通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生6

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

12:00-12:25 集合で大きな部屋に集合
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
黒板の注意事項:通信機器のあるなしに関わらず、携帯電話、パソコン、iPad、iPod等の使用は×。録音機能のついているもの、イヤホンの使用も不可。電子を含む辞書は使用可。飲食はドリンクのみ可で飴ガムは不可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。

12:50 係の指示に従って、番号順にエレベータで別の階の教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項は前の部屋と同じ。
その後、10分おきくらいに、番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に1フロアー下の階に移動。
そこが面接室のある階だった。
13:30 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。(その椅子に前の人がまだ座っていたら廊下の端の10個くらい並んでいる椅子にまず座る)
係の人から、「中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」と指示有り。
13:50 日本人の試験官の方がドアを開けてくださり、 外国人の試験官から荷物を置く場所を支持された。「Good Afternoon」と笑顔で挨拶を交わす。教室には
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」
のような英語でした。(2席あって、手前にかばんを、その横に座れ、と理解)
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40-50代くらいの男性。どこの国かは分かりませんが、聞き取りやすい英語。笑顔で感じがよかったです。
日本人:30-40代の男性。日本語の説明も事務的な感じではなく、笑顔で感じがよかったです。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name and where do you live? と言われ、I am________. I live in________ と返答

(4) 通訳の日本文

日本で鉄道交通網を利用するならICカードが便利です。1度チャージをすれば、ほとんどの電車バスを利用でき、どこへでも1枚のカードで行くことができます。

(5) 英語訳の再現

When you use public transportation in Japan, IC card is very useful. Once you charge your money to your IC card, you can go anyway by using the IC card. (ここでほとんどの電車、バスを利用できるというのが抜けていることに気づく) You can use any trains and buses. 1枚のICカードで、の1枚も抜けたがこれで終わりにした。
こんな感じで答えました。模擬面接より短く、簡単に感じましたが、やはり本番。緊張していたのかもっとうまくできただろうにと反省。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.日本の三景
2.宝くじ
3.鎖国

(7) 選択したトピック

鎖国

(8) プレゼンテーションの再現

National isolation policy was done in the Edo period. Edo period was between the 17th century and 19th century, it was over 250 years. There were 2 reasons for the national isolation. One is that Tokugawa government wanted to dominant foreign trade and it was avoid to feudal lords become richer than Shogun. (この一文を言う時に、fearとかwas afraid of が咄嗟に出てこず、3~5秒くらい well・・・とか言い、ジェスチャーしながら思い出そうとした)
Another reason is that Tokugawa government fears Christian power. For these two reasons, Tokugawa government practiced national isolation policy. There was a good thing according to the isolation policy. Distinct Japanese culture flourished including Ukiyoe wood block printing and Kabuki stage performance.
最後、何て言って終わらせたのか覚えてないんです・・・。最後の最後はもちろんThank you. と言いましたが。
観光の話につなげることはできませんでした。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N: 大名たちはどうやってお金を稼いでいたのか。
A: Actually some feudal lords were rich due to promoting their local products.
N: なぜ徳川幕府は大名たちにリッチになってほしくなかったのか。
A: This is because if feudal lords became richer than Shogun, they might have fought against Shogun.
N: 鎖国の良かった点について述べていましたが、ネガティブな点は?
A: Japanese modernization was delayed.
N: クリスチャンの影響が最も強かった場所は?
A: It’s Nagasaki prefecture.
N: Why?
A: Christianity was first introduced to Nagasaki prefecture. So there are many churches in Nagasaki prefecture.
N: もしあなたが大名だったら、鎖国政策に反対しましたか。
A: That is difficult question but if I were feudal lords, I would follow the policy.
N: あなたは賢い部下なんですね、みたいなことを言われてお互いに笑う。
ここで、試験は以上ですと外国人試験官に言われて終了。
日本人試験官から、メモ用紙とカードを返すよう指示される。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

N: Have a nice day!
A: Thank you. You too!

>(12) 終了後、退出してから解散までの手順

面接前とは別の教室で、全員が終わるまで待機。

(13) 全体を通しての感想など

試験官の方は二人とも親切な感じで、こちらの話を一生懸命聞いてくださってので、とてもやりやすかったです。
通訳パートは、CELの模擬面接よりも短く簡単に感じましたし、読み上げ方もとてもゆっくりでした(試験官にもよると思いますが)。なので、メモ取りは完ぺきでした。通訳するときは笑顔とアイコンタクトを忘れずに、一文をはっきりと話すよう心がけました。メモはほぼ見なかったです。逆に、見なかったため細かいところの訳し洩れがありましたが、CELで言われていた70%はカバーできたと思います。
プレゼンの反省点は、時制や三単現のSなどが抜けたであろうこと、途中単語が分からなくなり少し止まってしまったこと、そこで文法も乱れたことです。文法が乱れた時に日本人試験官の顔がちょっと曇ったような気がします。プレゼンで説明が足りなかったところを質問されたという感じがします。質問に対しては即答することができました。
終わってみるとあっという間でした。ああ言えばよかったと、反省点は多々ありますが、後は結果を待つのみです。
CELで「暗記は禁」「アウトプットをたくさんする」とアドバイスをいただきましたが、本当にその通りだと思いました。
2次試験では、英語を話すことに対しての慣れがとても大切で、自分の知っている単語で伝えられること、話し続けられること、即答できることなど、英語の反射神経を鍛える訓練が必要だと感じました。もちろん、日本事情のインプットをたくさんした上でのベースがあってのことですが。その点において、CELでの授業はとても良かったです。一年間の自分は、鎖国について英語で話すことなどできませんでした。
先生方、アシスタントの方々、事務局の方々、本当にありがとうございました。
 

 

 

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