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CE通訳ガイドコース卒業生からの活動報告

CELで学べば即戦力

CELの教材・講義はとても有難い存在

若杉 雄一さん(2016年度合格)

 

  私は学生の頃、外国語の習得に夢中になっていた一方で、外国人留学生と一緒に花見に行ったり禅体験をしに行ったりなど、日本文化に触れる機会がたくさんありました。彼らとの交流を通して客観的に自分の国の文化の独自性を感じることができ、またその素晴らしさに気付かされました。当時もっと深く日本文化について知りたいと思っていた私にとって通訳案内士(当時は通訳案内業)は憧れの職業の一つでした。残念ながら私が学生だった1990年代は今ほど外国人の訪日観光需要はなく、職業としてはあまり現実的ではありませんでした。

 時を経て、昨今の日本旅行ブームのおかげで、今では通訳案内士が地方でも十分活躍できる時代になりました。機は熟したと思って2015年から試験勉強に取り組むようになりました。しかしながら、1回目の挑戦では日本地理を落としてしまいました。2回目は合格を確実なものにするために、しっかりした教育機関で勉強しようと思い、CELの通信講座を選んで受講しました。講師の江口先生が出演されていたNHKテレビの「トラッドジャパン」という番組を見ていたのがきっかけだったのですが、東京から離れた場所(愛知県)に住んでいる私でも、DVDに収録された講座を拝聴できるので大変有難いシステムでした。 日本地理は国立公園や重要文化財の名称をひたすら記憶していく地味な作業になりがちですが、それらについても江口先生は自分の旅行した時の体験談などを交えて解説してくださいました。とても楽しい語り口調で、まるで一緒に旅行しているかのような感覚で受講することができました。その結果、江口先生の楽しい講義と先生方の力強い応援のおかげで、2回目の受験で試験に合格することができました。

 現在はフリーランスで、JR駅構内の観光コンシェルジュと通訳ガイドの仕事に携わっています。2015年に北陸新幹線が開業した恩恵もあり、北陸エリアにも沢山の外国人観光客が訪れるようになりました。通訳ガイドとしては2018年の春からお仕事を頂くようになり、金沢、白川郷、高山などの他、高岡や黒部など富山県内の観光地もご案内しています。お客様の出身国も様々で、米国はもちろんブラジル、イスラエル、南アフリカなど非英語圏の方のご利用も少なくありません。また今年の秋は「世界一美しい湾クラブ」の総会が富山で開催されるため、世界中の会員が富山に集結する予定です。そのため付随するコンテンツのとして県内観光地のエクスカーションや晩さん会もあるため、かなり多くのガイド需要が見込まれています。

  その他、通訳ガイド業務とは直接関係はありませんが、最近では富山市内の飲食店にも訪日外国人客が多数来店することから、接客英語を指導してほしいという飲食店のオーナーさんからの依頼を引き受けたりもしています。

  以上のように、昨今の訪日外国人の観光需要増加から端を発して、様々な仕事が生まれているのが現状です。これから資格取得を目指す皆さんも、是非色々な分野でご活躍いただきたいと思います。

南アフリカからのお客様をお連れし、
冬の立山連峰を撮影(富山市呉羽山展望台)
こきりこ節の踊り手の方と一緒に(世界遺産 菅沼集落)
米国コロラド州からいらっしゃったご一家を高岡へご案内(雨晴海岸・高岡大仏)

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