通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生20

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

校内の案内と係員の方の誘導で、清涼飲料水自販機のある比較的大きな飲食スペースにたどり着きました。「受付後もトイレに行けるけれど、ここで行っておいた方がいいです」と案内してくださいました。
13:00 少し前に「受付のある建物に移動してください」との案内あり。隣の建物のエレベータ2機を使って受付階にあがるとのことで、皆で並びました。係員の方が丁寧な誘導で(飲み物は受付階では買えないので、必要な人は今のうちに買っておいてください、など)受付へ。ここで受付してもらい番号の入ったカードホルダーを受け取り首から下げ、大きな部屋に入ります。着席場所も指定されていました。ここで1度お手洗いに行く機会があります。希望者全員が並んで誘導に従って行って帰ってきました。
携帯を含む電子機器は使用不可。参考書可。ドリンク可。食事や飴は不可(だったと思います)。
13:25頃 係員の方の説明開始。説明後、案内を受けて順次控室に移動。
控室でも着席場所は決まっており、電子機器不可。参考書可。ドリンク可。食事や飴不可でした。
順次、小グループ単位で呼ばれ、各教室(試験場)前の控え椅子席まで案内されました。係員の方が「準備ができたら試験官が呼びにきますから。それまで待っていてください。呼びにきてしまったとか思わないでいいですからね」と親切に説明してくださいました。
前の受験者が退出して、しばらくたってから日本人試験官の方が扉を開けて声をかけてくださったので、荷物を持って入室。パイプ椅子が3つ並べてあり、着席は中央に。荷物は右側においてよいとのことでした。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:60代くらいの男性 北米系
日本人:30代くらいの女性

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

日本人試験官から英語で名前を尋ねられ、I'm○○○と答えるました。続いてWhere are you from と同試験官。I'm from Tokyo near ○○○ と答えると、試験官は頷いて日本語の説明に入りました。
May I use my pen?と尋ねるとNo という返事。頷いて、左側の椅子の上にある、ボードに挟んだA4白紙の紙とボールペン(3本ほど)を使いました。

(4) 通訳の日本文

白川郷などの建物は合掌造りで屋根の急な傾斜が雪をすべり落としやすくなっている。というような内容だったと思います。あまり思い出せません。

(5) 英語訳の再現

「合掌造り」が分からないので。仕方なくそのまま「がっしょうづくり」と文章に差し入れました。急な傾斜(勾配)にsteepを使ったと思います。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

高野山について、しか思い出せません。

(7) 選択したトピック

高野山について

(8) プレゼンテーションの再現

真言の英語がわからなったのでShingonでとおしました。
「高野山は空海がfounded したShingonのお寺で有名です。空海は中国に行って学んで帰ってきました。京都にもDaigoji templeがありますが(醍醐寺)、高野山がoriginal です。私は高野山にいったことはありませんが、行きたいと思っています。近くに温泉もあります。龍に関係する名前です。高野山は和歌山県、大阪の南にあります。木がたくさんあります。行くのに便利なところではないです。たぶん大阪から電車と車で2時間ぐらい。いつか行けるといいと思っています。」
少し時間が余り気味でしたが、最後にthank you と付けくわえプレゼンテーションを終えました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

まず「Shingon(外国人試験官の方もそのままの呼び方でした)は空海がfoundedしたのではなく、インドから中国を経て日本に渡ったものです、これが間違っている」というご指摘でした。なるほどそれで私が「空海が。。」と言った時に変な顔をなさっていたんだな、と思っていると質問が続き。
「Daigoとはどんな字ですか?」ここで聞かれている意味がよくわからず。「意味はpreciousということだ」と答えてみたものの、「違う。スペルのこと」というわれてDAIとスペルアウトしだす始末。「character」と何度も言われてやっと漢字のことかと理解したものの、醍醐という字が正確に思い浮かばず。「書ける?」と聞かれて「書けません」と答えました。後で醍醐天皇の醍醐と同じ漢字だぐらいは言えたらよかったなと思いました。
続いて「空海は中国の何処で勉強しましたか?」「唐です」「唐のどこ?」「長安です」「空海が学んだ先生は?」「えーっとしょうぼうりげんだいし?」「ちがう恵果」。先生詳しい!と感心していると、「勉強したお寺は?」「えーと青龍寺?」「そう!(にっこり)」「じゃあ同じ頃にもう一人中国から帰ってきた真言僧がいるけどわかる?」「最澄」「(頷いて)彼は何をした?」「比叡山延暦寺をつくりました」「その(宗派の)名前は?」「えーとえーと(緊張して出てこない)」「天台宗」。ありがとうございます先生!(心の中で)と、すっかりダメな生徒状態になってしまいました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

「ダイゴね。ありがとう」と試験官の方。勉強になったのは私の方です先生!と心の中で思いながら、Thank you very much. I enjoyed myself. と笑顔で会釈をして出ました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

そのままドアを開けてでました。

 (13) 全体を通しての感想など

勉強不足を痛感しました!

 

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