通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生46

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

  試験会場(立命館大学衣笠キャンパス 清心館)到着後、受付開始時間(10:00)まで1階の学生談話室(飲料の自動販売機なども設置したラウンジ、当日学生は不在)で待機、受付時間の10:00に係りの方の案内で順不同でエレベータで4階の大教室へ移動、教室前のホールの受付で「○-△(○グループの△番)のネームタグを受け取り、指定された席に着席(13グループ×6名)。  
 (教室にはすでに前の受付時間(9:00-9:25)の「第1グループ」の受験者がおり、順次、呼び出され移動していました 10グループ×6名)
  机の上におかれた文書と板書および係員からの口頭での注意事項:通信機器の使用、私語は禁止。電子辞書(音声機能の確認あり?)を含む辞書、参考書などは使用可。飲食に関しては飲料以外は不可。トイレに行く時は挙手して係員が同行。
 11:00から順次、同一番号を呼ばれた人(「1-Ⅰ」、「2-Ⅰ」・・・と 13人まとまって、待合室からそれぞれの試験会場(小教室)へ移動。
 試験会場の前に椅子が2つあり、私の時は、すでにお一人待機されていました。そこでは私語・参考書等を見ることは禁止でした、廊下にいる多くの係員によりチェックされる状況でした。
 11:30 時間通りに日本人の試験官の方から入室の指示があり、英語で説明を受けました。教室(可動式机・椅子)の正面に、ネイティブの試験官男性と、日本人の試験官の席があり、約2メートルの間隔にところに椅子のみ2脚、片方の椅子にバインダーに挟んだメモ用紙1枚・ボールペン3本があり、必要であればどうぞとの指示。(教室の後ろに机等が寄せられており、手荷物はそこに置きました、指示は英語だったと思います)。

(2) 試験官の性別、推定年齢、国籍

外国人:45才くらいの男性(終始笑顔で対応してくれました)
国籍はわかりません
日本人:45才くらいの男性(丁寧に対応してくれましたが笑顔はありません) 
*他の試験会場では、上品な中年の女性試験官もおられました

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

着席後、氏名と住所を聞かれました。
氏名は”I am ・・・”で答え、住所は"I live in・・・city, South of  ・・・City”と回答。

(4) 通訳の日本文

(たまたま同じ時間帯に受験の知人にも確認しました)
「日本の城における天守は本来は戦闘用のものです、ですから、城主とその家来は、普段は別な場所にある御殿などに住んでいます。また、天守は城主の権力をあらわす象徴の意味もあります」と言った内容でした。

(5) 英語訳の再現

回答全文は記憶が定かではありませんが、ちりばめた単語は以下の通りです。 donjon   castle  tower   fortress  load(the load of a castleとはいえませんでした) symbol  power などです。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.日本の自然災害について
2.古墳について
3.風鈴について

(7) 選択したトピック

1.日本の自然災害について

(8) プレゼンテーションの再現

(英語はご容赦ください)
回答全文は記憶が定かではありませんが、トピックは1.台風、2.火山の噴火、3.地震・東日本大震災を選びそれぞれ以下の内容を付加しました。
1.最近の台風の被害、関連して土砂崩れなどが頻繁に起こっていることを説明(事例紹介 広島市安佐南区の災害)
2.火山の噴火 9月の御嶽山の噴火と11月の阿蘇山の噴火を説明
3.地震についての説明(直近の長野県白馬の事例は思い出せず)

(9) Q&Aのやり取りの再現

(要旨)
Q:地震の後の東北地方に観光に行きたいが安全か?
A:安全であり、行っていただけると、現地の人たちも喜びますし、励ましにもなります。ぜひお出かけください。
Q:御嶽山にハイキングに行きたいが安全か?
A:御嶽山は、落ち着くまで延期してください、その代わり日本には富士山や磐梯山のような安全な火山がたくさんありますのでそちらに行ってみてはいかがでしょうか。
Q:日本では地震はなせ頻繁に起こるのか?
A:日本列島は環太平洋地震帯(Pacific earthquake zone?)の上に位置しているため。

曽根先生のアドバイスに従い、外国人観光客に案内するような雰囲気で質疑応答は進みました(ネイティブの試験官は終始にこやかでした、この間、試験直前の数日間、盆栽展、伝統工芸館、京都タワー展望台、国立京都博物館などで機会を作って外国人に説明するなどロールプレーを意識して取り組み、通勤途上に駅などで観光客に道案内をすることや、質問にも(説明内容の正確性はともかく)積極的に対応することをしてきましたので、自然と対応することができました)。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

最後にThank you very much for this great opportunity, thank you ありがとうございましたと言って 退出しました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

同じ時間帯・同一フロアで受験した④のメンバーがそろってから、待合室とは別の教室で最終の受験者の面接が終わるまで待機(実際には、最終の組が入室してからも解散されず、受験案内にあった12時15分きっかりに)解散となりました。

(13) 全体を通しての感想など

プレゼンテーションの後の質疑応答への対応も含め、それぞれのトピックに関して、知識だけでなく自分自身の体験を踏まえ、対応できるよう広範なトピックへの「引き出し」を準備することの重要性を再認識しています。

ありがとうございました。

 

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