通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生57

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

12:00-12:25 集合で大きな部屋に集合
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
12:25 係の指示に従って、エレベータで6Fの講堂のような大きな教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
トイレに行く人は携帯を持っていないことを確認されていました。
12:50 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に1フロアー下の階の教室に移動。
着席して待つ。
13:20 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
13:25 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
係の人から、「今、前の方が受験しているので、中の試験官から指示があるので、ここで待っていてください」と指示有り。
日本人女性(60代後半?)がドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。教室に入り
J: Please put your belongings on that table. have a seat please
J: May I have your name? Where do you live?
A:I'm_________. I am living in ________, it is famous for ________ Park.
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J: これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの白人女性性
(アメリカ人?発音ネイティブ。声も音量もよい。笑顔はまったくない。)
日本人:60代後半。背の低いおかっぱ頭の女性。赤っぽいスーツ。最初から最後まで笑顔はなし。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

住んでいるところを聞かれ、____と答えました。そこでThank you と2人が言って次へ進みたかったようですがそれにかぶせて、○○公園で有名です、と付け加えました。

(4) 通訳の日本文

日本では、公共交通機関を使う時にICカードが便利です。一度チャージしておけば日本全国どこでも電車やバスに乗ることができます。

(5) 英語訳の再現

“In Japan, when you use the public transportation, it is convenient to have an IC card. Once you charge the card, you could ride on almost all trains and buses."
こんな感じで答えました。


(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.鎖国政策
2.宝くじ
3.日本三景

(7) 選択したトピック

日本三景
1,2は今までに一度も準備したことがなく、3については広島について準備していたのでできる気がしました。迷わずにぱっと選択しました。

(8) プレゼンテーションの再現

My choice is scenic trio.といった後、
”日本は島国であり、たくさんの美しい観光スポットがあります。
中でも日本三景(Scenic trio)は有名です。そのScenic trioについて話したいと思います。
日本三景は宮城県の松島、京都府の天橋立、広島県の厳島神社です。
松島には海にたくさんの小さな島が散らばり、島には松が生えています。とても美しいです。天橋立は長く伸びた白い砂浜で、やはり松が生えています。
厳島神社は広島市からフェリーで1時間くらいのところにあり、有名なのは満潮時に海に浮かんだように見える大きい鳥居です。
あなたが日本に滞在されている間にこのうちの一つを訪れる機会がありますことを祈っています。”
以上のようなことを英語で落ち着いて笑顔を心がけ話しました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

1、その日本三景のうち、初めて日本に来た外国人にどれをすすめますか?
「広島を勧めます。新幹線で東京から4時間ほどです。広島では広島市も訪れるとよいです。原爆ドームがあります。世界遺産です。」
2、3年半前の津波で仙台は大きなダメージを受けたと聞きました。松島はどうだったのですか?
「松島もダメージを受けました。しかし、住民たちが協力して立て直しました。観光客をたくさん呼ぼうとしています。」
3、どうして日本3景なんですか? なぜ3なんですか?
「それは日本人が奇数(Odd number)が好きだからだと思います。3,5,7などはラッキーな数字と言われています。」
4、広島へ外国人がでかけるとき、How do you prepare?と聞かれました。
聞き返しましたが同じことでした。Howって・・・質問の真意が分からず、「電車の切符を買ってあげます。予定が合えば一緒に私もついていってあげます。」と答えました。これはよかったのかどうか疑問です。
それで終わりでした。
プレゼン中に日本人の女性が1分経った頃に「1分経ちました」と教えてくれました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

「Thank you very much. I enjoyed the interview. ありがとうございました。Have a nice day.」
と言って笑顔で部屋を出ました。
4名が揃ってから係員に別の待機部屋に案内されました。

(13) 全体を通しての感想など

服装は黒っぽいスーツしかもっていなかったのでそれに赤い花柄のうすいスカーフを購入して巻きました。
着物姿の女性を3人ほど見ました。気合が入っていますね。
笑顔の受験生がほとんどいませんでした。60代の男性受験生が何名かだけ、待つ間も笑顔でした。私も受付時から最後までずっと笑顔(口角をあげて微笑)を心がけていました。
教室移動の時に氏名を呼ばれます。その時に「ハイ。」とはっきり返事をしましたが他には返事をする方はまれでした。
日本の人はどうも表情に乏しく、不機嫌に見えます。ニューヨークに通算12年暮らしましたが帰国してとても違和感を覚えるのがその点です。
白人女性は、私の様子をじっと観察しながら何かずっと記入していました。
CELの二次対策セミナーと江口先生の3時間集中講義を受けました。
曽根先生からとにかく笑顔で、と教えていただきました。昨年の合格者2名の女性、白いジャケットに赤いスカーフでショートカットのかた、明るくてガイドにぴったりの感じでとても素敵でした。
江口先生はお写真で見るよりも若々しく、そして英語の発音が素晴らしく、よどみなくすらすらと落ち着いて話される様子が大変参考になりました。自分もそうなりたいと考えました。
落ち着けば大丈夫、と自分に言い聞かせて臨みました。
誠にありがとうございました。

 

 

 

 

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