通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

<<一覧に戻る 通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生15

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

大枠手順は、下記の通りです
1.受付
2.大講義室⇒氏名番号確認⇒諸注意⇒次室移動のため、グループ毎呼び出し・整列
3.グループ毎、講義室に移動、待機
4.時間がきたら、係員に従い講義室を出て試験室があるフロアーの階段室に移動(8人毎?) 
⇒待機
5.一定時間経過後、係員に従い試験室ドア前に行き、椅子に座って待機
6.試験室で受験
7.試験終了後、待機室で待機
8.解放
【手順詳細】
AM9:00頃    午前9時頃 現地着⇒係員の指示に従い、EVで6階の受付
受付完了後、番号記載の名札(○○―○と表示)を 受領
(前の○○は1~35迄のグループ分け、後の○はグループ内の受験順番)
AM9:10頃    大講義室に入室、係員の指示に従い、番号指定の席に着席
(トイレ使用希望者の案内、係員に従い6~8人程度纏まってトイレに行く)  
注意事項を代表係員が読み上げ(大半は、下記黒板記載事項)
【黒板の注意事項】
1.通信機器の使用不可
2.電子を含む辞書は使用可、ドリンクのみ可(アメ、ガム不可)
3.携帯は電源OFの要請等
AM9:30前     4~5グループ毎纏まって、試験会場近くの講義室に案内、⇒待機
AM9:40頃     受験者第1グループが、受験会場に行くため講義室退室
AM10:15頃    自分のグループ呼び出し ⇒番号再確認
AM10:20頃    講義室退室し、受験室のある階に8人纏まって移動 ⇒ 階段室で待機
AM10:30頃    受験室ドア前に案内される ⇒ 椅子に座って待機
               (試験開始)
AM10:40頃   女性試験官が、ドア開けて呼び出し⇒入室 Good Morningと挨拶後、着席
「鞄とコートは椅子の後ろの机の上に置いて下さい」との指示
(試験開始)   女性日本人試験官が「名前は?何処から?」と英語で質問 ⇒ 英語で回答
横の椅子の上の「メモと筆記用具」を取ろうとしたら、女性試験官が目で制止
(女性試験官)  「これから、 ~ ~ ~  通訳は1分程度でお願いします。」
その後、通訳分を朗読 ⇒ 回答
(プレゼン)    ・この3枚の中から、お好きなテーマ―を選び2分間で回答して下さい。
最初の30秒は、内容を考え下さい。1分経過後、その旨案内します。
・(30秒経過後)それでは、お始め下さい   
   ・プレゼン 
     ・(1分経過後)1分過ぎました。             
  ・Q&A 
   (試験終了)
AM10;50分頃  試験終了後、試験室の反対側の待機室で待機  
AM10:45分頃  解散

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:30代後半から40代前半の背の高い男性(明るい感じだったので、米国人と推定)
日本人:40~50代の普通の女性(愛嬌は感じられなかった)

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name?  and  Where do you come from? ⇒回答: I am・・・.  I live in・・・.

(4) 通訳の日本文

日本の祭りは、収穫への祈りと収穫への感謝を表すもので、殆どが農業と関連している。
最近は、外国人観光客を呼び込むため、新しい祭りも出現している(大意はこんな感じ)

(5) 英語訳の再現

Japan’s festival is performed to pray for good harvest and to thank good harvest and most of them were related to agriculture. Today new festival appeared to activate and energize the local community.

  【コメント】
「外国人観光客を呼び込むため」のフレーズ完全に抜け落ち(何かあったと思ったけど思い出せ
ず。そこで「地元経済活性化のため」と答えた)

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.明治維新
2.日本アルプスについて
3.初詣

(7) 選択したトピック

1.明治維新 (初詣も候補でしたが、事前解答案を作成していなかったので、明治維新に決定)

(8) プレゼンテーションの再現

Meiji Restoration was the political change that the Tokugawa Shogunate was abolished and the period of Japan’s modernization that immediately followed.
The aim was to prevent Japan from being colonized by western powers by introducing western institutions, building up the military power and establishing new economy.
For example
The political power was returned to the emperor, Japan’s capital was moved from Kyoto to Tokyo and the new government was established.
And other were the tax system, the educational system and many others.
The change and reforms were so rapid and drastic that Japan became a modernized country within a few decades.

