELで学んだ体系的な日本文化の知識です。特に二次試験対策の授業で学んだ内容やスキルは、ガイドの現場で重宝しています。授業中、江口先生から受講者に沢山の質問(もちろん英語で)が投げかけられます。最初は上手く答えられなかったり、適切な英語が出てこなかったりして、悔しい思いもするのですが、授業を受け続けると答えられるようになってくるのです。また江口先生の英語表現は巧みでありながら分かりやすいのでとても参考になります。江口先生の授業を通じて、ガイドの現場で必要な英語力を身に着けたと言っても過言ではありません。

 新人ガイドでありながら、デビューしてから3ヵ月半で、46ツアーを実施することができました。これまで頂いたゲストからの評価もすべて五つ星。繁忙期を過ぎた今でも、仕事の依頼がコンスタントに来ています。幸先の良いスタートが切れました。そして何よりも嬉しいことは、ゲストとの出会い。全ての出会いがユニークでスペシャル。ツアーを終える度に世界中に友が増え、素敵な思い出が積み重なっていきます。こんなに素敵な仕事は他にはないでしょう。

ゲスト一緒に新緑の高尾山をハイキング! 
1本10万円もするウイスキー”響21年”を
ゲストに誘われて一緒に試飲!!
ゲストと一緒に角打ち

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