通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生11

試験会場到着から試験室入室までの手順

口述試験会場は大阪近郊を希望し、京都市の立命館大学衣笠キャンパスの清心館での受験でした。
受付時間15:30~15:55、試験時間16:30~、解散時間18:20。試験官は、アメリカ人男性(50代)、日本人男性(50代)の2名。
受付1時間前に会場1階ロビーに到着し、通訳ガイド試験受験生が利用できる学習スペースに案内されました。座席が50席程用意され、自動販売機もあり、試験直前の準備が充実していました。
受付時間開始がアナウンスされ、4階の試験会場までエレベーターで向かいました。大教室入り口での受付後、順に教室内に着席しました。受験生全員の受付が完了した30分後に、7名ほどのグループごと、試験会場があるフロアーに案内されました。それぞれが別々の会場入り口に案内され、会場入口の脇に用意された椅子で呼ばれるのを待ちました。(直前に単語を1つチェックしたかったのですが、駄目だったようで、係員の方に「ここでは電子辞書等の使用はできませんよ」と注意を受けました。)ほどなく、ネイティブの試験官に呼び込まれ、入室しました。

自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

名前と受験番号のみの問答でした。

通訳の日本文

浮世絵は江戸の庶民の間に広まりました。それは、特に主流となった木版印刷による大量生産が可能であったためです。ヴィンセント・バン・ゴーといった西洋の印象派の画家にも影響を与えました。

英語訳の再現

Ukiyoe is a woodblock printing which spread among the commoners in Edo. It was because of the woodblock painting which was a mainstream and it was able to be produced massively. Many famous painters of the West, such as Vincent van Gogh who was Impressionist was influenced by the ukiyoe printings.

プレゼンテーションの3つのトピック

(1)「江戸について」 (2)「東北地方の観光について」 (3)「※忘れました。」

選択したトピック

「江戸について」

プレゼンテーションの再現

(※「メモを取っても構いません」と日本人試験官から言われ、考える際にメモを取りました。)
江戸は17世紀から政治の中心となりました。徳川家康が幕府を開き、京都に住んでいた天皇は完全にその政治権力を失いました。京都は都として存続しました。江戸時代は約260年平和な状態が続き、文化、特に庶民文化が繁栄しました。葛飾北斎や井原西鶴といった芸術家たちが、その才能の為に人気となりました。

Q&Aのやり取りの再現

(※以下の1問のみでした)
N: 江戸の歴史を含め、どうして外国人が日本を理解することが必要なのでしょうか。
A: 日本について知っていたほうが、日本観光が楽しめるためです。私が通訳ガイドになることができ、外国人のお客様をご案内する場合、例えば皇居にお連れしたいです。その際、そこが江戸城の跡地にあることを理解できれば、皇居観光が意義深いものになり、より楽しむことができると思います。

日本語での質疑応答の有無

無し。(動機を含め、一切質問がありませんでした。)

試験終了後のやり取り

無し。

終了後、退出してから解散までの手順

終了後は、試験会場と同じ階にあるベンチが2脚あるところで7名ほどのグループ全員が集まり、全員揃ったところで、試験開始前の待合室となった大教室とは違う別の教室に集まりました。約50名全員が揃ったところで解散となりました。

全体を通しての感想など

口頭試験では、名前と受験番号を述べた後、すぐ通訳、プレゼン、プレゼンに関する質問1問のみで、あっという間でした。
通訳もプレゼンも理路整然とせず、自分の理想とは程遠い出来となりましたが、沈黙することなく、前を向いて今の自分ができる限り答えられたことでまずは一歩前進と考え、これからも自己研鑚に励みたいと思います。
パーフェクトプランを通して、日本の歴史も地理も宗教も江口先生の薀蓄こもった楽しい、感動的な授業で大好きになりました。口頭試験に臨むにあたりまして、曽根先生のご指導のおかげで、落ち着いて準備することができました。またパーフェクトプラン受講を通して、田中様に相談させていただき、ご親切で的確なアドバイスをいただきました。心より感謝しています。

 

 

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