通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生35

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

13:00-13:25 集合で昭和女子大80年館6階の大きな部屋に集合
1階から2機のエレベータで交互に10数人ずつ係員の誘導に従いながら6階へ。
エレベータを出ると正面に受付が5列応対で対応。
名前と受験番号を確認した後、首から下げる番号が印刷された名札を渡され隣の大きな待合室へ。
全員揃ったところで試験の要領と注意事項が案内され
13:40 係の指示に従って、歩いて5階の控室の一回り小さな教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
14:00 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に4階に移動。

面接室
14:35 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋のある4階に移動。
14:40 各部屋の前の廊下に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
係の人から、「ここで待機してください」との指示あり。廊下の椅子に着席。
14:45 時間通りに、日本人面接官の方がドアを開けてくださり、 英語で中へ案内される
J:「Please put your bag on the desk behind and have a seat in the middle」
と案内される。3席並んだ椅子の後ろに荷物をおいて、奥の椅子にメモ用紙とボールペンの入ったトレイが置いてある。 ボールペンは3本。昨年の対策なのかも知れません。 面接官と受験生の距離は約5メートルあったでしょうか。向かって左側に外国人面接官、右側に日本人面接官が着席。
日本人面接官が「Please give me your name and where you live」と質問されたので答える。
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。
※指示がある前に横に置いてあったメモ用紙とボールペンを取ってインクが出るのを確認してしまったので減点されたかも知れません。 些細なことですがこれも気持ちが焦っているとつい練習の時のようにふるまってしまいますね。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人面接官:30代くらいの男性
(アメリカ人だと思います。あまり笑わない物静かで丁寧な印象。)
日本人面接官:40-50代の背の低い女性。最初から最後まで笑顔で対応して頂きました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: Please give me your name and where you live と言われ、I am________.と返答 I am from________。

(4) 通訳の日本文

岐阜県の白川郷は合掌造りの屋根が特徴の家があります。 合掌造りは 冬の間多く雪が降るのでその重さに耐える為 雪が積もらないよう 急こう配に作られた藁ぶき屋根です。
…こんな感じだったと思います。

(5) 英語訳の再現

Shirakawago located in Gifu-Prefecture has a house with its roof called Gasho-Zukuri.
Gasho-Zukuri is designed with a steep thatched roof to avoid heavy snow accumulating on the top to avoid the weight.
It snows heavily in Gifu-Prefecture during the winter.
・・・こんな感じだったと思います。
なんだか模擬試験よりかなり短かったので自信がありません。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.厄年について
2.高尾山について
3.日本最古の木造建築について

(7) 選択したトピック

高尾山について

(8) プレゼンテーションの再現

外国面接官が私に歩み寄って3つのカードを手渡す。
※メモ用紙とペンを隣の椅子に置いている最中だったので立ち上がることなく両手で受け取る。 これも減点にならなければ良いのですが。
30秒のインターバルがあって女性面接官から「始めてください」の合図。
※ここで致命的な間違いをしてしまいました。
「高尾山」を間違えて「こうやさん」と呼んでそのまま最後までプレゼンをしてしまいました。 本人は高尾山のつもりで延々と。。今更ながら悔やまれます。 前からよく間違えるので注意をしていたのですが本番であがるといつもの癖がでてしまいますね。

I would like to talk about Koya-san.
Koya-san is a close location from Tokyo. If you take the Keio Line, it will take you to the nearest station Koyasan-Guchi within less than an hour. There are several foot paths that you can choose but I would recommend the paved foot path that you can climb easily. It will take you about one and a half hour to reach the top which is 599 meters from sea level. Or you can choose a trekking path if you wish to go on a steep road. Another option is to ride on a cable car which will take you to the middle station within 5 to 6 minutes.Then you can reach to the top by foot in about half an hour.
You can enjoy the autumn foliage at this time of season and you can see Mt. Fuji from the summit if the weather is fine.
It is a very popular site seeing spot among foreign visitors.
 と、ここまで言ったところで2分経過ですのでプレゼンをやめてくださいと女性面接官から指示。
いかんせん記憶に頼ったプレゼンとなってしまい、あまり説得力がありませんでした。

(9) Q&Aのやり取りの再現

男性の面接官がまず、
N: You said that this mountain has beautiful autumn foliage but what else can I see?
と質問されたので
There is a temple along the foot path which I forgot the name but it is a temple with a mixture of Shintoism and Buddhism.
と答えました。
This temple has the influence of Shintoism and Buddhism.
It was once a temple with mythical monks called Tengu..
と説明して天狗の話を掘り下げてしようとしたのですがうまく行かず、
You can see many Tengu statues around the temple と言ってどういう存在かを説明しきれませんでした。
面接官も困った様子で
N: So Tengu is a monk, right?
と言われたので
Yes と答えるのがやっとでした。
面接官から
N: Have you been to this mountain? と聞かれたので
No I haven’t.
と答えたら面接官が二人とも笑っていました。
男性の面接官が
N: So This place is still a good time to visit isn’t it ?
と聞かれたので
Yes, although a bit cold, you can still enjoy the autumn leaves and the beautiful scenery
と答えました。
続いて男性の面接官が
N: I think there is another popular mountain near Tokyo called Takao-san.
Can you explain me about that?
と聞かれ ハッと自分が今まで高尾山のことを「こうやさん」と説明していたのに気付き、後の祭り!
女性面接官が笑いながら男性面接官に「彼は今まで高尾山を説明していたんですよ」と説明され
私は赤面するしかありませんでした。
そこで時間切れとなり面接が終了。
I am very sorry that I misread about the mountain と男性面接官に謝り、女性面接官にも「間違えてしまいました」と頭を下げ、「Thank you very much」と 「ありがとうございました。」
とお礼を言って退室しました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

退室後 別の面接後の待合室に通され、15分くらい待たされたでしょうか?
名札の回収があり、合否発表の案内があったあと16:00ごろ解散となりました。
試験会場を出るまでは通信機器は電源を切ったままにしておくよう指示がありました。

(13) 全体を通しての感想など

とにかくテーマの「高尾山」の名前を間違えたのが悔やまれてなりません。
CELの二次対策Interview Classを4回受けた中で何度か高い評価を頂けたので自信を持って
臨んだのですが、やはり知識に頼った内容はどうしても薄っぺらく、説得力のない説明になり、これが今の自分の実力だと痛感しました
これからは出来る限り観光名所に足を運んで自分の目で観て、感じて、自分の言葉で説明出来るよう努めて行きたいと考えます。
また、プレゼンに関して、3つのテーマから何を選ぶのか迅速な判断が求められ、その判断基準を明確にすることも大切だと感じました。
30秒では組立てもむずかしく、何を話していいのかある程度事前に準備しておかないと難しいと考えます。
とりとめのない内容になりましたが、今日は少し落ち込んでいますのでこのあたりで失礼させて頂きます。
少しでも、皆様のお役に立てれば幸いです。

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