CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告

CELで学んだ実践力で、天職を得ました!
村田 由紀子さん(2017年度合格)
CELとの出会いは、江口先生の「日本事情コース」受講開始でした。当時はフルタイムの仕事をしていたため、スキマ時間を生かして勉強できる通信受講(CD受講)を選びました。CELの授業を受けてみて最大の効果は、以前より格段に、日本に興味を持つようになったことです。特に、今までほとんど知らなかった歌舞伎、文楽、能、狂言などの日本の伝統芸能を実際に観劇に行くなど、日本文化を深く勉強するようになりました。CELで勉強したおかげで、日本人として日本を誇りに思えるようにもなりました。まさしく、通訳ガイドの仕事の根幹を身につけることができたと感じています。
2017年度の試験に合格後、フルタイムの仕事を辞めて、2018年に通訳案内士としてデビューしました。約1年間で稼働日は160日を超えました。今は「全国通訳案内士」の名前の通り、まさに全国を飛び回る日々です。「こんなに楽しい仕事はやめられない!」という気持ちでいっぱいです。通訳ガイドの仕事を「天職に転職した」と信じてやまないくらい、楽しみに溢れて毎日を過ごしています。
これまで通訳案内士として経験した内容は、実に多岐にわたります。
- お客様の送迎(FIT/団体)、空港やホテルのチェックイン、チェックアウトのサポート
- 半日ツアーガイド、1日ツアーガイドは関東地方全般(横浜、鎌倉、富士山、箱根、日光、千葉、埼玉等)
- VIPのアテンド、VIPのツアー
- スルーガイド(1週間以上のロングツアー) ゴールデンルートを含む広域:東京—富士—箱根—中部(名古屋、高山、白川郷)—金沢—関西(大阪、京都、奈良、神戸)—広島—山陰など
- インセンティブツアー、学生研修(国会議事堂、火力発電所、自動車工場見学等)
- 空手、茶道、書道、寿司体験、折り紙体験、風呂敷体験、忍者体験、着物体験、和太鼓体験のガイドや講師
- 大型客船VIPクルーズのお客様のツアーガイド/船内通訳
ロングツアーをいくつも経験すると、ジェネラルトピックの持ちネタが増えました。車窓から見える景色のみならず、何気ない日常会話で行うような話題も取り入れています。今では、マイクを持ったまま数時間連続で、次から次へと話題を変えて話すことができるようになりました。折り紙、風呂敷などの小道具を使って、お客さまと楽しい時間を過ごすこともあります。また、旅を彩るエンターテイナーとして、自分をさらけ出すことも大切です。バスの中では歌も歌いますし、現場では、常にニコニコして挨拶、聴き手が安心するスマイル、ポジティブな雰囲気を作り、お客様を楽しくリードするよう心がけております。説明が不十分であれば多くの質問も受けます。お客様から教えていただくことも多々あります。また、常識では考えられないハプニングも経験しています。バスの乗降の時や歩く速さやお客様の体調にも気を配っています。ツアーの最後に、「君はベストガイドだ」と言われた時もありましたが、このようなお客様のお褒めの一言が大変うれしく、次の仕事への励みと活力になっています。
現場で外国人のお客様にご案内する内容や受ける質問は、実に多岐に渡っています。その度にいつも振り返るのは、CELで教わった内容です。思えば、現場でガイドする際の土台となる基本的な知識は、全てCELで学んだことばかりです。江口先生の日本事情や日本を説明できる英語力、曽根先生の無限範囲の一般常識、田中亜由美先生から得られた、テンポ良く日本文化を説明する即戦力となる英語力を、すべて現場で実践しています。
いまは、CELで身につけた実践力をベースに、外国人のお客様に日本を積極的にアピールし、世界の人々に発信する醍醐味を日々感じながら、通訳ガイドの仕事を心からエンジョイしています。






小学生の研修旅行


<<戻る