CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告

CELで学べば即戦力

CELは私の原点、そして世界へ

松石 紀子さん(2010年合格)

 

 CELとの出会いは、英検1級合格のために友人から紹介されたのがきっかけでした。ここからCELとの長いお付き合いが始まりました。

  当時の私は、通訳案内士という英語の国家資格があるのもCELの学校案内パンフレットを拝見して初めて知ったという、今となってはお恥ずかしい話のレベルでした。当時は英検1級の合格を目指していたこともあり、通訳案内士については、異国の事情のように思えていました。
 CELに入学してからは、勉強!勉強!!の日々が続き、英検1級、通訳案内士資格試験合格に至るまで、私の人生でこれほど高い目的意識をもって学んだ時期はないくらい大変!!しかし、充実した日々だったと、今こうして書いていると、ひしひしと当時のことが蘇ってきます。この長いCELでの勉強の日々は、順風満帆とは程遠く、英検1級コースでスタートしたものの、学力不足。クラスメートのレベルの高さに我を知り、Buildupコースからまた英検1級コースへ出戻り、、、と悪戦苦闘を繰り返していました。

  そんなある時クラスメートから、「通訳案内士は、松石さんにぴったり!」と言う一言に、心踊らされ(笑)、興味半分で授業を見学しました。その時の衝撃は今でも忘れません。江口先生の熱い授業と内容のおもしろさに、一瞬にしてとりこになってしまいました。同時に、通訳案内士のお仕事について「これこそが私のやりたかったこと!!」と確信、英検1級は後回しにして、通訳案内士試験合格のための勉強がスタートしました。

 しかしながら、この道のりも一筋縄ではいきませんでした。挫折を味わい、途中で英検1級の勉強に戻って、やっと英検1級に合格。そして今度は1次英語筆記試験免除で通訳案内士資格試験に挑戦、とうとう合格を勝ち取ることができました。おそらくこんなに悪戦苦闘、右往左往のビターな経験をしている人は、そういないのではないでしょうか。
振り返ってみると、こうした苦労と勉強を続けてきたことが、英検1級と通訳案内士の両試験合格後の今の仕事にどれだけ糧になっているかわかりません。今私は、英語講師、通訳案内士、バイリンガルMCとして活動しております(ささやかながら、ジャズ・ソウルのvocalistでもありますが、、、笑)。語学学校では、主に英検、TOEIC、エッセイ等を担当し、通訳案内士としては、東京都のボランティアスタッフとして、随時東京の名所を中心にガイディング、またその知識を活かして、日本在住の外国人対象に日本文化のレクチャーを行ったり、カルチャーセンターで、「英語で日本を発信! ~ Let’s talk JAPAN!! 」を担当しております。また、CEL卒業生でもある尊敬すべき大先輩とのコラボレーションで、自治体のボランティアガイド養成講座をはじめ、教育機関での文化講座等で、アシスタントとしてお仕事をさせていただいております。

 語学学校では、スタッフが通訳案内士の仕事に大変感心をもって下さり、是非学生たちに日本文化のレクチャーをして欲しいとの要請を受け、年3回のEnglish Campに毎回ゲストスピーカーとして参加しています。また、ある中高一貫校からの依頼で、海外研修に先立ち、英語の学習法をはじめ、日本文化の素晴らしさ、日本文化に裏付けられた日本人の民族度の高さ等お話させていただいております。

  留学直前の学生を対象に、日本文化の講習を行うことが度々あるのですが、大変印象的なのは、皆、目を輝かせてレクチャーを聞き入ってくれるということです。そして口々に「こんな授業は初めて。もっと早く受けたかった!」という言葉に、今元気のない日本を再生するには、子供たちに、日本の凄さ、日本人としてのプライドをもつことの大切さをきちんと伝えていくことだと痛感しています。そこでよく申し上げるのは、留学を考えている、もしくは、留学目前の学生に対して、現地での生活、文化に浸り、吸収することはもちろん大切ですが、思いっきり日本をアピールしてきてほしい、日本のこと、自分がどういう生活をしているかという身近なことを「自分の言葉」で語ってきてほしいということです。英語のうまいへたは関係ない、一生懸命の気持ちが相手の心を動かすということ、日本に関心をもってもらい、是非、日本に行ってみたいと思わせて帰って来てほしいと。日本について質問攻めにあって、I don’t know.では恥ずかしいとも(これらは自分自身にも常に言い聞かせていることでもありますが)。カルチャーセンターの生徒さんからも同じようなことを耳にします。「普通の英会話ではなく、こういったことを学びたかった。毎回新鮮で、目からウロコです」と。これこそが私の役割だと、日々やり甲斐を持って仕事をしています。

 これからは、発信型の日本人の育成が急務であり、その役割を担うのは、通訳案内士がもっとも適していると感じています。今日本文化は世界の注目の的です。マテリアリズムの世界観からの脱却、内面を見つめる静的な世界への憧れ、それがまさに日本なんです。日本文化は、西洋文化の豪華絢爛な美の世界とは対極的存在であり、奥深く潜在するコアな部分を「感じとる」文化、五感(第六感も必要かもしれませんが)をフル稼働してすべてを受け入れる、大変高度な文化です。こういった日本文化を体験しようと、多くの外国人が日本を訪れています。そんな今、私たち通訳案内士の役割、責任は大きく、こういった文化交流に携わることを大変誇りに思っています。私の夢は、日本のみならず、世界で日本文化をプロモーションすることです。この夢に向かって、まだまだ修行と勉強は続きますが、「心から楽しい!!」と叫んでいる私が、今ここにいます。

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