通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生31

●試験の様子

9:00受付開始、一人一人タグを渡されました。私のタグは○-△と書いてあり、それは○グループの△番目という意味でした。待機教室へ移動。その教室には10時からの受験者が3グループ。1と2は英語受験で、3は別の言語のようでした。他にも待機教室があるかどうかはわかりません。待機中はトイレも申告して監視の人と行きます。
飲み物はオッケーでしたが、飴もガムも不可と大きく書いてありました。
9時半になると、待機中から解散までの説明。(携帯不可、通訳の時のメモは持って帰れないこと、荷物全部持って移動すること。受験後は別部屋で待機など色々)
10:00試験開始。1番目の人3人(3グループなので)が呼ばれ、10分位ごとに次の番号の人が呼ばれます。
10時になると11時から受験の人も入室。そちらは4グループのようでした。
10時30分になると、11時の受験生に先ほどと同じ説明。
45分くらいに試験の部屋の前に移動。
前の受験生が出てきても、中の試験官に呼ばれるまで外で待機です。

いつ呼ばれるのかな?と外で聞き耳をたてながら、静かに待っていましたが、日本人試験官がドアを開けてくださいました。受験生用に椅子が3つ並べられていて、一番向こうの椅子の上にバインダー付きA4のメモ用の紙とボールペン2本。
日本人の先生に、荷物はすべてそちらにと手前の椅子の方を指して言われました。(英語)

試験官は、カナダ人かアメリカ人かな?(とても聴きやすい発音)男性(40代)、
日本人女性(50代)の2名。

外国人の先生は、ちょっとムスっと見えましたが、とにかく満面の笑みを浮かべて挨拶だ!と気合いを入れました。(^-^)マークはにっこりした印です!

●質問内容 A 外国人試験官 J 日本人試験官 M 私

A: Good morning.
M: Good morning.(^-^)
J: Good morning. Have a seat. May I have your name and your number ?
M: I am ... . (曽根先生の助言とおりI amで!) Nice to meet you. (^-^) (ちょっとビックリされたよう。でも、二人共Nice to meet you. と返してくれました。) 
My number is one…six.(^-^)
J: ここからは日本語で説明します。・・(とすぐに試験に入りました。)
これから私が日本語で話す内容について、英語に直してください。日本語を読み終わったらすぐに始めてください。そして1分以内にまとめてください。通訳の間はメモをとっても構いません。
M:はい。(^-^)(1分以内ってどう言う意味かな?そんなに長くないだろうに?と一瞬思いましたが、曽根先生の助言通り、とにかく読まれたらすぐ始めよう!と思いました)

N: 日本は四方を海に囲まれています。70%が山地で、7つの火山があり、川は狭く 流れも急で、海に至ったところに平野が広がっています。
(もっと綺麗な日本語で、文も長かったのですが、私が聞きながらイメージした内容です。)
A: Japan is surrounded by the sea. 70% is ・・・mountainous. There are 7 volcanoes. Rivers are narrow and flow quickly. There are plain fields near the sea.(^-^)
とにかく、外国人の先生の顔を見て、簡単な英語で、(^-^)で続けました。馴染みのある内容なのに、今から思い起こすと文法も何もひどいですが、その時は精一杯でした。
N: では、次に3枚のカードをお渡しします。30秒でテーマを一つ選んで、2分でお話ください。時間はお知らせします。考えるときに先ほどのメモ用紙を使っても構いません。ただし持って帰ることはできません。
M:  はい。(^-^)
すると外国人の先生がカードを持ってきて下さいました。 この頃には先生はとても感じのいい方なのだ、最初は自分が緊張して、先生の事がムスっと見えたのかも?と思うようになりました。ところどころの私の(^-^)に(^-^)で答えてくれてました。
M:Thank you.(^-^)  A:(^-^)
カード一枚目。「日本が他の国と違うところは何ですか?」だったと思ったのですが、 帰りに別の受験生と話したら、「東京が他の都市と違うところは?」だったようです。 見た途端パス!と思い二枚目へ。 「旅館」やった!練習したトピック(^-^) 三枚目「浮世絵」これもいいぞ!(^-^)
浮世絵は大好きですが、まとめてなかったので話がまとまらないかも?と思い。セルの「日本事情」をベースに2分スピーチを練習してた「旅館」を選択。
メモ用紙にポイントを殴り書き。(頭を整理するため)でも、始める前には横にもどしました。
J: 始めてください。
M: (^-^)Let me talk about Traditinal Japanese inns.(これもアドバイス通りに)
Traditinal Japanese inns are…( room 言うの忘れた!と焦りましたが、まあいいや!と、とにかく続けよう)
Tatami-matted flooring. The furniture is a low table and legless chars. For bedding, you can use a set of futon, mattress and quilt. (^-^)When not in use, it is stored in the oshiire closet, and in the evening, ryokan stuff ..usually kimono-clad female staff (^-^)spread futon, and put away in the closet in the morning. The charge include two meals, breakfast and dinner.
  とここで、日本人の先生が「時間です。」みたいなことを言われたので、ビックリしてやめましたが。「一分です」と言われ、ホッとして続き。
You can enjoy traditional Japanese foods, such as sashimi and tempura. And Ryokan has a share bath …usually hot spring water. So you can soak in hot spring bath. (^-^)And Yukata, easy kimono, is served as a night wear. And the most important thing is ・・ (most important thing!?って、自分が話す時に大事なポイントと思ってただけなのに言ってしまった。まあいいか)…at ryokan you can experience the spirit of Japanese Omotenasi hospitarity! (^-^) Thank you.(^-^)
外国人の先生が大きくうなずいてくれたので、嬉しくなりました。

