通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生27

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

12:00-12:25 集合で大きな部屋に集合
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
12:00 係の指示に従って、エレベータで3F?の講堂のような大きな教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。(ガム、アメ不可)、トイレに行くときは挙手して係員が同行。
携帯を持っていないことを確認されていました。
12:30-35位? 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に別のフロアー上の階に移動。
小教室で着席して待つ。
12:45-12:55位? グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
13:00位 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。特に何も言われないが、飲食は禁止。前の人が出ていって1,2分したら、「please come in」と声が。
13:10位?(このあたりあまり時間の感覚がありません)
日本人の試験官より「横の椅子に荷物おいてください」と日本語。「please sit down」と英語。
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらい?の男性
(欧米系なのはわかりましたがあとは不明。やや長い金髪。あまり笑顔はなく、目を合わせてもらえたのは席について、通訳をするときでした。ちょっと疲れてそうでした。(Dan先生に慣れていたせいもありますが)反応は薄目に感じました。
日本人:30-40代のすらっとした女性。紺のスーツ。真面目そうなそつない印象。説明は丁寧ですが笑顔はなし。正直どちらの面接官もクールな感じでした。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name and where do you live in? と言われ、I am     , I live in Asakusabashi in Tokyo.と返答。
Asakusabashi、といったときに外国人試験官が「ほぉ」という顔。
でもすぐ日本人試験官が「では試験を始めます」といって通訳パートに移りました。

(4) 通訳の日本文

日本で交通網を使うのであればICカードがあれば便利です。あらかじめチャージしておけば、1枚のカードでほとんどのバスや電車を使うことができます。
のような内容だったと思います。もう少し長かったかも…

(5) 英語訳の再現

“If you use public transportation system in Japan, It is convenient that you bring ID card.
If you have already charged before you use, you can use most of the train and bus in Japan by only 1 card.

こんな感じで答えたような…最後のほう、同じ文章を繰り返していってしまいました。こんなに短くていいのかなぁと思って… alreadyと出してしまいましたが、ここではこれじゃない!とわかりながら引っ込められず、無理やりつなげた感じでした…涙

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.宝くじ
2.鎖国
3.日本三景について

(7) 選択したトピック

鎖国について

(8) プレゼンテーションの再現

Sakoku is Japanese isolation policy from the 16th century (lateを入れ忘れました) to the mid 19th century called the Edo period. At that time, there is virtually no influence from foreign countries. Some people say it is not good for Japan,(もっと他の表現はなかったのか…) but there is another aspect. the Japanese unique culture developed and flourished. Today we can see Kabuki, wood print painting, and so on(もっと例を出したかった). (着物を着ていったのですが何も突っ込まれないのでここで出してやると思って) I love Kabuki, and one of my occupation is teaching how to wear Kimono. So sometime I visit (という単語が出てこなかった気が…涙)Kabuki-theater. Kabuki is very attractive for me because if I see Kabuki, I can learn the history of Kimono.  In kabuki, there is (っていってしまったと思う…)many kind of the Kimono, so I can learn how the people in the Edo wear Kimono.(みたいなことを言ったような気が…)

1分たったら人差し指を立てて1分すぎたことをアナウンスされて(初めの指示通り)、2分経ったあたりでタイマーを止めていそうだったのでしゃべるのをやめました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:It is a difficult question, I know… but What is the unique in Japanese culture in universal?
みたいなことを聞かれ、初めは何をいっているのかよくわかりませんでしたが、向こうも難しい質問かもね、というのを認識してくださっていたようで、何度か言い直してくれ、どうも[日本文化における総括的にユニークな点はなにか?と言っているようでした。
この時点で質問に確信が持てなかったので泣きそうでしたが、もう仕方ないので↑を信じて話しはじめました。
「well, the Japanese culture is influenced by another culture (Chinese culture) before the Edo period. But after, Japanese mix the foreign culture and Japanese own culture and made unique culture. That is the unique point of Japanese culture」
みたいなことを言ったときに、
外国人試験官が、「それは漢字とかのこと?」と言ったので、
「Yes, but not only Kanji, for example Kimono」(と自分の袂を指したら試験官がうなずいた)
「the Japanese clothing was influenced by the Chinese clothing, but after the Edo period, Japanese own kimono developed and was changed in Japanese unique style.」みたいなことを言ったら「OK」と言われ終わりました。
もっとどう着物が変わったのかの例を出せたらよかったです。反省ばかり…

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

椅子から立ち上がった段階でThank you very much. ありがとうございましたといい、
ドアを開ける前にもう一お礼を言うと外国人審査官より「thank you」と帰ってきました。

(13) 全体を通しての感想など

正直相手に笑顔が見えなかったのでキツかったです。でもとにかく自分のいつものペースでやろう、と決めていたので、心臓が高鳴るような緊張は感じませんでした。そちらが笑わないならこちらはこちらのペースでやろう!と思ってできるだけ笑顔を心がけました。どこまでできたかわかりませんでしたが…
鎖国というテーマは結構generalになりやすいし、きっと選んだ方も多かったかも。
日本三景にすればよかったかなぁと思いましたが、とにかく自分が着付け講師であることを生かしてオリジナリティを出そう、とそのことを意識しました。
もしかすると鎖国のテーマに飽きてしまっていたのかなぁとか、疲れてるのかなぁと思うくらい、とにかく試験官(特に外国人試験官)はすこし悪く言うとダレているような感じだったので、もっともっとこちらはテンションあげていかなければいけなかったかもしれません。
正直Q&Aがもっと来るかなと思っていたら1問で終わってしまい、拍子抜けでした。他の質問で挽回したいという思いもあったので、口惜しさが残ります。
視線を合わせること、緊張はクリアできたと思いますが、正直ぜんぜん自分が思い描いていた通りにはできませんでした。
でもこれが今の実力なんだと思いました。今回は本当に50/50でどうなるかわからないと感じていますが、やはりもっと英語力が必要ですし、プレゼンはもっと練習が必要だったと感じています。
万が一今回が無理なら来年は審査官が驚くほどのプレゼンができるようにしっかり準備しようと思いました。
審査官がクールだったのは正直キツいですが、実際は接客業やっているとああいうお客様いらっしゃいますし、きっと現場で出会うお客様にはああいう方、たくさんいるんだろうなと。結局はそういうお客様になんとか笑顔になってほしいという思いでできるかどうかが実際の仕事では大切なんだろうなというようなことを思う冷静さもありました。

それにしても8分の試験に対して待ち時間長いなぁ(特に終わった後の)というのは感じます。
しかもあの8分で決着出ているのに結果は2カ月後…なかなか息の長い話ですね。。。
思いついたことから書いているので話が飛んでしまい申し訳ありません。
どうなるかわかりませんが、自己研鑽が必要なことは間違いないので、これで終わりにせず、また明日から初心に戻って勉強を続けたいと思います。
まずは1年間、本当にありがとうございました。

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