  【コメント】
こんな感じだったでしょうか。事前解答案から、かなりの部分が抜け落ち、時制や冠詞等もかなり あやふやだった。更には、自分が重要と思っていた武士階級の廃止(四民平等)も抜け落ちてしまっ た。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:What was the most important thing  in the Meiji restoration?
A:The returning of the political power to the emperor from the shogun.
N::How was before the Meiji restoration?
A:The feudal age. Samurai warrior (a military government) ruled.
  This was the time when samuraui warriors were abolished.
(プレゼンで説明し忘れた事項、外人が興味ある事項と思ったので、Q&A敢えて追加)
N::Who did lead the Meiji restoration?
A:The Emperor and related staffs.
N:What country did intend to colonize Japan?
A:France and The United Kingdom.

  【コメント】
上記4事項だったと思います。Native試験官は、質問に対する自分の回答について、手持ちペーパーにチェックを付けていた(手元に想定質問と模範解答のメモがあり、それにチェック を入れていたと推定)。
    「明治維新をリードしたのは誰か?」の質問に対し、天皇を担ぎ出しての維新の英傑と言いかけたのですが、適当な表現を思いつかず、ままよと思い「天皇と関連スタッフ」と答えました。
注)「天皇と関連スタッフ」だけでは、「正確ではない」と思いますが、形式的には天皇を元首にしたのだから、「あながち間違いとも言えない」と思う。成否は試験官の手元の解答例次第でしょう。
   「日本植民地化を目指した国はどこの国?」の質問に対し、「Native試験官が英国人だったら不味いな」と思いつつ、「フランス、そしてイギリス」と答えたところ、試験官は頷いていたので、一安心 (試験官は多分米国人、既述)。

(10) 日本語での質疑応答の有無

特になし。

(11) 試験終了後のやり取り

特になし。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you for your time. (Native試験官にのみ注目、日本人に「ありがとうございました」は失念)

(13) 全体を通しての感想など

1.「あっ!!」と言う間の8分間でした。
Native試験官は、プレゼンテーションQ&Aにおいて「自分の回答に頷いていたので、旨く行ったのかな」との印象もありますが、通訳における訳落ちほか、苦手な単・複の使い分け、文法的誤り等々、不安材料ばかりです。
ともかく「あっ!!」という間でしたので、細かいことは記憶にありません。

 2.CELLの教材・授業は非常に役立ちました。
プレゼンテーションの明治維新では、 「定義⇒目的⇒具体的事例⇒結果」の筋立てで回答しましたが、殆どがCEL教材・授業の継ぎ足しで対応できました。
具体的には、下記1、2のフレーズを殆どそのまま利用、継ぎ足しして、事前に解答案を作成。試験では概略解答案に沿って答えました(結構抜けた部分はありましたが・・・)。
自分で作成した部分は、具体的事例部分のみ(大政奉還、新政府樹立、東京遷都等、加えて税制改革、教育改革等たくさんの事項)

【利用フレーズ】
1.定義部分
「英語で語る日本事情の明治維新の最初のフレーズ(徳川幕府の終焉と近代化の時代)」
2.目的・結果部分
江口先生の2次対策の日本事情コースV2 Session2 NO.10より、
  「意図は、富国強兵、西欧諸制度導入等による植民地化防止、変革は急速かつドラスチッ
  クだったので、within a few decades で近代国家になった」

模擬面接レッスンがなかったら、多分「足を組み、腕組みし、上を向いて」との横柄な態度で対応したことでしょう。
模擬面接で指摘を受けた事項のうち、できなかった事は多々ありますが、上記基本事項の矯正は少なくともできました。試験結果は、「天のみぞ知る」ですが、この矯正がなかったら、間違いなくアウトでしょう。

試験結果については、五分五分と思っていますが、「合格であれば万歳\(-o-)/」、「不合格であれば、実力不足と諦め、恥ずかしながらもう一年 (>_<)」。
兎も角、これから2~3カ月は英語を忘れ、ガイド試験準備で衰えた体力の回復と、自制した遊びの穴埋めに邁進する予定です。

曽根先生、江口先生、ダニエル先生、田中さんほかスタッフの皆さま有難うございました。

 

 

ページトップに戻る

次の受講生のレポートを読む>>