通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生56

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

09:00-0925 昭和女子大80年館6階で受付を済ませ、その横にある講堂で番号順に着席。
(この時間帯に受付を済ませるよう事前に指示有。)
受付締め切り後、簡単な説明があったあと、係の指示に従って、階段を下り別の階の大きい教室に移動、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
番号を呼ばれた人(6人)が更に下の階に移動。
面接室がある廊下の隅の椅子で待機。
グループ単位(各面接室で同じ順番で面接を受ける人、各時間帯に1から6まである)で呼ばれて席を立ち、面接部屋前の椅子に移動。
各部屋の前に椅子が2席あるが、一人ずつ各部屋の前で待機。
日本人試験官がドアを開けてくださり、 入室。教室には 3脚の椅子。真中の椅子の上にボールペンとバインダーにはさんだ紙があったので、真中に座るのかを確認の上、ボールペン等を右の椅子に移動して真ん中に着席した。荷物は左手の椅子の上。
日本人試験官から下記のような質問(ウォーミングアップ)の後、日本語で、通訳についての説明があった。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まった。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの男性 (背が高く、穏やかな感じ)
日本人:40代の女性。(てきぱきした感じ)

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

日本人試験官から名前、どこに住んでいるのか、今日はここまでどのように来たのかを英語で質問される。

(4) 通訳の日本文

日本の祭りは、元々は、豊作の祈願や感謝など農業や人々の生活と深い関係がありま
した。現在は、その多くが観光客を呼び寄せ、地域興しを目的として行われていま す。

 (5) 英語訳の再現

Japanese festivals……… 記憶があまりない。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

  1. 初詣
  2. 明治維新
  3. 日本アルプス

(7) 選択したトピック

日本アルプス

(8) プレゼンテーションの再現

I will talk about the Japanese Alps. Japan is a mountainous country. 70% of the land area is covered by mountains. TheJapanese Alps is located almost in the middle of the Japanese Archipelago. There are several mountains which are more than 3000 meters high. I recommend that you will visit Kamikouchi.  Kamikouchi is located in Nagano Prefecture. It is a beautiful place, full of nature. There are several good trails along  a river named Azusa -gawa.Especially scenery from a bridge named Kappa- bashi is fabulous.  If you are lucky, you can encounter wild monkeys. Next, I recommend that you will visit Mt. Hakuba.  Mt. Hakuba is famous as a ski resort. Especially many Australian people visit Hakuba. There are a wide variety of ski slopes and many good hot springs.  It might be a good idea that you will enjoy hot springs after skiing.   I hope you will have a chance to visit Kamikouci and Hakuba. Thank you.

(9) Q&Aのやり取りの再現

1.東(?)アルプスと南アルプスではどちらがお勧めか?
2.(私が南アルプスと答えたので)宿泊するならばどこがお勧めか?
3.登山をするときにまず何をする必要があるか?
4.登山をする際に何をもっていけばいいか? 
5.(3.の質問で登山届と回答したので)登山届はどこに出すのか? 
6.登山にお勧めの時期はいつか?   

(10) 日本語での質疑応答の有無

特になし

(11) 試験終了後のやり取り

使用した用紙はそのまま残しておくように指示。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

面接前に待機していた大きい教室でこの時間帯の受験生が全員終わるのを待った。全員終了が確認されたのち、座席の列ごとに順次解散となった。

(13) 全体を通しての感想など

模擬面接を何回も受けていたのに、やはり本番は上がってしまい、特に通訳前半部分はどのように訳したかの記憶もあまりない。
1はトッピクスが模擬面接で話した日本アルプスだったので、 その時のアドバイスを思い出しながら話をした。上高地のことを話している途中で1分経過の合図があったため、後半の白馬部分が駆け足となってしまい、内容が乏しくなってしまった。時間的には1分半は話せていたと思う。
プレゼンテーションの質問については何点か試験官の意図した答えと違った回答をしてしまったような気がする。「東アルプスと南アルプスとどちらがおすすめか?」と聞かれ、「東アルプスなんてないのにおかしいなあ」と思ったものの、東アルプスが存在しないことには触れずに、「東京から便利なので南アルプスがお勧め」と回答したり(この質問は私の知識を試すための引っ掛け問題だった? それとも私の聞き間違い?)、「登山届はどこに出すのか?」という質問では咄嗟に「Local government office」と回答したものの、後から考えると登山口にある箱のことを意図していたのでは??等々。 (後で調べたら、local government officeではなく基本はlocal policeで、郵送、ファックス、メールでの提出も可。オンラインで受け付けている場合もあり)
全体の感想としては、やはり試験本番は特別だということ。 体調管理にも十分注意をし、会場の下見もしたりと考えられる準備は色々したのにもかかわらず、前々日から緊張の為、睡眠がほとんど取れなくなってしまった。前夜も結局2時間しか眠れず、眠気との戦いの中、ボーっとした状態で本番を迎えるという情けない結果になってしまった。睡眠不足を不出来の言い訳にはできないが、自身のメンタル面の弱さを痛感、この悔しさを糧に今後はその克服も合格への重要な要素であると考えている。

以上

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