通訳ガイド(通訳案内士)試験情報
通訳ガイド(通訳案内士)試験の概要
※最新情報はJNTOのウェブページをご確認ください。※通訳ガイド試験対策情報は当校の通訳ガイド試験対策コースをご確認ください。
試験の概要
- 報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をするための国家資格。
- 試験は国土交通大臣が実施し、合格者は都道府県に通訳ガイド(通訳案内士)として登録(2006年4月より従来の免許制から登録制に変更)。
- 年齢、性別、学歴、国籍等に関係なく、だれでも受験可能。
試験の形式(2024年度の場合)
- 試験科目
- 【1】筆記試験 ※全科目マークシート方式
午前①:外国語 ※10か国語から選択 (90分/100点)
英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語
午後①:日本地理(30分/100点)
午後②:日本歴史(30分/100点)
午後③:産業、経済、政治及び文化に関する一般常識(20分/50点)
午後④:通訳案内の実務(20分/50点) ※2018年度より追加 - 【2】口述試験 ※約10分程度
通訳案内の実務(通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について、選択した外国語による判定)
※選択外国語は、筆記試験と同一とする。
- 【1】筆記試験 ※全科目マークシート方式
- 試験場所
- 筆記試験
札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、那覇市 - 口述試験
・英語、中国語、韓国語は、東京近郊、大阪近郊、福岡市
・英語、中国語、韓国語以外の外国語については、東京近郊
- 筆記試験
- 試験免除(2024年度の場合)
- 2023年度の筆記試験全科目を受験して合格し、口述試験に不合格であった方及び欠席者は、2024年度の筆記(第1次)試験が免除。※注意:2023年度筆記試験で免除科目があった場合、2024年度第筆記(第1次)試験で免除科目は受験する必要があります。
- 過去の通訳案内士試験合格者が、さらに他の外国語による通訳案内士試験を受けるときは、外国語以外の科目の筆記試験が免除。ただし、新科目「通訳案内の実務」未受験の場合、受験が必要。
- 2023年度筆記試験の外国語、日本地理、日本歴史、一般常識、通訳案内の実務を受験して合格した方は、2024年度通訳案内士試験の当該科目(外国語は同一言語のみ)の筆記試験が免除。
- 英語免除:実用英語技能検定1級合格者
- 英語免除:TOEIC テスト900 点以上、TOEIC スピーキングテスト160 点以上、TOEIC ライティングテスト170 点以上 ※すべて公開テストに限る/2023年4月1日以降に取得した点数が対象
- 地理免除:日本旅行業協会実施の総合旅行業務取扱管理者、一般旅行業務取扱主任者、一般旅行業務取扱主任者認定書保有者
- 地理免除:全国旅行業協会実施の国内旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱主任者、国内旅行業務取扱主任者認定書保有者
- 歴史免除:歴史能力検定日本史1級又は日本史2級合格者
- 歴史免除:大学入試センター試験「日本史B」60点以上 ※対象は2020年1月実施分のみ
- 常識免除:大学入試センター試験「現代社会」80点以上 ※対象は2020年1月実施分のみ
- ※その他の免除申請については「施行要領」で必ずご確認ください。
改正通訳案内士法
2018年1月4日より改正通訳案内業法が施行されました。通訳ガイド試験受験予定
者にとっての重要ポイントは次の4 点です。
- 業務独占から名称独占へ
- 通訳案内士から全国通訳案内士へ
- 地域通訳案内士の創設
- 定期的な研修制度(更新制度)
通訳案内士試験ガイドラインによる合格基準
- 筆記試験
1 次試験の試験内容を外国語・日本地理・日本歴史・一般常識(産業・経済・政治及び文化)・通訳ガイドの実務の5つに分け、科目ごとに合格基準を設定。
外国語・日本地理・日本歴史はそれぞれ原則70点、一般常識・通訳ガイドの実務はそれぞれ原則30点を合格基準点とし、合否判定を行う。 - 口述試験
合否判定に当たっては、試験官ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ評価項目(プレゼンテーション、コミュニケーション、文法及び語彙、発音及び発声、ホスピタリティ)ごとに、具体的な評価基準を設定しておくものとする。合否判定は、原則として7割を合格基準点とし、当該合格基準点に達しているか否かを判定することにより行う。
*ガイドラインの全文は、下記サイトに掲載されています。(2024年度版)
JNTO全国通訳案内士試験のページ
合格率
- 英語合格率の推移
・ 2024年度試験:受験者数3,022人/1 次合格18.6%(555人)/最終合格10.0%(303人)
・ 2023年度試験:受験者数2,764人/1 次合格24.0%(631人)/最終合格12.9%(357人)
・ 2022年度試験:受験者数2,594人/1 次合格37.4%(946人)/最終合格17.4%(452人)
・ 2021年度試験:受験者数2,955人/1 次合格19.1%(550人)/最終合格8.5%(251人)
・ 2020年度試験:受験者数3,951人/1 次合格20.1%(764人)/最終合格10.4%(410人)
・ 2019年度試験:受験者数5,505人/1 次合格17.9%(951人)/最終合格9.2%(505人)
・ 2018年度試験:受験者数5,754人/1次合格25.2%(1,450人)/最終合格10.1%(584人)
(注)最終合格者は1次試験免除者を含む。