通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生23

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

12:00- 受付。大講堂で着席待機。
12:30頃 係の指示に従って、面接直前待機室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。13:00頃 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が面接室のあるフロアの待機イスに誘導。
13:10頃 面接室の前の待機イスに誘導。
13:20頃 日本人面接官の方が中からドアを開けて入室指示あり。
挨拶をして入ると、カバンと衣類を横のテーブルに置くよう指示あり。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:50代くらいの男性。アメリカ人かと思われる。
日本人:50代くらいの女性。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

日本人面接官から、名前とどこから来たのかを聞かれて返答。会話はその一往復のみで、 「それでは始めます」と事務的に開始宣言あり、その後日本語を読むので通訳してください、といったイントロダクションが始まる。

(4) 通訳の日本文

日本の交通システムにおいて、ICカードはとても便利なものです。
前もってチャージしておくことで、鉄道、バスなどの多くの交通機関に利用できます。
また、日本全国を一枚のICカードで利用できることも便利な点です。
(もう少し他にあったかもしれませんが、模擬面接に比べると短く、あれもう終わり?
という感じ。模擬面接だとあと一文相当は長かったと思います)

(5) 英語訳の再現

In Japanese transportation system, IC card is very convenient to travel all over Japan.
Once you deposit some amount of money in advance, you can use bus and train so smoothly and it is also convenient that with only one card you can travel all over japan.
(模擬面接並みのスピードで答えたら、1分もかからず30~40秒くらいで終わってしまったと思います)

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

・日本三景について
・鎖国について
・宝くじについて

(7) 選択したトピック

・宝くじについて

(8) プレゼンテーションの再現

-In Japan, we have various kinds of lottery operated by the bank.
-The biggest prize lotteries are in summer and winter and this timing matches the bonus payment for the workers.
-Other than this, instant type of lottery is available. Once after you get it, you can find out if you get prize. It is called scratch card.
-The unique one is, like in the European countries, football lottery called TOTO is also available every week when football match is held.
-In Japan, lottery is very popular and you can easily enjoy it.
Thank you very much.
(考えながら話をしたので、内容の割りには長くかかり、上記で2分程度でした)

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:How much can I buy lottery ?
A:It is just 100 Japanese Yen, US 1 Dollar.
N:How much is the biggest prize ?
A:It is about 500 million Yen.
N:For foreigner, we need to pay tax for the prize ?
A:No, you do not need to pay tax and even Japanese do not need to pay it.
(と断言しましたが、あとで調べたら、日本に口座を作って貯蓄しておく場合は非課税、とのことなので、
誤った情報を与えてしまいました。少しでも不確かな場合は、let me double check and inform you と
付加しておくべきだったと悔やまれました)

上記の遣り取りすべてで1分弱かと思います。上記の最後の質問~答えが終わったら、[Ok, Thank you]と言われましたが、それが終わりの合図と気付かないほどあっけなく、短いものでした。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。
退室する前に、Thank you for the interviewとお礼を言いました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

同フロアの席で待機するよう指示あり、4人が終了するのを待って、控室に誘導。

(13) 全体を通しての感想など

・今回初めての受験でした。リラックスした感じと笑顔はキープできたと思います。
・模擬面接を5回ほど受けていましたので面接の雰囲気には慣れていました。全く慌てることなく、その点での準備は良かったと思います。(慣れる、という点でも模擬面接コースは特におススメです)
・通訳パートは模擬面接より短く、あっけない感じがしました。(スムーズに訳す練習は必要ですが、模擬面接コースで練習しておけば、焦らず多少ゆっくり目(遅いかなと感じるくらい)でも本番では丁度いいかもしれません。私は30-40秒で終わってしまいましたので。また、ICカードの話は模擬面接で練習したテーマの中にありました(予想的中!)ので、この点はラッキーでした。
・プレゼンパートでは、「鎖国」と「宝くじ」のどちらかしようか迷いましたが、身近な話題の方が良いだろうと直観的に考えて(いまから思えばですが)「宝くじ」にしました。プレゼン内容はあまり内要の濃い話(構成含めて)が出来ず、また、「自分の経験を含めるのがベター」という観点からは、宝くじに当たって喜んだ経験がなく、その話ができませんでしたので話の抑揚や内容の広がりとしての魅力は良くなかったな、という自己評価です。また、QAの短さには戸惑いました。ただ、試験官側もQAの時間ではなく、質問の数(私の場合は3問)で管理しているのかもしれません。(終わる時に名残りなく、試験官として聞くことはもうないよ、という感じで終わったのでそう思う次第)
・受験者の男女比はやや女性が多いかな、という感じ。また和服の女性も数名いらっしゃいました。 (まったく個人的な意見ですが、和服はそれだけでとても印象が良いと思いました)思いのほか男性(しかもシニア)が多いという印象もあります。年齢層は40代以上が中心で、勝手な平均年齢算出は50歳弱ぐらいかという感じかと。(6年後の東京オリンピックの時でも、まだまだ元気に活躍できると考える年齢層かと)
・待機室では席にきっちり詰めて座らされるので、荷物や上着もあり、とても窮屈です。
会場に入る前にトイレは勿論、ストレッチをしっかりやって体をほぐしておくと良いと思います(笑)
・以上、結果が出るまで2か月もの時間が長く感じますが、今回の試験勉強を通じ地理、歴史や
日本事情の各科目内容に触れ、これまでの記憶の呼び起こしや情報整理、また、漠然とずっとあった知識欲を充足することができ、資格試験でありながら、その試験日をゴールと設定してペースメークし、勉強そのものを楽しめるような精神状態に至れたのは、講師のみなさまや洗練された講義内容のおかげと感謝致します。

 

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