受講生13 女性
試験の様子
待合室で多くの受験生が順番を待つ、張りつめた空気の中に長時間いるうちに、極度に緊張してしまいました。そのため面接では具体的な英語の質問の言い回しはほとんど覚えていないほど、あがってしまいました。質問の順番も下記の通りではなかったかもしれません。
15:30~15:55集合、17時頃(?)本番開始。(入室前に係の方から2つのイスのうち右側のイスに荷物を置いて、左側に座ってください、と指示を受ける)
試験官は、英国人(?)男性(50代位)、日本人男性(40代位)の2名。.
質問内容
A: (ドアをノックして)Good afternoon.
J: Good afternoon. Have a seat. What is your name?
A: My name is ...
J: Where are you from?
A: I live in ... ....(緊張してなぜかI’m from…と普通に答えられなかった)
N: 日本の四季(four seasons以外の英語の言い回しは思い出せず)についてどう説明するか?
(How did you get here?やHow are you?など一切なく突然質問。質問が始まったことをすぐに理解できずにいると、聴き取れなかったと思われ、言い方を変えて繰り返し質問。我に返ったように答え始める)
A: 北海道以外は梅雨がある。日本列島は南北に長いので地域によって違うが春と秋は暑すぎず寒すぎず、夏はhot and humid、冬は季節風の影響で日本海側は雪が多く、太平洋側は乾燥している。
N: 旅館に泊まるとき気をつけることは?
A: 大きく3つある。玄関で靴を脱ぐ、食事の時間が決まっているので確認する、お風呂で湯船に浸かる前に体を洗う。湯船は他の人も浸かるのできれいに使う。
N: 部屋は違うのか?
A: 畳が敷いてある。(畳の説明でつまる)畳の上ではスリッパははかない。畳を裸足で歩くと気持ちがいい、等。
N: 東京オリンピックまでの日本の経済発展について説明せよ。(最初質問の意図がわからず、言い方を変えて何度か質問を繰り返してもらう)
A: (どこからはじめようか迷ったが)1945年、第二次大戦の敗戦後連合国の指揮下に6年間置かれ、民主化への道を歩む。1950年代の朝鮮戦争で特需景気のため経済発展する。人々の収入が増え、暮らしも良くなる。1964年には新幹線が開通する。
N: 日本人の平均寿命は(life spanという表現だったように記憶)
A: 平均して男性79歳、女性86歳
N: なぜそんなに長寿なのか?(secretという表現があったように記憶)
A: 2つほどあって、日本の食事(traditional dietという言葉を入れ忘れたような気が)が低カロリー、低脂肪で健康的なことと、進んだ医療を受けられること。
J: 最後に日本語で質問します。あなたは海外の方をご案内する時にどのようなことに気をつけて、おもてなししたいですか?
A: 滞在中にお怪我をされたり、体調を崩されたりすることのないよう、安全に旅行していただくことを、まず第一に考えたいです。その上で、お客様のご希望をよくお聞きして楽しんでいただけるように頑張りたいです。
N: Thank you very much. (Nが試験終了の合図)
A: Thank you very much. (部屋を出るときThank you very much.会釈して「ありがとうございました。失礼します」と述べた。2人から反応はなく、下を向いて用紙に書き込んでいる様子だった)
試験を終えて
日本人試験官からは最初に名前と、どこから来たか、と最後の質問、後はネイティブ試験官からの質問でした。質問内容は、ほぼ基本的な知識を問うものでしたが説明を要するものが多く、一人である程度しゃべり続けなければならない形でした。また答えに対して追加で質問もされることもほとんど無かったため、会話のキャッチボールや談笑するような雰囲気、とはなりませんでした。
とにかく、あり得ないほど緊張してしまったため、平常心の時とはまるで調子が違っていました。ドキドキして舞い上がって、身振り手振りを無駄にいろいろつけてしまったり、早口になったり止まったり、質問がスッと頭に入ってこないで答え始めるのにまごついたり・・・この人どうしたの?という感じだったと思います。実際の仕事ではここまで緊張することはないと思いますが、やはり試験は特殊だと思いました。試験でも動じないようにメンタル面を鍛える必要性を感じました。
CELの授業では知識を得られたことはもちろん、これまでより色々な視点から日本を見られるようになったことが大きな収穫でした。
日本に関する深い知識を持ち、いつも楽しくテンポのよい授業・模擬面接を行ってくれたDan先生、模擬面接で私が実際に受けた試験に近い環境を作ってくれたMichael先生、どうもありがとうございました。
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