通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生3 

受付と待機の様子

10:15 受付終了 13-3のネームプレートを受領。10時から受付開始も、ペットボトル買い、トイレを済ませて、受付けの3Fに行くと、既に行列ができていた。
10:20 大部屋へ移動、指定の席に着席 椅子が固定式で狭苦しい。
10:35 小部屋に移動
11:00 挙手し、トイレを希望。男性5名一緒にトイレへ
11:10 10名程度毎に6部屋程度ある、面接室前へ移動  
11:20 面接の呼び出し後、入室。 
11:30 面接終了。 廊下の隅で10数名程待機してから、階下の大部屋へ移る。     

試験官は、イギリス人風男性BM(45~50代)、日本人女性JF(40代後半)の2名。本人A

質問内容

A: (ドアをノックして)Good morning.(JFがドアを開けて待っていた)
BM: Good morning. Have a seat.  What is your name?
A: I am…..
JF: 受験番号をお教えください。
A: 胸ポケットから受験票を取り出して、 ○▽XX▽ と答える
JF:ではこれから始めます。メモを取ってもかまいません。1分以内で通訳をしてください。(突然に開始され、無駄な会話は一切なし)
A:  Excuse me? Could I use my favorite sign pen?
JF がBMに目で確認。BMがいいだろうとのジェチャー。
JF:秋葉原は東京にある一大電製品街で、600以上の専門店が集まっています。???? ウェイトレスがメイドの服装をしたメイドカフェ もあり、人気を呼んでいます。
(メモを取るも、一部分、自分の字が読めずに割愛する)
JF:  3枚のカードの中から、1つを選び2分間で、Presentationしてくだい。 30秒間で構成を考えてください(の趣旨の内容)。

カードは、日本の宗教について、 
温泉に入る際の注意点
日本の草花について(当初から除外対象の為、不正確) 

A: Let me talk about Japanese Religions.
日本では仏教と神道が2大宗教である。
神道は、古代、火山や高山や森に精霊が住んでいると考えていた。そして、敬ってきた。ゆえに神道は他の神も受け入れることができる。6世紀に仏教がもたらされた時も、自然に受け入れることができた。
They could embrace other deities, and coexist.
現在でも、祝い事には神道が関わり(例えば、初詣や各種お祭り)、葬式はたいてい仏式で行われ、お寺のお世話になる。特に、神道は今や一種の生活様式であり、人々の生活と切り離せない。以上の趣旨のことを語りましたが、詳細は思い出せません。

BM: What is a Christmas for Japanese?
A: It is almost a kind of party for Japanese. Most Japanese don't believe in Christianity.
BM: 無言で頷く様子。
BM: What is obon?
A: It is a Buddhist ceremony held in mid August from 13th.to15th.
People go back to their home town and gather. And go to grave to pray for ancestor's spirits. It is believed that ancestor's spirits come back home.
BM: Are Japanese religious?
A: The answer is Yes, exactly speaking, they are spiritual. Shinto is a way of life. People visit shrine or Temple at the beginning of the year to pray for future happiness and good luck. Lots of festivals are related to Shintoism, Shichigosan and Gion festival in Kyoto and Sanjya festival.

BM:無言。 頷いていたようにも思えたが
BM: Are even young people the same?
A: Yes. Young people like to buy a Omikuji, fortune telling and these day, power spots are very popular among them. These are almost Shinto shrine or site of them.
BM: 納得したようにも思えたが。 無言。
BM: ▽ ○ ×? 
A: よく聞き取れず I beg your pardon?
BM: Why is it difficult to reserve Hotel on Christmas?
A: Since around 1990s, it was still in the bubble economy, young people reserve hotel room for dating.
BM: (笑い) Thank you for today (の趣旨の言葉)
A: Thank you so much.  ありがとうございました。(と日本語で言ったか記憶があやふや)


試験を終えて

 最初から、一切無駄な会話もなく、先方の顔も硬いままなので、緊張しました。特に、通訳で自分の書いた一文が読めずにちょっと焦りました。プレゼンは、mock interviewで経験したよりは一般的な質問であり、「日本の宗教について」を見つけて、即座に選択しました。準備はしていましたが、入室後、通訳を除きほとんど喋っていないので、最初思うように言葉が出ず。内容は70%程度しか語れなかった印象です。

 質問が進むにつれて、口も滑らかになりましたが、逆に丁寧さに欠け、文法的に不正確な言葉遣いが多くなってしまったように思い、反省しています。旅行者への説明というスタンスで臨んだのにも関わらず、面接者への回答、それもかなり丁寧さが不足していたと今になって反省しています。

 また、プレゼン以降、女性の面接者は一切語らず、そのため そちらに顔をほとんど向けることなく面接を終えてしまいました。余裕をもって、両者に視線を配るべきだったと思います。

 総括すると、プレゼンの題は、比較的素直かつ難易度、中程度だったと思いますが、communication能力を重視という趣旨から見ると、スケジュール通りに進行するのが第一義のようであり、会話のキャッチボールまでは殆ど至らなかったように感じました。

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