通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生22

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

会場:昭和女子大学80年館
9:00-9:25 受付(受験票に記載された受付時間)。建物の6Fで受付後部屋番号・受験順の記載されたタグを首からかけるよう指示され大教室に移動しタグに示された番号順に着席。黒板での注意事項・・・通信機器の使用はNG。辞書・参考書の使用はOK。ドリンクのみ可。アメ・ガムを含む食べ物はNG。
9:30 受験上の注意事項が読まれる。その後ある程度の番号毎に区切って、係の誘導によって、階段で最初の部屋よりやや小さい教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項・・・通信機器の使用はNG。辞書・参考書の使用はOK。ドリンクのみ可。アメ・ガムを含む食べ物はNG。
10:20 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が移動。試験教室のあるフロアの端のほうに並べてある椅子で待機。
10:30 グループ単位で呼ばれて席を立ち、各面接部屋の前に移動。
各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。前の受験生の面接が終わり次第、面接官が直接呼びに来るのでそれまで待つようにとの係から指示がありました。
10:35 日本人面接官の方がドアを開けてくださり、日本語で入るよう指示を受けた。椅子は3脚あり、入り口に近いほうから、荷物用、着席用、メモ・ペン置き場となっていました。
入室時の挨拶・着席後、日本人面接官とのごく短いウォーミングアップのやり取りがあり、そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。日本語は1回しか読み上げません。通訳は1分程度でお願いします。」(という主旨でした)
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:50代くらいの男性
(アメリカかカナダでしょうか。心なしかDan先生に少し似ていたように思います。)
日本人:30-40代の女性。丁寧な感じで、終始笑顔でした。

(3) 自己紹介等のウォーミングアップのやり取り

J: What is your name?
A: I am________.
J: Where do you live?
A: I live in Kawasaki City in Kanagawa Prefecture.
J: Kawasaki! It’s industrial city.(ここは模擬面接でのウォーミングアップでも似たようなことを言われました。)
A: Yes it is, but there are few factories in my neighborhood.

(4) 通訳の日本文

日本の祭りの多くは豊作を祈願したり、収穫に感謝するためのものでした。そのため祭りは…(中略。忘れました・・・)。近年祭りは観光客を呼び地域経済を活性化し町おこしの一環として行われています。

(5) 英語訳の再現

“Many of festivals in Japan was held to pray for good harvest and thank for harvest.(中略) Nowadays, festivals are held as sightseeing events to promotion of rural area “(Thank you very much).
こんな感じで答えました。経済を活性化し、の箇所の抜けは自覚症状としてあります。真ん中の部分については、言われた日本語も言った英語も覚えていません。農業と人々の日常生活が云々…というようなことだったと思いますが…。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.明治維新
2.初詣
3.日本アルプス

(7) 選択したトピック

日本アルプス

(8) プレゼンテーションの再現

My choice is about Japan alps.
Nihon Alps ,or Japan Alps are series of high mountains. They are located central Japan.They consist of three Alps. They are Northern Alp, Central Alp and Southern Alp. (日本語の南アルプス、中央アルプス、北アルプスの語もそれぞれの英語に合わせてゆっくりはっきり言いました。)   
Some of them are over 2,000m high.
In and near Japan Alps, You can enjoy many kinds of activities. For example ,in winter, you can enjoy skiing and snowboarding in this area because it snows a lot there in winter. On the other hand, you can enjoy climbing mountains in other seasons especially in summer. Because mountains are very high, you can see so beautiful scenery from top of the mountains.
覚えているのはこのくらいです。笑顔や身振り手振りは意識的に出来たと思います。一方で1分経過の合図がなかったので、時間感覚に慣れ切れておらずプレゼンがtoo short になった気がしますし、内容的にも反省点が山ほどあります。たとえば、もともと地理的なものに当たったら簡単な場所の概要(日本の中の位置など)と代表的な観光スポットを2つほど具体的に出そうと思っていたのに、なぜか夏と冬のアクティビティの包括的な説明をし出してしまい、それで終わるという結果になってしまいました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

申し訳ないのですが、よく覚えていないので、記憶を辿って、日本語で質疑応答の一部を書きます。
N:スキーはしますか?→A: はい。子供の頃始めたので20年くらいやっています。
N:日本アルプスでスキー・スノーボードのおすすめスポットは?→A:北アルプスに近い白馬がいいと思います。多くのスキー場があって滑りながら景色を楽しめます。
N:ではその中でも最大おすすめは?→A:八方尾根ですね。このスキー場は非常に多くのコースがあって、初心者でも上級者でも楽しめます。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやりとり

やり取りとは違いますが、外国人面接官が”Thank you”と試験の終了を告げ、私が”Thank you very much”と返した後、日本人面接官から日本語で、試験終了のアナウンスと忘れ物への注意がありました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

立ち上がって”ありがとうございました“とお礼を言って荷物をとり、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、退室しました。

(13) 全体を通しての感想など

緊張のせいか試験内容の記憶が曖昧です(なぜか模擬面接と違い発汗や手の震えなどはなかったですが)。笑顔や身振り手振りの点についてはまぁ意識的にできたと思います。
通訳は大意でOkというアドバイスをいただいており、それは意識できたのですが、一部訳抜けがありました。「地域おこし」も単語が出てこず、苦し紛れの回答になってしまいました。
プレゼンも扱いやすいテーマであった(であろう)にもかかわらず、自分で想定してもいない構成でしゃべり始めてしまい無難にまとめるのでやっとでした。
合格は厳しいと思いますが、終わったことなので、落ち込みすぎず、反省すべきところは反省しつつ結果を待ちたいと思います。ありがとうございました。

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