通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生64

● 注
以下の13項目については、該当する箇所に(*1)のように入れていきます。

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順
(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍
(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り
(4) 通訳の日本文
(5) ご自身の英語訳の再現
(6) プレゼンテーションの3つのトピック
(7) ご自身の選択したトピック
(8) ご自身のプレゼンテーションの再現
(9) Q&Aのやり取りの再現
(10) 日本語での質疑応答の有無
(11) 試験終了後のやり取り(もしあれば)
(12) 終了後、退出してから解散までの手順
(13) 全体を通しての感想など

●試験の様子
(*1) 9:00-25、明海大学3Fにて受付後大教室に移動。
この大教室では、携帯電話その他通信可能な機器と、ICレコーダーなどの録音機器の電源を切るように指示されたが、辞書(電子辞書含む)と参考書等を見るのは許可された。そのため、「日本まるごと英単語帳」などを読み返すことができた。
10:00から前の方のグループが試験を開始した模様だが、私は10:10頃まで待機してから移動した。
少人数(私のグループは8人)で試験室付近まで移動した後で、それぞれの教室に案内される。同じグループの人は皆、違う教室に案内された。

(*2) 試験官は、ネイティブ(アメリカ系?30代くらい)、日本人男性(50代?)の2名。

●質問内容
J:     (ドアを開ける)お入りください。
A:     (入室)Hi, nice to meet you.
N:     Hi. Have a seat. (*3) May I have your name and examination number?
A:     My name is ... and my number is xxxx...(受験番号が1つずれていた。試験官怪訝な顔)Oh, sorry, xxxy. (試験官うなずく)OK, thank you.

(Nの返事なし。唐突に試験開始)
J:では、私がこれから日本語でお伝えする内容を、1分以内で通訳してください。メモをとっても構いません。ゆっくりですが1回しか読み上げませんので、注意して聞いてください。
A:はい、よろしくお願いします。(日本語なので日本語でいいと思った)

J: (*4)(かなりゆっくり。また、/の部分を区切り、読みやすく発音していた。)日本は四方を海に囲まれており、/その7割が山地です。/7つの火山帯があります。/川幅は狭く急で、/川が海に流れ込むところに/平野が広がっています。

A: (*5) Japan is surrounded by the sea, and 70% of the land is mountainous.
There are seven volcanic...(ここで「帯」が出ず) zones.
The river is narrow, and (「急」が出ず)...and....
where the river flows into the sea, there are...(長い沈黙)..., oh, plains.

J: では、お渡しする3枚のカードから1枚選んで、2分以内でお話しください。

<カード内容 (*6)>
1. 東京が他の地域と違っている点について
2. 浮世絵について
3. 旅館について

J: では、始めてください。

A: (*7)(*8)I would like to talk about number 1, the difference of Tokyo compared to other cities.
   Tokyo is characterized by its large population, diversity, and rich transportation.
   Tokyo is crowded...uh...everywhere.
   As for diversity, people comes from everywhere in Japan to Tokyo, so, although there is a standard language, many people speak..(dialectが出ない)...other languages.
   As for transportation, if you are inside the Yamanote line, you can reach a station from anywhere within 10 minutes. The Tokyo Metropolitan government says so.
   However, in the Tama area in western Tokyo, you would need a bus in many cases.
(時間切れ。J、Nのどちらが指示したか失念。たしかNだった気がするが……)

N: (*9) You mentioned transportation. Which method would you recommend?

A: Uh...it’s a difficult question...I would recommend subway. The subway in Tokyo has every station numbered. So even if you can go to your destination even if you can’t read the name of the station. That is good for foreigners.

N: How large is the population of Tokyo?

A: It’s around twelve million for the entire Tokyo and around eight hundred...no, eight million for the 23 wards.

N: Which tourist destination in Tokyo would you recommend?

A: Uh...It depends on the person, but personally I would recommend Akihabara. Its sells many electric...parts and center of subculture such as cosplay and games.

N: That's all. Thank you.

A: Thank you so much for taking...the time. Bye-bye.

(*10)(*11) 日本語での質疑応答、上記以外のフォローはありませんでした。

●退出から解散までの手順(*12)
終了後、事務の方が外に待機していて、先ほどとは別の大教室に案内された。
この大教室では、先ほどと同様、携帯電話その他通信可能な機器と、ICレコーダーなどの録音機器の電源を切るように指示されたが、辞書(電子辞書含む)と参考書等を見るのは許可された。
私の辞書は電子辞書だが、無線LAN経由での通信機能が付いていた(もちろん無線LANはオフになっていた)。わからなかった単語を調べていると、試験官に「その辞書には通信機能が付いていますか」と聞かれた。付いているのは知っていたが、使ったことがないと答えると、電源を切るように言われた。それ以上はとがめられなかったが、ちょっと心配である。
退出前の教室に全員がそろった後、早い番号の人から退出を促された。前の人にぞろぞろついて行って退出したため、誘導の態勢は不明。

 

●試験を終えて
上記の通り実力不足も甚だしい回答になってしまいました。ですが、CELの模擬面接を2回受講したおかげで最低限の形を整え、笑顔でコミュニケーションが取れたと大変感謝しております。
特に、ガイドラインに例として挙げられていたのが地理・歴史・一般常識に無理矢理結びつけたようなトピックだったにもかかわらず、CELでは丸暗記ではないアドリブ重視のトピック選定をなさっていたところが大いに参考になりました。また、ネイティブの先生の回を受けたときにかなりどもってしまい、「Relax!」と指導していただいたおかげで、少しはリラックスして答えられたと思います。
友人に誘われ今年の秋口に急に受験を決めたこともあり、私が受験した回は通訳もスピーチも基本的な内容だったにもかかわらず、適切な言葉もそれに代わる言葉も容易に出てこなかったのが悔やまれます。とにかくinputとoutputが足りませんでした。慣れることの重要さをひしひしと感じました。
最後に、ご指導賜りましたネイティブと日本人の先生、そして事務局の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

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