通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生46

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

「飲料の購入と喫煙は受付前にお済ませください」という案内を受けた後、受付部屋を通り、500人程度の大講義室で待合となりました。その後、10人程度のグループごとに階を移り、50人程度の試験前待合室で待つこととなりました。20分ほど後、試験室前に各々移動となり、前の受験者が出てくると、5分ほどで呼ばれました。


(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人試験官:男性、30代後半~40代前半、英国系。真面目な緊張した雰囲気。
日本人試験管:女性、40代。なごやかで優しい雰囲気。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

笑顔、大きな声でGood afternoon!と入室すると、日本人女性試験官から席の案内があり、「May I have your name please?」と問われたので、「I am XXX」と返事。すると、その後すぐに、通訳問題に移りました。

(4) 通訳の日本文

緊張していたので、うろ覚えですが、下記のようなものでした。
「1964年の東京オリンピックの際に開通した新幹線は世界で最も速い列車として、世界の注目を浴びました。現在では8路線に及び、日本全国を結ぶ計画が進行中です。」

(5) 英語訳の再現

恥を忍んで、そのまま記載します・・・。
In Japan, there is a train called “Shinkansen”, bullet train. It was founded for the 1964 Tokyo Olympics. It was the fastest train in the world and caught attention in the world. There are 8 lines and there is a plan to connect the line all around Japan. 

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

・居酒屋について
・日本の伝統芸能について
・震災について*もう少し長いトピック名でしたが、読んでいません

(7) 選択したトピック

・居酒屋について

(8) ご自身のプレゼンテーションの再現

I would like to talk about Izakaya, Japanese tavern. It’s a style of restaurant. They provide a wide variety of food and beverages. Some foreign travelers might think that Japanese don’t express their feeling well but it’s not true. If you go to Izakaya in Shinbashi or Shinjuku after work, you’ll see there are many business people enjoying discussing and chatting with their colleagues, bosses, or customers. Izakaya is a place for communication. I’d recommend you to go there. といったようなことを1分半ぐらいで話しました。1分を過ぎたところで、日本人面接官から、英語で「1分経ちました」と案内があり、少し焦ったことと、 居酒屋の基本情報を話す前に日本人のコミュニケ―ションの話に入ってしまったため、おそらく1分半ぐらいのところで話のネタが尽きてしまいました。「沈黙は禁」のため、とっさに、そこで”thank you”とプレゼンテーションを終了しました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

外国人面接官から、英語で「これから2分間質問をします。」と告げられ、下記の質問がありました。
1.Wide variety of foodと話しましたがどんな食事が食べられますか?
Yakitori, small pieces of grilled chicken, tofu, beans….and…okonomiyaki, savory, not sweet Japanese pancake…and so on. 焼き鳥の後、なぜか頭が真っ白になってしまい、うまく言葉が浮かんできませんでした。「沈黙は禁」と思い、ここは”and so on”で締めくくりました。

2.どんな飲み物が飲めますか?
For example, sake, traditional Japanese alcohol made from fermented rice and Shochu, it’s also popular and distilled alcohol made from potatoes, sweet potatoes, buckwheat, or rice.

3.いくらぐらいですか?
2000 to 6000 yen.

4.居酒屋に行くのは学生だけですか?
No, as It’s relatively reasonable, students also go to Izakaya.

5.居酒屋では新しい人と知り合えますか?
Yes, people get drunk it’s easy to know people. *なぜか笑いが起きる

(10) 日本語での質疑応答の有無

無し

(11) 試験終了後のやり取り

無し

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

省略

(13) 全体を通しての感想など

通訳、プレゼンテーションともに、拙い表現に終わりながらもCELの直前対策を5回分受講していて本当に良かったと思いました。通訳については、与えられた文章の主語が後方にあり、そのままの文章のように訳そうとすると複雑になるため、メモがとれた用語単位で短く文章を作っていく方法にしました。プレゼンテーションは、今回の目標をとにかく、「黙らないこと」に置きました。直前対策の時には、知識がなかったり、緊張して頭が真っ白になってしまったりということがありました。沈黙だけはつくってはいけないということを肝に銘じて、臨みました。居酒屋という、比較的取り組みやすいテーマにも関わらず、緊張のためか、基本的な情報を前半に持ってくるのを忘れてしまいました。そのため、後半で話しながら時間が余ってしまい、早めに”thank you”と終了してしまったのが心残りです。基本情報が抜けたためか、それらを次のQ&Aで聞かれました。ここでも、ひとつめのどんな料理が食べられるのか?という質問でなぜか窮してしまい、”and so on”でまとめてしまいました。しかし、次からの質問ではスムーズに答え、挽回できたのではないかと思います。落ち着いてみれば、Q&Aで聞かれたような基本情報を前半に入れ込み、後半で日本人のコミュニケーションと居酒屋の関係を語り、最後に、今週決まった和食の世界遺産登録の話を加えて、居酒屋を楽しんでください!といった流れで話せたように思います。やはり本番では難しいものだと思います。とはいえ、1年間勉強してきて、初受験にして、2次試験に進め、笑顔で黙らずに8分間を楽しく無事終えることができました。ひとえに、先生方、事務局スタッフの皆様のご支援のおかげです。ありがとうございました。あとは、祈るのみです!

 

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