J: ちょうど2分です。(^-^)
M: (やった!時間ぴったり!とここでも嬉しくなりました。)
でも、この内容で2分ぴったり言うことは、表現は違ってもっと喋っていたのかもしれません。でも、内容のポイントはこのくらいです。)

A: I will ask you some questions .
M: Yes.(^-^)
A: You told about a low table, why is a table low?
M: (え? そこ?と一瞬、でも)Room is tatami-matted floor, so we can sleep …and sit on tatami, … so the table is low.
(気持ちが先にでてしまい、畳や寝てるポーズのジェスチャー付きに)
  ( directly を入れなかったし、最後が唐突だし、変な答えになってしまいました。)
A: You told about yukata, what is the difference between kimono and yukata?
M: (やった!普通の質問!)Yukata is a kind of casual wear. It is used for a night ware or casual wear in summer. Kimono is formal wear. We wear kimono on a special occasion such as New year days, wedding, and graduation.(^-^)
A: How do you eat sashimi?
M: (Howって言ったよね??…そういえば、刺身の説明してないかな?) Sashimi is low fish, using chopsticks….dipping in soy sauce、then eat…
(これもジェスチャー付きになって)
A: Is it really OK to eat sashimi ?
M: Yes(^-^)…( どういうことかな?) It is fresh ….and I think …absolutely yes.
(お薦めすべきなのかな?と思い、ついabsolutely とか付けてしましました。
J: では、これで終わります。どうぞお帰りください。
A: Thank you. (日本人の先生にも) ありがとうございました。(^-^)
部屋を出るとき会釈して「ありがとうございました。」

先ほどとは別の待機室へ。3グループの全ての受験者が終わり、解散予定時間が来てから解散。

●試験を終えて

曽根先生、激励メールありがとうございました。とても充実したメールで、試験前日は全部をもう一度読み直しました。私は筆記は今年で5回目。初めて一次突破です。もしかして今年は筆記出来たかな?と思いましたが、ガイド試験はそんなに甘くないよね~と、仕事にかまけて、それほど必死になってなかったので、合格わかって、焦りました。すぐにCELの2次対策のセミナーを受けました。今年から劇的に試験方式が変わり、すごく難しくなった!!と思っていましたが、セミナーで目からウロコのお話を聞き、とにかく通訳は話の内容をイメージして簡単な英語に、プレゼンは2分の感覚を身につける事を3週間必死で頑張りました。そして出そうな題材を25位ピックアップして2分におさまるようまとめて何度も練習。まとめてない題材は30秒考え2分で言う練習しました。鏡を見て、勉強仲間の前で。通訳練習は家族に「ふるさとジャパン」や「日本事情」を毎日いくつか読んでもらい、内容把握とメモとり練習しました。幸い、一緒に受験する友人もいたので、強化練習会も何度かやりました。
精神面では、曽根先生の試験に対する心構えで、「試験と思わず、二人の人をガイドすると思って受けてください」「コミュニケーション能力をみる試験です。語学力じゃありません」というアドバイスのおかげで落ち着いて望むことができました。とにかく試験の時の自分のいいイメージを持って、緊張しない!テストじゃない!大丈夫!と毎日言い聞かせました。練習で上手くいかない時も、きっと本番は出来る!何がなくても笑顔笑顔!と。普段はニコニコしている方ですが、人前でとても緊張するので。「沈黙は禁」も「下手な英語じゃダメ」と意気込んでたら守れなかったと思います。そして、試験当日。前日メール、江口先生の「You can do it!」曽根先生の「Enjoy your first guide!」の言葉を胸に、「出来る!」「今日のガイドは楽しみだ!」と暗示。とにかく私には笑顔しかない!と笑顔の押し売りのように笑顔笑顔で受けました。なので今の自分の精一杯をだせたと思います。だから、試験終わった直後はとてもいい気持ちでした(^-^)
でも、このレポートを書いていて、あれ??英語ひどくない!?簡単な文法間違いいっぱい!この表現じゃ伝わってないよね!?この質問にはこういうふうに切り返せばよかった!と、今愕然としています。
でも、頑張った自分にエールを送りたいと思います。頑張ってたら、少しづつ成長できますよね!(^-^) 本当にありがとうございました。

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