通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生2 女性

場所は明海大学
集合が10:00~10:25の会でした。

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

 明海大学に到着後、案内通り3階に向いました。3階で受付がありました。受付をすると番号が書かれたナンバーカード(受験番号とは別の番号)を首か ら下げるように言われその後は大きな教室で自分の番号の書かれた席に座りました。トイレに行きたい方、と聞かれ、10人くらいの女性が1列に並ばされてトイ レに案内されました。

 その後、8人のグループ毎に呼ばれるのですが例えば1‐1からとかではなく、いきなり19-1~というアトランダムな呼び方で私はどこなのかな~と思っていたら、私のグループからは次の待機室へ行かず直接試験の部屋に行きます。と言われました。ということは、この時間帯の第1グループなのか!とそこで気づきました。さらに、教室を出る直前に「まず、名前と受験番号を聞かれますから、何も見ないで受験番号を言えるように今のうちに覚えておいてください」と言われ、慌てて覚えました。10:50頃に、8人組で待機室を出て、試験室に向かいました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

ネイティブスピーカー・・男性、アメリカ系のアクセント。20代と思われる。 スーツではなく、ニットのベストでラフな印象。 終始ニコニコとフレンドリー。
日本語試験官・・・・・・女性 30代? 始笑顔で、とても感じの良い方。


(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

 部屋に入り、荷物を指示通りに置くとすぐに名前と受験番号を聞かれました。 そして指示があり椅子に座りました。机はなし。 3つの椅子の真ん中に座り、1つの椅子にはA4の紙をはさんだファイルとボ ールペンが2本置かれていました。

(4) 通訳の日本文

 はっきりとは覚えていませんでしたが
 「東京の秋葉原は日本最大の電気街です。 600店以上の電気屋があり、国内外からたくさんの人が訪れます。 アニメの服を着た女性が働くメイドカフェというものもあります。」

(5) 英語訳の再現

 ほとんど覚えていないのですが
 「Akihabara in Tokyo is the largest electrical city in Japan. There are more than 600 electrical shops and many people visit Akihabara from Japan and overseas countries. There is a café where girls in animation costume serve customers called meidokafe and they are very popular...」 のような内容を答えました。

※※※試験後待機室で、隣の席の男性がテストの内容を詳細にわたり記録して
いたのがちらっと見えたのですが 「アキハバラ、世界中から毎年600万人」みたいなことが書かれていて それが正しいとしたら私はまったく頓珍漢なことを言ってしまったと思います。 600店と聞こえた気がするのですが・・・・※※※

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

・温泉での注意点
・日本で季節ごとに見られる草花
・日本の宗教

(7) 選択したトピック

・日本の宗教

(8) プレゼンテーションの再現

 日本語ですみません。
 「日本には2つの大きな宗教があります。仏教と神道です。神道は日本由来の宗教ですが、仏教はインドから中国、韓国を経て8世紀に (→間違えました・・・涙)日本にもたらされました。多くの日本人はこれらの宗教を、宗教そのものというよりは生活の中での伝統や習慣ととらえています。例えば私は、様々な機会に神社を訪れます。新年のお参りや、子供の幸せな機会、七五三やお宮参りなどです。(→この辺 で1分経過しました、と言われました。)また、日本人は夏に神社のお祭りに参加するのが好きです。そこでは神輿と呼ばれる、ポータブル神社をみんなで担ぎ「わっしょいわっしょい!」と大きな声で言ったりします。 では仏教は?と思われたでしょうか? 今話したように私たちは人生のいろいろな時に神道のcustomやritualに従うのですが興味深いことに、お葬式はほとんどの場合、仏教のお坊さんのもとで行われるのです。 」
(日本人試験官がタイマーを触ったような気がし、目も合ってにっこりされたので ここでやめました)

(9) Q&Aのやり取りの再現

So, what is your religion?
「そうですねえ・・私は神道と言ってよいと思います。 様々な時に神社に行きますから。
でも、プレゼンテーションの時に話したように 私も死んだときには仏教のお葬式が行われるのです(→くどかったか?)。 このようなことは不思議でしょうか・・・?」

What does wasshoi wasshoi mean?
「はっきりとした意味はよく分からなくて申し訳ないのですが・・・ わっしょいわっしょい!と言うと気分が高揚します。掛け声みたいなものでしょうか。 あ!しょう!(→あ、しょう!と日本語で言ってしまいました・・・) しょうとは、英語でCarryという意味なのです。 なので、わっしょいはLet's carryというような意味だと思います。 私がそう思うだけで、正しくなかったらすみません・・・」

(10) 日本語での質疑応答の有無

なし。

(11) 試験終了後のやり取り

 二つ目の質問が終わるとすぐに「これで試験は終わりです」と言われたので 「え?これだけ?」と思いましたが、席を立ち荷物を持っていると試験官がお二人とも席を立って、男性がドアを開けて下さり、女性はメモの回収。お二人ともとても親切な雰囲気なので、恐縮しながら英語と日本語でお礼を言いました。男性がドアを開けながら「ところで、東京のどこに住んでいるの?」と聞いてきて、え?今聞くんだ?と慌てて「エビス」と単語だけで答えてしまいましたが「Oh!」とにっこりしてくださったので思わず「Yes, beer capital!」と答えてしまいました。よかったのかどうか・・・・?

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

 私は一番最初の回だったので、待機室に案内されてから1時間以上座って他の 方が終わるのを待ちました。終了後の待機室もナンバーカードの通りに座りました。メモをガンガンとっていらっしゃる方もいましたが、私はそんな元気はなかったので通信機器以外のものは使ってよいとのことだったので、「新・英語で語る日本 事情」をぼんやりめくっていたら「仏教は6世紀に日本に来た」という文章をみつけてしまい、なんで8世紀って言ってしまったんだろう・・・・????と泣きたくなりました。終わったグループごとに随時戻られ、全く遅れは感じられませんでした。12時ごろに「ちょっと早めに終わりそうで、あと10分で解散できます」と 言われたのですが「福岡の会場が時間が押しているようで、やはり15分の解散です。」とアナ ウンスされました。結局予定通りに1分の遅れもなく解散しました。

(13) 全体を通しての感想など

 自分でも不思議なほど緊張せず、落ち着いて試験を受けられました。待ち時間がほとんどないまま連れていかれたのがよかったのかもしれません。私事ですが、日本人試験官方が親友にそっくりで、しかも終始やさしい雰囲気 だったのでリラックスして通訳、プレゼンテーションともにアイコンタクトと笑顔はかなりできたと思います。でも、思い起こせばそんなに難しい内容ではなかったのに言葉が出てこずあれ?というようなことを言ってしまいました。例えばelectric storeが出てこなくてelectrical shopと言ったり、メイドカフェがあると言っているだけなのに「popular」と言ったり・・・。また、よく覚えていませんが「I'm Shintoism」と言ってしまった気がします。

 最後に、模試のスケジュールがたて込んでいるところ調整をしてくださった田中さんをはじめ模試で日本人試験官役をしてくださっていた卒業生の皆様とお話できたことも本当に心強かったです。今思うと、終始雰囲気の良い試験でしたがあれでよかったのか?文法間違いはもともと多い方なので、受かっているのか ・・・?と早速不安でいっぱいですが、もう発表まで待つしかないのでのんびり過ごすことにします。

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