通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生55

15時半から受付の組、17時ころ試験室入室。
試験官は、30代後半と思われる白人女性、アシスタント役の日本人男性(40歳前後)。入室後、小生、二人に向かいGood afternoon! 席を勧められ着席。女性から名前を聞かれ、男性からはどこにお住みですかと聞かれる。

男性からざっくばらんな調子で、これから日本文を読み上げます。ゆっくり目で読みますけど一回しか読みません。終わったら通訳してください。

初めの通訳パートで読み上げられた日本語は、(記憶では)
「日本ではお茶を飲む時や食べ物を食べるとき、よく音を出して味合うのが普通です。これはマナーに反するどころか、美味しくいただいているしるしであり、これにより作り手への感謝の気持ちの表れとも考えられます。日本人はこの作法を強調しているとも考えられます。」
→読み上げ後、即座に1分間以内で通訳。

次のプレゼンテーションパートは、3枚のカードを渡され、好きなテーマを選択。
小生のチョイスは「東海道五十三次」。出だしはLet me talk about the 53 post stations in the Tokaido or the East Coast Road.
2分間のプレゼン
「1.徳川幕府が建設、旅人に休憩と宿泊所を提供  2.今の東海道は東京から名古屋を経由して大阪までつなぐ  3.広重が浮世絵でそれぞれの宿場を描き、有名」
の後、外国人試験官との質疑応答。聞かれたことは、
・広重の五十三次の浮世絵について話してください。
→ 富士山の景色が印象的です。(と答えたら)
・他にはどんな景色がありますか。
→ 街道沿いの松並木が美しいのですが、背景は富士山です。(と答えたら)
・東海道で外国人に行ってもらいたいところを教えてください。
→ 箱根には旧東海道の保存地区があり、こちらをハイキングすることをお勧めします。
小生、Thank you very much. 立ち上がり、退室前、男性試験官に「ありがとうございました。」、
女性にThank you very much again.
以上8分間。

丸暗記は通用しません。日頃、日本文化、観光、時事、科学技術、歴史、ポップカルチャー、etc.をいかに(英語で)伝えるか考え、声に出して練習していることが対処法です。

さて、小生の自己採点ですが、ソフトな人当たりのよいところと終始にこやかは表現出来たと思いますが、特に通訳パートで文章作りにつっかえ、間が空きすぎたところもありましたので、やったというどころか、試験室を出て、大きくため息でした。

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