通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生8

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

9時受付でした。受付で番号札を渡されて首からかけるように言われます。大きな教室で暫し待機。9時半から注意事項の説明があり、すぐに1番目のグループから次の教室に移動開始。グループは全部で8ありました。私は○番目のグループだったので、9時45分に中くらいの教室に案内され、5分も待たずに試験室前に移動。試験室前には椅子が二つありました。10時ちょうどに一人目から試験開始。順番が来るとJが中から扉を開けてくれて「お入りください」と言われました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

N:60代くらいの男性。イギリス人。終始うなずきながらこちらの話を聞いてくれました。
J:50-60代の女性。試験の進行を日本語で行う役。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

Jから英語で名前と居住地を聞かれました。その後、日本語で、メモとペンを使って良いということを説明されました。

(4) 通訳の日本文

日本の祭りは、もともと豊穣を願ったり収穫に感謝したりするためのもので農業生活の中から育まれたものしたが、最近では町おこしのイベントとして行われているものもあります。

(5) 英語訳の再現

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.初詣について
2.(忘れました。)
3.明治維新について

(7) 選択したトピック

初詣について

(8) プレゼンテーションの再現

日本人はお正月に神社や寺にお参りし、新しい年の幸運を願う。着物を着てお参りに来る人も多い。おみくじと呼ばれる占いを買って、新しい年の運勢を占う。とても混むけれど、観光客もぜひ訪れて、日本のお正月の雰囲気を味わってほしい。
(1分経ちましたとJが教えてくれたあたりでネタ切れになり、Thank you.と言ってプレゼンをやめました。その後、Nが的確なQuestionで助け舟を出してくれました。感謝)

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:観光客にどちらを勧めるか。大きい神社と、小さい神社。
A:大きい神社です。私の住む町の近くに、成田山新勝寺という日本でも有名なお寺があり、お正月には全国から参拝客がたくさんやってきます。地元の人たちはgreat hospitalityで参拝客を迎えます。だから観光客にも新勝寺に来てほしいです。
N:観光客にどちらを勧めるか。昼間に行くのと、夜に行くのと。
A:(夜に初詣?と一瞬思いましたが、すぐに大晦日のことだと思い)どちらも良いですが、大晦日の夜に行くのも良い考えです。大晦日には大きな鐘を108回鳴らします。除夜の鐘と言います。仏教では、108は煩悩の数です。煩悩とは苦悩です。除夜の鐘を聞くことで、あなたの苦悩も消えるのです。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

Jにありがとうございました、NにThank you very much. Have a nice day.と言って退出。NがThank you. You too.と言ってくれました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

同じ9時受付の人がすべて終わるまで、試験後待機室で待たされました。1時間くらい。携帯電話や電子機器の使用を禁じられているので、文庫本を持っていくべきだった、と後悔。

(13) 全体を通しての感想など

東京会場だけかもしれませんが、とにかく何度も移動させられます。前の教室には戻らないので、荷物をすべて持っていく必要があります。忘れ物をしても取りに戻れないので、荷物は少ないほうがよいと思いました。
プレゼンは2分きっかりやるつもりだったんですが、途中で話すことがなくなってしまいました。その分、NにQ&Aでフォローしてもらえたので助かりました。プレゼンが苦手な方は、あえてプレゼンは短めに済ませQ&Aでしっかり話す、という戦略でも良いかもしれません。
曽根先生のアドバイス通り、明るい色のスーツを着て行き、最後まで笑顔とアイコンタクトで通しました。来月は、地元愛で熱く語ってしまった成田山新勝寺に初詣に行って合格祈願をしてこようと思います。CELの先生方、スタッフの皆さん、熱心なご指導と温かい励まし、本当にありがとうございました。

 

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