通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生50

●試験の様子

3:50集合、16:00移動、16:50本番開始。試験官は、アメリカ人男性A(40代)、日本人女性J(50代?)の2名。

●質問内容

私: (ドアをノックして)Hello.  Nice to meet you.
A:  Hello. Have a seat. What is your name?
私: I am __________.
J:    それでは、早速ですが、日本語を読みますから、通訳をして下さい。
   そちらに置いてあるメモを使っても結構です。よろしいですか?
私:  はい。

(内容)江戸時代、浮世絵は庶民の間で、流行していました。多量に印刷することが出来るようになって、誰でも手に入りやすくなったためです。
浮世絵はヨーロッパの印象派の画家であるバンゴッホなどにも影響を与えました。

私: In the Edo Period, wood block painting was very popular among commoners.
    Because the amount of publishing was available, it was popular among commoners. Wood block painting influenced the impressionist in Europe.
(かなり上がっていたので、訳オチがあった。浮世絵は言わずにいきなり wood block paintingと言ってしまった。多量に印刷というところが、変な英語になってしまった。バンゴッホもおとしてしまった。日本事情で 知っていた内容だったので、なんとか終えることができた。面接官は非常ににこやかに接してくれたので、だんだん落ち着いて話せるようになった。 )

J:それでは、そちらの3枚のカードの中から、テーマを選んで、30秒以内にプレゼンテーションを行って下さい。時間は2分以内でお願いします。

(私が、カードを選ぶのが早かったので、まだ15秒ありますが始めてよろしいですか?と聞かれたので、はいと答えて、プレゼンを始めた。)

私:I would like to talk about Tohoku.I recommend to go on a trip to Sendai, because it has a beautiful scenery in Tohoku. There is Aoba castle, the seat of Date. It takes two hours from Tokyoby bullet train. We can also go to the pine tree coast. It remained even though East Japan Earthquake occurred. It takes one hour and a half by train. You can go to Hiraizumi temple. It was designated as World Cultural Heritage this year. It takes one hour and a half by car. Thank you.
(はずかしいのですが、あまり段取り良く話せませんでした。後で考えたら、 瑞巌寺もあったし、なにより七夕祭りを言うべきだったと思いました。
平泉が世界遺産になったのも昨年でしたし、思いっきり上がっていて、 考えるより先に口走ってしまったような内容でした。しかし、面接官の
受けは良かったようでした。松島の名前も出すのを忘れてしまいましたが、内容に関して、うんうんとうなずいてくれていたのが、せめてものなぐさめです。)

A: May I ask you same questions?
私: Yes, please.
A:  Have you been to Sendai before?
私: No. I have never been there, unfortunately.
A: Oh, you know there very well. Do you know something to eat?
私:Yes. Tan grilled is very famous.
A: What tan?  Pig?
私: No. Beef.  A ball of rice, on top of it, we eat.
A: How about another prefecture like Yamagata?
私: I had climbed the three tops of the mountains in Yamagata prefecture. I recommend there, too.
A: Good. How about food there?
私: Sea food is very good, because it is surrounded by the sea.
A: Thank you.
J: Thank you. それでは、これで終わります。
私: Thank you very much.

(日本語での質疑応答はありませんでした。どんなガイドになりたいかとも聞かれませんでした。面接官は終始ニコニコしていたので、緊張もほぐれて、スムースに答えられました。トピックは他に「江戸について」がありましたが、もう一つは覚えていません。)

退出してから、グループごと(8人)待機して、まとめて控え室に戻りました。控え室は時間毎に200人くらいで大教室に待機させられていました。
終始、私語厳禁で、皆静かに待機しました。三分の二くらいの人はサラリーマン風の男性でした。40代ぐらいの人たちが目立ちました。

全体を通して、落ち着いてプレゼンができたのも、模擬面接を受けて最悪の状態を体験していたからだと思います。模擬の時は体調も悪く、前日は
せきが止まらず、頭痛がしたので、いつもは飲まない風邪薬を飲みました。 普段あまり薬をとっていないせいか、たちまち効果があり、当日はせきもでなくて良かったと思います。体調管理が何よりも大切です。
合格してもしなくても、今の自分の実力では、ガイドとしては足りないと実感しています。しかし、試験を通して、自分の何がいけないのかが
はっきりしてきました。今後の勉強をしていく上で本当に良い経験でした。
楽しむまではいかなかったものの、充実した一日であったことは間違いありません。また、CELでの学習も十分に出来なかったことは申し訳なかったのですが、CELで学習すれば、十分に合格できるとの感触も得る事ができました。私事になりますが、自宅で母の介護をしなければならず、CELでの学習は週一の通学とCDだけでした。今まで英語で合格したことはなかったので、本当に感謝しています。これからも実力のあるガイドになるべく、勉強をおこたらないようにします。ありがとうございました。 

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